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カテゴリー「競馬」の48件の記事

2018年12月 6日 (木)

競馬を愛する人々

 今年の有馬記念(12月23日)ファン投票の結果が発表された。ファン投票の得票上位10頭には有馬記念への優先出走権が与えられる。

 1位はレイデオロ(2017 ダービー、2018 天皇賞・秋)、2位はアーモンドアイ(2018 牝馬3冠馬、2018 ジャパンカップ)。これに続く3位にオジュウチョウサン(2016~2018 障害GⅠ5勝)が選出された。上位3頭だけが10万票を超え、得票数でオジュウチョウサンは3強を形成した。

 このようなことは競馬では度々起こる。

 オジュウチョウサン(父ステイゴールド)は障害競走の絶対王者。しかし、平地では1000万条件勝ちの実績しかない。彼は有馬記念の前日に行われる中山大障害(1着賞金6600万円)に出走すれば、勝つ確率が高い。少なくとも有馬記念を勝利する確率よりはかなり高い。それでも、彼のオーナーや厩舎は彼を有馬記念に出走させる。もちろん、競馬はギャンブルなので “胴元” = JRA の思惑もあるだろう。

 競馬を愛する人々の多くは「夢や浪漫を抱く人々」で構成されている。だからファン投票で票を投じる。実際に馬券を買う。出走頭数にもよるが、上位人気に推されても何ら不思議ではない。

 最近10年間の有馬記念でオジュウチョウサンの父、ステイゴールドの産駒は4勝している。彼は有馬記念が行われる中山競馬場で実施された障害GⅠを5連勝している。これらのことを競馬ファンは知っている。そして、「奇跡的な出来事が少なからず起こるのが競馬」だということを競馬ファンは知っている。そして、「ギャンブラーは自ら穴を掘り、その穴に落ちるような特性がある」ことも、競馬ファンは知っている。

 競馬を愛する人々はロマンチスト。憎めない、愛すべき人々。

2018年11月26日 (月)

歴史的な名馬

20181125 アーモンドアイ(父ロードカナロア)は夏の新潟競馬場でデビューしている。アーモンドアイの戦績は6戦5勝だが、唯一の敗戦がそのデビュー戦だった。先行した馬を捕らえきれなかった。

 3歳牝馬の彼女は昨日のジャパンカップ(GⅠ東京競馬場 芝2,400㍍)を日本レコード 2分20秒6 で駆け抜けた(世界レコードという報道もある)。

 2017年8月6日の6レース(芝1,400㍍)でデビューした彼女について、自分のブログでは一言も触れていない。

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/08/2017-f55a.html

 2010年8月14日に同じ新潟競馬場でオルフェーヴル(父ステイゴールド)がデビュー戦に勝利した日、競馬サイトに「未来のダービー馬を目指せ」と投稿し、後に彼が“新潟デビュー馬の3冠馬”となったことを誇らしく思ったことがあった。今回のアーモンドアイに関しては、彼女に失礼なことをしたと思っている。

 このブログでは競馬のことを記すことが多いが、自分が新潟競馬場デビュー馬や初勝利馬の“新潟馬券”を買うこと、応援していることも記している。同じ日の別のレースでデビューしたロックディスタウンやタイムフライヤーを応援して来たのに、この面でも彼女には悪いことをしたと思う。

 ジャパンカップの勝利と記録は歴史的な1勝。レイデオロ(父キングカメハメハ)が勝った天皇賞を今年のベストレースと記したが、ジャパンカップはそれを上回る衝撃的なレース。これで彼女の戦績は7戦6勝になった。来年は凱旋門賞挑戦だろうか。彼女は世界的な名牝から、歴史的名馬への道を歩き出した。

 しかし、牝馬である彼女は既に競走馬としての折り返し点は過ぎたと言っていい。これからも能力・走力・体力はまだまだ伸長しても、彼女の勇姿を見られるのは多くてもあと5戦というところだろう。あと1年だ。

