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カテゴリー「競馬」の53件の記事

2019年12月22日 (日)

2019年 有馬記念

 毎年、繰り返し記しているように、有馬記念は「リピーター・レース」。今年、該当するのはレイデオロとシュヴァルグランだが…。

 日本の史上最強馬・アーモンドアイ(父ロードカナロア)には逆らえない。相手はフィエールマン(父ディープインパクト)。

【追記】宝塚記念、コックスプレート(オーストラリアG1)を連勝していたリスグラシュー(父ハーツクライ)が勝利。歴史的な強さだった。2着はサートゥルナーリア(父ロードカナロア)。「リピーターレース」の側面は3着ワールドプレミアの友道調教師ということになる。フィエールマンは4着。大本命に推されたアーモンドアイが大敗したせいか、レース後の中山競馬場は、今ひとつ盛り上がりに欠けた。そうだろう。9割以上のファンはアーモンドアイから馬券を買っていた。3連単の馬券は2→3→4番人気の組み合わせで、57,860円と異常値だった。

2019年11月10日 (日)

祝賀のサイン

 11月10日の京都競馬場11Rで行われた第44回エリザベス女王杯(牝馬GI、芝2200㍍)は、2017年の最優秀2歳牝馬・ラッキーライラック(父オルフェーヴル)が勝利した。
 この週末は、昨日、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」が開催され、今日は天皇陛下御即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」があった。競馬というのは不思議なもので、社会の出来事や世相を反映した“サイン”のような馬券で決着することがある。国家の祝賀ムードの中、今年の女王杯は“サイン馬券”の匂いがしていた。しかし、そのサインは何だろう。朝からそんなことばかり考えていた。
「ラッキーライラック」。五つの弁を持つライラックの花は「幸運のシンボル」とされる。これだろう、と思った。3番人気でオッズに旨みもある。騎乗は短期免許で来日したC・スミヨン騎手。鉄板だ。では相手は何だろう?出走した馬たちに責任はないが、負のイメージを連想する馬名の馬をふるいにかけた。フロンテアクイーン、センテリュオ、ラブズオンリーユー等々、魅力的、かつ、縁起の良い馬名が続く。そんな中で、魅かれた馬名の馬がいた。ウラヌスチャーム。「天王星を守護星としたお守り」という意味を持つ。天王星、守護星、お守りという二重、三重のおめでたい馬名の1頭を見つけた自分は、パソコンの前に意気揚々と座り、投票完了。
 レースはラッキーライラックが勝利した。2着クロコスミア(この馬は3年連続、女王杯2着)、3着ラヴズオンリーユーとなった。ラッキーライラックは1枠(白)、クロコスミアは3枠(赤)。馬名がどうこうというのは考え過ぎで、単に「紅白」の決着だった。
 勝ったラッキーライラックは、2017年、夏の新潟デビューだった。皇后陛下・雅子様も、先祖は新潟・村上にある。ラッキーライラックは勝つべくして勝った馬という気がする。
 なお、2歳牝馬のGI・阪神JFを制した後、エリザベス女王杯(3歳以上のレースになった1996年以降)を勝った馬は1998・99年に連覇したメジロドーベル以来で20年ぶり2頭目だという。奇しくもメジロドーベルも新潟デビュー馬だ。ラッキーライラックには来年の連覇も期待したい。馬券は外したが、予想は的中した。「お祝い馬券」で決着したからだ。

2019年1月27日 (日)

新記録

 珍しく競馬(馬券)で勝ち続けるということがあった。

 有馬記念から順に、有馬記念→条件戦→日経新春杯→京成杯→東海ステークス→AJCC。

 競馬で勝つ、競馬に勝つ、競馬を勝つためには、予想に勝つということがほとんどだ。

 自分には必勝法などと呼べるものはないが、この連勝記録の間で、気をつけていたことを「自分のために」記録しておこう。

 ①レースを選ぶ  18頭、16頭、12頭… レースには出走頭数の違いがある。確率の問題で、少頭数である程、勝率は高い。もちろん、配当低下するが、勝つ確率は高い。

 ②グレードレースの裏開催  メインレースに関しては競馬番組や競馬新聞などの情報量が多いが、裏開催の平場などでは確勝馬的な出走馬がいる。

 ③遠征馬の格上初戦・格上挑戦(馬体重)  遠征費を払って適正条件のレースに出走してくる馬に注意していた。

 ④クラブ所有馬  育成施設・調教施設の充実が、零細の生産牧場との格差を広げている。

 いつか見た競馬雑誌にも、似たようなことが書いてあったと思う。

 では、いくら勝ったの? という所が肝心なのだが、競馬好きにとって「負けないこと」がどれだけ重要なことであるかは、競馬ファンのみが知っている。

2019年1月 8日 (火)

