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カテゴリー「雑感」の232件の記事

2019年5月 7日 (火)

ねじれた正義感

 あるテレビ局の昼のワイドショーで司会を務める人物は、幼少からの芸歴が長いせいか、損得勘定の計算に長けている。

 皇室の婚姻・婚約の問題。「婚約の延期」から1年以上が過ぎた。

 彼が司会を務める番組では「どうしたら別れさせられるか」という意図・視点で取材された映像が流される。

 「どうすれば二人は結ばれるか」、「二人の想いをかなえる方策は」という方向に議論は進まない。

 たいへん失礼な話ではあるが、女性皇族は婚姻によって皇室・皇籍を離れる。もちろん相応の税金が諸々使われるだろうが、1億円(国民一人当たり1円のご祝儀)と考えれば、目くじらをたてる額でもない。その額が、一人当たり2円、3円となってもいいではないか。

 いずれ一般人になるプリンセスが、一般人・民間人となる覚悟を持って選んだ青年を、四面楚歌に追い詰めて何が得なのか。

 自分には、ワイドショージャーナリズムが、ねじれた正義感のように思えてならない。

2019年2月23日 (土)

霞始めて靆く

20190221 福島江沿いに変わった街灯が立っている。多くの街灯は左奥や右下に見えるように蛍光色の街灯なのだが、数本はガス灯のような滲んだ光を灯す街灯が置かれている。滲んだ光は淡い影をつくる。

 この街灯は、ある日は点いているが、ある日は点いていない。だから、明かりが灯っていると、少し得をした気分になる。

 明かりの向こうにある景色は、少し霞みがかって見える。暦は「雨水」の次候、「霞始めて靆(たなび)く」。もう、街灯の明かりのせいだけではないのだ。

2019年1月21日 (月)

生命力

20190120 殺風景な部屋に生命力があるものを置きたいと考えたのは1年ほど前だった。

 花は手がかかり、鑑賞期限も短い。以前、サボテンを置いたことがあったが、“彼”の姿は半年間、何一つ変化せず、同居の意識がない。適当なものを探していると、「多肉植物」というのがブームになっていると知った。

 多肉植物…肉厚な茎や葉に水を蓄えることのできる植物。表面がクチクラ層という水の蒸発を防ぐ層で覆われている。また、水の消費が少ない特殊な光合成を行う。

 サボテンも多肉植物の一種であるらしい。アロエもそう。確かに触った感触はヒヤッとしていて、肉厚の葉はアロエに似ている。猛暑に見舞われた昨夏、多肉植物の名は見聞きするようになった。

 2020年の東京オリンピックは夏季開催(7月24日~8月9日)。屋外競技では暑さ対策が急務になっている。競技時間の繰り上げや夜間開催等が検討される中、遮熱性道路舗装などと並んで植物の活用がクローズアップされた。「マラソンコースに多肉植物を植え、街路樹を育て、緑の木陰を増やす」というものだ。

 写真は1年間、ほぼ放置していただけの多肉植物。購入した時は葉が3~4枚で、とても葉を増やすとは思えなかったのに、今では丈も質量も100倍に育った。

 この生命力と成長力であれば、1年半後のマラソンコースにも充分間に合うだろう。

2019年1月20日 (日)

AJCCの時期に

 競馬の「AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)」は、毎年、大寒の頃に行われる。レースのテレビ中継は、必ずと言っていいほど晴天の中山競馬場を映し出す。「新潟は雪に埋もれて生活しているのに…」。この感情がAJCC観戦時のいつもの感想だった。しかし、今年は長岡の街に雪がない。

 この冬はこれまでのところ、記録的な少雪だ。強い冬型の低気圧が何度か来ているが、降雪量につながっていない。雪が降り始めても、わずかな時間で雪が止む。

 雪は豪雪でも少雪でも困る人がいることが悩ましい。雪が降ること、雪があることで生計を立てる人たちがいる。この冬は、妙高や魚沼など雪を要する産業がある地域には、一定量が降っており、少雪による悲鳴は聞こえてこない。

 テクノロジーが発達し、マーケットの分析や科学的な管理が可能になった。しかし、天気予報、降雪予報は数日前にしかわからないし、日常的に外れることも多い。降雪が予報から予知に進化すれば、地震予知と同等かそれ以上に、人々の暮らしに役立つのではないか思う。世界の人口の半分は降雪地、雪国に住んでいる。

2019年1月19日 (土)

非常と異常

 最近は「非常時のために備えること」が流行のようになっている。それは企業や組織だけではなく、個人にも要請されている。

 しかし、なかなか非常時というのは訪れない。非常時がないというのは、それはそれで幸福なことではあるが、来るか来ないかわからないこと、確率的に低いことに、過度に時間と労力、予算を費やすのは効率が悪い。

 一方で、「異常なこと」に対しては、時間も労力も予算もかけないのはなぜだろう。多くの日常、多くの正常に「異常なこと」が頻発しているのに、組織や企業、そして個人も、その対策を講じない。

 日常が異常、正常が異常であることに誰も気づかない。あるいは、気づいていても気づかぬフリをしている。堕落した組織では、その際の「演技」の稚拙が、出世を左右する。

 ひとつだけ例を記しておく。毎日の残業が3時間であれば、それは勤務時間が11時間ということだろう。そのことに1,500人が気づいていながら、それを正常とする風土から抜け出せないでいる。だからその組織では、人が死ぬ。

 死には3種類ある。「命を失う死」、「職業を失う死」、そして、「精神の死」。

 高いリスクを持つ金融商品を資産家でもない老人や庶民に売りつけて生き延びている者たちは、すでに「精神の死」を迎えている。

2019年1月18日 (金)