 2019年は“新潟デビューの世界最強牝馬”、いや、“世界最強馬は新潟デビュー”という夢に酔いしれたい。

2018年10月28日 (日)

今年のベストレース

 週末の天気予報は雨だったが、まずまずの天気になった。新潟競馬場の秋開催が今日までだったので、通常立ち入ることができない芝コースを開放するイベントがあった。これに出掛けることも考えたが…。雨予報だったことが悔やまれる。

 昨日のブログに記した天皇賞・秋 の予想が的中した。しかし、そのこと以上にレースそのものが素晴らしかった。やはり、出走する頭数はフルゲートである必要はない(1頭競走除外になり12頭で実施)。むしろ、おかしな流れや前が詰まるようなことがなく、レースの質は上がったのではないか。

 今日のレースは今年のベストレース。強い4歳世代が1着から4着を占めた。勝ったレイデオロ(父キングカメハメハ)の走破時計1分56秒8も素晴らしい。日本レコードタイム1分56秒1が出た2011年のレース(勝馬 トーセンドョーダン 父ジャングルポケット)に匹敵する。

 先行して3着に粘り込んだキセキ(父ルーラーシップ)が勝ってもおかしくなかった。それを上がり3ハロン最速で追い込んだサングレーザー(父ディープインパクト)が勝ったレースだった。しかし、先に抜け出していたレイデオロを捕らえることはできなかった。同じ父を持つドゥラメンテ(2015年の皐月賞・ダービー2冠馬)よりも強いかもしれない。

2018年10月27日 (土)

2018年 天皇賞・秋

 彼を2歳の夏から知っている。かなり高齢になったと思っていたが、彼はまだ5歳だ。

 ロードクエスト(父マツリダゴッホ)は2015年のGⅢ新潟2歳ステークスの勝ち馬。今日のGⅡスワンステークスで、春のGⅠ安田記念を勝ち、単勝1.3倍の支持を集めていたモズアスコット(父フランケル)をハナ差で制した。

 彼は2番人気だったので、決してダークホースではなかったが、伏兵馬や穴馬がなぜ「Dark」と称するのか不思議だった。Darkには「暗い、闇の、薄黒い」という意味のほか、「あいまい、わかりにくい」という意味を持つ。確かに有力馬や人気馬は誰の目にも明らかだし、注目されている。馬の調子や隠れた適性を見つけだしてこそダークホースになり得る。

 今秋のGⅠレースは馬が競走しているというよりも、騎手が競走しているようなレースが続いている。有力騎手には有力馬への騎乗依頼が来るから、仕方ない面もあるが、騎手の稚拙が問われるようなレースは望まない。秋の東京競馬場開催は最もハイレベルで紛れの少ない競馬が繰り広げられる。特に明日の天皇賞・秋は近年の王道距離である2,000㍍。最も強く、最も速い馬に勝ってもらいたい。出走頭数13頭が少ないという見方もあるが、欧州などでは平気でひと桁の頭数でGⅠレースが行われている。

 ダークホースについて触れたので、このレースのダークホースから。▲ステファノス(父ディープインパクト)。2015年のこのレースを2着。2016年に3着。2017年は極悪の馬場に泣き10着。高齢馬(7歳)にいいデータは残っていないが、近走は彼の鋭い末脚が戻っている。展開ひとつで馬券内があると思う。後は昨年の皐月賞馬アルアイン(父ディープインパクト)、ダービー馬レイデオロ(父キングカメハメハ)、菊花賞馬キセキ(父ルーラーシップ)が揃う4歳馬から、◎サングレーザー(父ディープインパクト)、○レイデオロ、△スワーヴリチャード(父ハーツクライ)。

2018年10月20日 (土)

2018年 菊花賞

 明日は競馬「クラシック三冠」最後の菊花賞。近年の競馬界では、2,000㍍、2,400㍍の世界標準距離のレースが重んじられ、3,000㍍の菊花賞は虐げられている状況にある。このことは競馬オールドファンほど納得できないと思う。