新潟デビューと新潟ステップ

 JRAから2018年の年度代表馬など各賞が発表された。年度代表馬はアーモンドアイ(最優秀3歳牝馬も併せて受賞)。最優秀4歳以上牝馬・リスグラシュー、最優秀ダートホース・ルヴァンスレーヴ。3頭に共通するのは「新潟デビュー馬」。最優秀3歳牡馬・ブラストワンピースも新潟記念の勝ち馬。

 有力馬や良血馬、あるいは高額馬は秋以降の中央開催でデビュー戦を迎えることが多い。しかし、近年は競走馬の育成技術の向上や育成施設の充実から、競走馬の能力も早期に開発され、発揮されている。早い時期の新馬戦からも、多くの活躍馬が出ている。

 「夏の新潟デビュー」がオルフェーヴルやアーモンドアイのように大物輩出の第一歩になるといいし、「夏の新潟ステップ」がブラストワンピースのように大成する登竜門になるといい。

2018年12月22日 (土)

2018年 有馬記念

20181222 リピーターレースである有馬記念。今年、その資格を持つのはシュヴァルグラン(父ハーツクライ)だが、6歳馬の彼にとって強い3歳・4歳世代の台頭を封じるのは至難の業だろう。外枠も厳しい。

 「来年リピートする馬の1回目」という逆算と、最も好きな馬であるブラストワンピース(父ハービンジャー)に期待。しかし、この馬は上がり3ハロン最速でも届かない可能性がある。

 やはり、レイデオロ(父キングカメハメハ)は外せない。C.ルメール騎手は“年度代表騎手”だろう。キセキ(父ルーラーシップ)も凄い馬だが、天皇賞・秋、ジャパンカップのレースレコードを演出した彼に、余力が残っているかどうか。この馬も外枠。ミッキーロケット(父キングカメハメハ)は宝塚記念を勝っており、無印は危険。

 今年の有馬記念はもう1頭、是非オジュウチョウサン(父ステイゴールド)を買いたいと思っていたのだが。枠順抽選会で武豊ジョッキーが1枠1番を引き当てたシーンがあまりに劇的過ぎた。平地GⅠ歴戦の馬たちを退けるのは難儀だ。内枠+M・デムーロ騎手のモズカッチャン(父ハービンジャー)の評価を上げる。内枠からもう1頭。マカヒキ(父ディープインパクト)とサトノダイヤモンド(父ディープインパクト)に挟まれたパフォーマプロミス(父ステイゴールド)を。

 ◎レイデオロ ○ブラストワンピース ▲モズカッチャン △ミッキーロケット △パフォーマプロミス

【12/23 追記】平成最後の有馬記念(第63回)は唯一の3歳馬 ブラストワンピースが馬場の真ん中を力強く抜け出し快勝。2着レイデオロ、3着シュヴァルグラン。「内枠有利」のレースにはならなかったが、「3歳馬が強いレース」、「リピーターレース」の傾向はそのままだった。障害王者・オジュウチョウサンは9着。一昨年のダービー馬に先着しているのだから、充分過ぎるほど力は示した。

2018年12月 6日 (木)

競馬を愛する人々

 今年の有馬記念(12月23日)ファン投票の結果が発表された。ファン投票の得票上位10頭には有馬記念への優先出走権が与えられる。

 1位はレイデオロ(2017 ダービー、2018 天皇賞・秋)、2位はアーモンドアイ(2018 牝馬3冠馬、2018 ジャパンカップ)。これに続く3位にオジュウチョウサン(2016~2018 障害GⅠ5勝)が選出された。上位3頭だけが10万票を超え、得票数でオジュウチョウサンは3強を形成した。

 このようなことは競馬では度々起こる。

 オジュウチョウサン(父ステイゴールド)は障害競走の絶対王者。しかし、平地では1000万条件勝ちの実績しかない。彼は有馬記念の前日に行われる中山大障害(1着賞金6600万円)に出走すれば、勝つ確率が高い。少なくとも有馬記念を勝利する確率よりはかなり高い。それでも、彼のオーナーや厩舎は彼を有馬記念に出走させる。もちろん、競馬はギャンブルなので “胴元” = JRA の思惑もあるだろう。