爽快なニュース

 ネット上に爽快な配信ニュースがあった。以下、引用。

 イムケ・ヴェーベンホルスト氏は女性として初めてドイツ男子サッカーリーグの上位5カテゴリで指導者になった。彼女はドイツ5部リーグ「ニーダーザクセン・オーバーリーガ」で最下位に沈むクロッペンブルクの指揮官に就任した。監督がロッカールームに入室する際、選手が服を着た状態かはっきりとさせるため声をかけるのか?とウェルト紙の記者が冗談めかして尋ねると、30歳の監督は、「もちろんしない。私はプロ。男性器の大きさで起用する選手を選んでいる」と皮肉を込めて答えた。同監督は「自分が他の女性にとっての先駆者と見なされたくない」という。チーム公式サイトで監督は「この話題は私を悩ませている。私は自分の性別ではなく、その指導力で評価されたい」と語った。「リーグに残留するために、われわれには12試合しか残されていない。難しい仕事になる」、「何人かの仲間は、私の新しい仕事について自ら進んで死ぬようなものだと評し、なぜこんなことをするのかと聞いてきた。しかし、他のクラブが必ずしも私を求めているわけではない」、「今ある唯一の恐れは、私が女性であるという事実によって降格が批判されることだ」。

 素晴らしい。監督が指導力と成績以外の何で評価されるというのだろう。記者はお粗末だったが、老いぼれジャーナリストの批判などせずに、この監督が監督として成功することを祈ろう。

2019年1月16日 (水)

蜜柑と林檎

 コタツの上のカゴに盛られたミカンは冬の日常風景だった。昔は冬になるとスーパーの折り込みちらしには「ミカン1箱××円」という広告が必ず載っていた。ミカンは箱で買うものだったが、最近はそんな広告を見かけなくなった。その代わり、越冬用のリンゴを備える家庭が増えた。

 ミカンもリンゴもなぜか冬の果物。どちらも好きだが、どちらかといえばミカンよりもリンゴが好きだ。ミカンは南の果物で、リンゴは北の果物。ただそれだけの理由だ。

2019年1月12日 (土)

名誉ある静観

 隣国・韓国との関係が悪化している。韓国とはヒストリカルな課題があるが、その事に対してヒステリカルに対処しても仕方がない。多くの日本人は「ヒステリックなのは韓国(人)だ」と言うが、自分はそうは思わない。

 日本の人口は韓国の2.5倍、国土面積は3倍、GDPは3.5倍。韓国製品で欲しい物はひとつもないし、文化人やスポーツ選手、芸能人、政治家でも誰一人として影響を受ける人物いない。多くの国民が同じような感覚ではないだろうか?

 逆の立場を考えてみれば、関係悪化の根底にあるものが、羨望や嫉妬心に近いものであることは容易に想像がつく。

 それらの国民感情を、国内で濾過し、浄化し、政治や経済の発展に昇華させることが国際化ということだと思うが、彼らにはまだその機運がない。対日(抗日)政策で熱狂した大統領を、国民は必ず牢に入れるか、死に追い込む。

 未成熟な国・国民性であるところは日本と大差ないが、少なくとも国際的なルールを知っているという点では天地ほどの差がある。床や地面に寝転び、足をバタつかせ駄々をこねる子供をあやすのは労力がいる。腰をかがめ、膝を折り、飴かチョコレートかキャラメルが必要な時もある。

 彼らが大人になるのを待とう。彼らはやがて泣き止むだろう。名誉ある撤退ならぬ、名誉ある静観。ヒストリカルな議論、ヒステリカルな物言いの相手をしても、問題が何一つとして解決されないことは、これまでの歴史が証明している。

2019年1月 6日 (日)

原発への投融資

 メガバンクの一つ、りそなホールディングスは、核兵器を開発・製造・所持する企業に対して融資を行わない方針を定め、公表した。こうした取り組みは国内の大手銀行では初めだという。

 一昨年(2017年)7月に国連で「核兵器禁止条約」が採択された。欧州を中心に当該企業に対する融資を禁止する銀行や投資を行わないとする機関投資家が広がっているという。

 同HDが昨年11月に公表した「社会的責任投融資に向けた取組」には「核兵器・化学兵器・生物兵器や対人地雷・クラスター弾などの製造企業」、「人身売買や児童労働、強制労働への関与が認められる企業」、「環境に重大な負の影響を及ぼすおそれのある開発プロジェクト」などへ融資を行わないと明記され、融資先の社会・環境に配慮した活動を支援するとした。

 メガバンク大手4行と、大手4生保にアンケートを実施したところ、いずれも非人道的兵器への投融資を回避する方針は策定しているものの、融資対象外として核兵器製造企業を明記していなかった。2行は「核兵器製造を使途とする融資は禁止している」と説明し、2行は「個別取引ごとに慎重に判断している」と回答した。(毎日新聞)

 日本の銀行はラブホテルの建設資金は融資しないが、核兵器の部品製造には融資してきたのだろう。原子力発電への投融資は、いつ規制されるだろう。我々の暮らしでは、原子力発電による電力を使用せず、もうすぐ丸8年が過ぎる。

2019年1月 4日 (金)

路上から空中へ

 フォークギターによる路上ライブを繰り返し、スターになった男性2人組に関するニュースが目に留まった。

 彼らは12月に自身の公式サイトで「今後の活動について重要なお知らせがあります」と告知。お知らせの公表日について、日付と時刻を指定していたことから、解散等の重要な発表かと身構えるファンが多数いたという。

 しかし、発表された重要なお知らせは「2019年のツアーが決定した」というものだった。発表は彼らがインターネットテレビに出演する形で行われたといい、内容がネガティブなものではなかったため、ファンの間では今回の発表方法について賛否が分かれているという。

 路上から歩み始めた2人が、現在は空中にいるということだろう。

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