 すべての3歳馬にとって菊花賞は未知の距離に挑むレース。春の実績馬が貫禄を示すか、夏に成長を見せた馬が巻き返すか、あるいは、夏の上がり馬が長距離適性を発揮するか、興味は尽きない。

 今年は夏の新潟開催をステップに参戦する馬が4頭、新潟デビュー馬が3頭、計7頭いる。馬券は懲りずに「新潟馬券」を買う。

 ◎ブラストワンピース GⅢ新潟記念で古馬を圧倒。新潟記念を夏のローカル重賞から、新たな菊花賞路線として確立するためにも、この馬には好走以上の結果を期待。

 ○グロンディオーズ 夏の1000万条件・信濃川特別を快勝した。現地観戦していたが、2着以下を3馬身突き放したのには驚いた。相手は良血馬が揃っていた。ここまで4戦3勝。“遅れてきた大物”。

 ▲グローリーヴェイズ 夏の1600万条件・佐渡ステークスを勝っている。やや低調な相手だったが、準オープン勝ちという実績は軽視できない。

 △ユーキャンスマイル 夏の1000万条件・阿賀野川特別を勝った。母の父がダンスインザダーク。

 △タイムフライヤー 新潟デビューのGⅠ馬。 

 △オウケンムーン 新潟デビューの重賞馬。 

 △シャルドネゴールド 新潟デビュー馬。新潟の新馬戦の歴史上、この馬の新馬戦がベストメンバー。

 【追記】 長距離レースは騎手の力量が占める割合が高いことを改めて痛感した。新潟馬券は発動しなかったが、3着~7着を△◎▲△△が占めた。これはこれで納得できる結果。来年も夏の新潟をステップに菊花賞に歩む馬が増えるといい。

2018年10月16日 (火)

牝馬3冠

20181015 12週連続のGⅠ開催(※)はアーモンドアイ(父ロードカナロア)が2012年のジェンティルドンナ(父ディープインパクト)以来の“牝馬クラシック3冠”(史上5頭目)で幕開け。単勝1.3倍の圧倒的支持に応えた。新馬戦の時にはここまで強い馬になるとは想像できなかった。

 何度も書いているとおり、アーモンドアイがデビューした2017年8月6日(新潟競馬場)は、1800㍍の新馬戦でロックディスタウンが勝ち、タイムフライヤーが2着。1400㍍の新馬戦でアーモンドアイが2着に敗れ、レパードステークスでエピカリスが3着に敗れた日。

 以前、強い牝馬について記したことがあった。本当の価値や真価は次走・ジャパンカップと古馬になってからだが、“史上最強牝馬”となる可能性は高い(写真は2018.5 オークス)。

  http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/11/post-f6e7.html

 ※今年は例年、地方開催されるJBCのスプリント、クラシック、レディスクラシックがJRA京都競馬場で開催される。但し、JBC各レースは「JPNⅠ」に区分される。

2018年10月 1日 (月)

4,000勝

20180929 一昨日、阪神競馬場で武豊騎手がJRA通算4,000勝を達成した(写真はJRAホームページ「武豊4,000勝特設サイト」のトップページ)。29日に3勝をあげ、記録を達成した。写真は「あと1勝」時のトップページ。3,999勝の時間はあっという間だった。

 スポーツなどのアスリートとしては、同期・同世代が引退してから久しいが、同学年である彼の活躍は励みになる。

 4,000勝を達成した武豊は「まだまだ上達したい」と語っている。「目標は次のレースを勝つこと(4,001勝目)」だと。

 4,000勝は4,000回の1勝のこと。

 どんな天才も4,000勝を1回で済ませることはできない。

2018年9月 2日 (日)

2018 夏競馬 3

 第54回新潟記念(GⅢ 芝2000㍍)はブラストワンピース(父ハービンジャー)が直線を大外に持ち出すとグングン加速。2着に1馬身3/4の差をつけて完勝した。これまで新潟記念には3歳馬の良績はなかったが、参戦した馬のレベルが違ったということ。ダービーは直線追い出しの不利がなければ、勝ち負けしていたであろう“幻のダービー馬”。この時期は菊花賞まで2ヶ月を切っており、新潟記念が新たなクラシックロードとして見直される契機になることを願っている。