 競馬を愛する人々の多くは「夢や浪漫を抱く人々」で構成されている。だからファン投票で票を投じる。実際に馬券を買う。出走頭数にもよるが、上位人気に推されても何ら不思議ではない。

 最近10年間の有馬記念でオジュウチョウサンの父、ステイゴールドの産駒は4勝している。彼は有馬記念が行われる中山競馬場で実施された障害GⅠを5連勝している。これらのことを競馬ファンは知っている。そして、「奇跡的な出来事が少なからず起こるのが競馬」だということを競馬ファンは知っている。そして、「ギャンブラーは自ら穴を掘り、その穴に落ちるような特性がある」ことも、競馬ファンは知っている。

 競馬を愛する人々はロマンチスト。憎めない、愛すべき人々。

2018年11月26日 (月)

歴史的な名馬

20181125 アーモンドアイ(父ロードカナロア)は夏の新潟競馬場でデビューしている。アーモンドアイの戦績は6戦5勝だが、唯一の敗戦がそのデビュー戦だった。先行した馬を捕らえきれなかった。

 3歳牝馬の彼女は昨日のジャパンカップ(GⅠ東京競馬場 芝2,400㍍)を日本レコード 2分20秒6 で駆け抜けた(世界レコードという報道もある)。

 2017年8月6日の6レース(芝1,400㍍)でデビューした彼女について、自分のブログでは一言も触れていない。

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/08/2017-f55a.html

 2010年8月14日に同じ新潟競馬場でオルフェーヴル(父ステイゴールド)がデビュー戦に勝利した日、競馬サイトに「未来のダービー馬を目指せ」と投稿し、後に彼が“新潟デビュー馬の3冠馬”となったことを誇らしく思ったことがあった。今回のアーモンドアイに関しては、彼女に失礼なことをしたと思っている。

 このブログでは競馬のことを記すことが多いが、自分が新潟競馬場デビュー馬や初勝利馬の“新潟馬券”を買うこと、応援していることも記している。同じ日の別のレースでデビューしたロックディスタウンやタイムフライヤーを応援して来たのに、この面でも彼女には悪いことをしたと思う。

 ジャパンカップの勝利と記録は歴史的な1勝。レイデオロ(父キングカメハメハ)が勝った天皇賞を今年のベストレースと記したが、ジャパンカップはそれを上回る衝撃的なレース。これで彼女の戦績は7戦6勝になった。来年は凱旋門賞挑戦だろうか。彼女は世界的な名牝から、歴史的名馬への道を歩き出した。

 しかし、牝馬である彼女は既に競走馬としての折り返し点は過ぎたと言っていい。これからも能力・走力・体力はまだまだ伸長しても、彼女の勇姿を見られるのは多くてもあと5戦というところだろう。あと1年だ。

 2019年は“新潟デビューの世界最強牝馬”、いや、“世界最強馬は新潟デビュー”という夢に酔いしれたい。

2018年10月28日 (日)

今年のベストレース

 週末の天気予報は雨だったが、まずまずの天気になった。新潟競馬場の秋開催が今日までだったので、通常立ち入ることができない芝コースを開放するイベントがあった。これに出掛けることも考えたが…。雨予報だったことが悔やまれる。

 昨日のブログに記した天皇賞・秋 の予想が的中した。しかし、そのこと以上にレースそのものが素晴らしかった。やはり、出走する頭数はフルゲートである必要はない(1頭競走除外になり12頭で実施)。むしろ、おかしな流れや前が詰まるようなことがなく、レースの質は上がったのではないか。

 今日のレースは今年のベストレース。強い4歳世代が1着から4着を占めた。勝ったレイデオロ(父キングカメハメハ)の走破時計1分56秒8も素晴らしい。日本レコードタイム1分56秒1が出た2011年のレース(勝馬 トーセンドョーダン 父ジャングルポケット)に匹敵する。

 先行して3着に粘り込んだキセキ(父ルーラーシップ)が勝ってもおかしくなかった。それを上がり3ハロン最速で追い込んだサングレーザー(父ディープインパクト)が勝ったレースだった。しかし、先に抜け出していたレイデオロを捕らえることはできなかった。同じ父を持つドゥラメンテ(2015年の皐月賞・ダービー2冠馬)よりも強いかもしれない。

2018年10月27日 (土)

2018年 天皇賞・秋

 彼を2歳の夏から知っている。かなり高齢になったと思っていたが、彼はまだ5歳だ。

 ロードクエスト(父マツリダゴッホ)は2015年のGⅢ新潟2歳ステークスの勝ち馬。今日のGⅡスワンステークスで、春のGⅠ安田記念を勝ち、単勝1.3倍の支持を集めていたモズアスコット(父フランケル)をハナ差で制した。

 彼は2番人気だったので、決してダークホースではなかったが、伏兵馬や穴馬がなぜ「Dark」と称するのか不思議だった。Darkには「暗い、闇の、薄黒い」という意味のほか、「あいまい、わかりにくい」という意味を持つ。確かに有力馬や人気馬は誰の目にも明らかだし、注目されている。馬の調子や隠れた適性を見つけだしてこそダークホースになり得る。

 今秋のGⅠレースは馬が競走しているというよりも、騎手が競走しているようなレースが続いている。有力騎手には有力馬への騎乗依頼が来るから、仕方ない面もあるが、騎手の稚拙が問われるようなレースは望まない。秋の東京競馬場開催は最もハイレベルで紛れの少ない競馬が繰り広げられる。特に明日の天皇賞・秋は近年の王道距離である2,000㍍。最も強く、最も速い馬に勝ってもらいたい。出走頭数13頭が少ないという見方もあるが、欧州などでは平気でひと桁の頭数でGⅠレースが行われている。

 ダークホースについて触れたので、このレースのダークホースから。▲ステファノス(父ディープインパクト)。2015年のこのレースを2着。2016年に3着。2017年は極悪の馬場に泣き10着。高齢馬(7歳)にいいデータは残っていないが、近走は彼の鋭い末脚が戻っている。展開ひとつで馬券内があると思う。後は昨年の皐月賞馬アルアイン(父ディープインパクト)、ダービー馬レイデオロ(父キングカメハメハ)、菊花賞馬キセキ(父ルーラーシップ)が揃う4歳馬から、◎サングレーザー(父ディープインパクト)、○レイデオロ、△スワーヴリチャード(父ハーツクライ)。

2018年10月20日 (土)

2018年 菊花賞

 明日は競馬「クラシック三冠」最後の菊花賞。近年の競馬界では、2,000㍍、2,400㍍の世界標準距離のレースが重んじられ、3,000㍍の菊花賞は虐げられている状況にある。このことは競馬オールドファンほど納得できないと思う。

 すべての3歳馬にとって菊花賞は未知の距離に挑むレース。春の実績馬が貫禄を示すか、夏に成長を見せた馬が巻き返すか、あるいは、夏の上がり馬が長距離適性を発揮するか、興味は尽きない。

 今年は夏の新潟開催をステップに参戦する馬が4頭、新潟デビュー馬が3頭、計7頭いる。馬券は懲りずに「新潟馬券」を買う。

 ◎ブラストワンピース GⅢ新潟記念で古馬を圧倒。新潟記念を夏のローカル重賞から、新たな菊花賞路線として確立するためにも、この馬には好走以上の結果を期待。

 ○グロンディオーズ 夏の1000万条件・信濃川特別を快勝した。現地観戦していたが、2着以下を3馬身突き放したのには驚いた。相手は良血馬が揃っていた。ここまで4戦3勝。“遅れてきた大物”。

 ▲グローリーヴェイズ 夏の1600万条件・佐渡ステークスを勝っている。やや低調な相手だったが、準オープン勝ちという実績は軽視できない。

 △ユーキャンスマイル 夏の1000万条件・阿賀野川特別を勝った。母の父がダンスインザダーク。

 △タイムフライヤー 新潟デビューのGⅠ馬。 

 △オウケンムーン 新潟デビューの重賞馬。 

 △シャルドネゴールド 新潟デビュー馬。新潟の新馬戦の歴史上、この馬の新馬戦がベストメンバー。

 【追記】 長距離レースは騎手の力量が占める割合が高いことを改めて痛感した。新潟馬券は発動しなかったが、3着~7着を△◎▲△△が占めた。これはこれで納得できる結果。来年も夏の新潟をステップに菊花賞に歩む馬が増えるといい。

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