 こちらは昨年の「提言」 http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/09/post-074b.html

 今年もJRAに提言。

 夏競馬開催期間中、ほとんど毎年、巻き起こる議論がある。「札幌記念をGⅠに」というヤツだ。

 GⅠ化推進派の代表的な意見は「盛り上がるから」。GⅠ化慎重派の代表的な意見は「有力馬に休息期間が必要」とか「有力馬が(夏と秋に)分散する」というもの。自分はそのどちらでもない、GⅠ懐疑派。

 札幌記念をGⅠにする意味が曖昧。GⅠ宝塚記念から2ヶ月、次の古馬中長距離GⅠ天皇賞・秋まで2ヶ月という開催時期で、GⅠにふさわしいレースレベルが維持されるのか疑問だ。むしろ「小倉記念と新潟記念をGⅡに格上げする」というのはどうだろう。

 今年などは「サマー2000シリーズ」が機能していない。今日の新潟記念でメドウラークが滑り込みで王者になったが、シリーズを転戦する馬も少ないのが現状。むしろ、GⅡ化によって“狙ってくる”馬が増えるのではないか。距離の変更も必要。小倉を1800㍍にしたり、新潟を2400㍍にする等、幅広い脚質の参戦を促す。賞金はサマー2000シリーズの賞金を2つのGⅡに分割して上乗せ。

 GⅡ戦は5月下旬に目黒記念(日本ダービー当日)が行われた後、8月中旬に札幌記念が行われるまで組まれていない。9月初旬に秋競馬の開幕週にセントウルステークスが行われるまで、ダート重賞でさえGⅡが組まれていない。夏競馬の核となるレースを3場・3レースに拡大することの方が、札幌記念だけの格を上げるよりも効果的だと考える。

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 写真左 パドックのブラストワンピース  写真中 池添ジョッキーはJRA9場で重賞制覇。残すは福島のみ。  写真右 おそらくブラストワンピースを観に来ていたのだろう。新潟競馬場のパドックが人で埋め尽くされるのは珍しい。

2018年8月30日 (木)

夏の終わり

 週末は新潟記念(GⅢ 芝2000㍍)。4時に起き、5時に家を出て、6時には指定席の列に並ぶ予定。

 登録馬は14頭。注目は◎ブラストワンピース(父ハービンジャー)。3連勝で毎日杯を制し、日本ダービーで2番人気を背負った馬(5着)。新潟記念が新たな菊花賞路線として確立するために、この馬の好走が条件になる。3歳馬に良いデータは無いが、応援したい。中山金杯を1番人気で制した○セダブリランテスが強敵だが、骨折明けに加え、57.5㌔のハンデ頭がどうか。新潟記念は堅くは収まらないレース。しかし、今年は伏兵馬との力量差が大きいように思う。重賞勝ちの経験がある▲メートルダールとエプソムカップ3着の△グリュイエール、先行馬△マイネルハニーで決着するだろう。

 新潟記念は特別な存在。新潟記念が終われば、新潟の短い夏が終わる。

2018年8月18日 (土)

2018 夏競馬 2

20180818 今日はこの夏2度目の競馬観戦へ。新潟開催は6週間。今日から後半戦。先々週は気温が38度あったが、今日は23~28度と肌寒いくらい。2週間で10~15度も気温が低下して秋競馬観戦のようだった。

 今日は会社の先輩と出掛けた。普段買わない3連単や3連複を買ったのはいつもと違う環境だったからか。馬券は10戦10敗。1-2-4着が3回あって、後半は当たる気がしなかった。こういう日は馬券から撤退することも大切なのだが…。

 それにしても当日発売されるS指定席・A指定席の満席時刻が年々早まっている。土曜よりも日曜、重賞が組まれ、企業の夏休みと重なる週が混む。9月2日は「6時着」でも確保できるかどうか。

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