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2019年11月10日 (日)

祝賀のサイン

 11月10日の京都競馬場11Rで行われた第44回エリザベス女王杯(牝馬GI、芝2200㍍)は、2017年の最優秀2歳牝馬・ラッキーライラック(父オルフェーヴル)が勝利した。
 この週末は、昨日、「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」が開催され、今日は天皇陛下御即位を披露するパレード「祝賀御列の儀」があった。競馬というのは不思議なもので、社会の出来事や世相を反映した“サイン”のような馬券で決着することがある。国家の祝賀ムードの中、今年の女王杯は“サイン馬券”の匂いがしていた。しかし、そのサインは何だろう。朝からそんなことばかり考えていた。
「ラッキーライラック」。五つの弁を持つライラックの花は「幸運のシンボル」とされる。これだろう、と思った。3番人気でオッズに旨みもある。騎乗は短期免許で来日したC・スミヨン騎手。鉄板だ。では相手は何だろう?出走した馬たちに責任はないが、負のイメージを連想する馬名の馬をふるいにかけた。フロンテアクイーン、センテリュオ、ラブズオンリーユー等々、魅力的、かつ、縁起の良い馬名が続く。そんな中で、魅かれた馬名の馬がいた。ウラヌスチャーム。「天王星を守護星としたお守り」という意味を持つ。天王星、守護星、お守りという二重、三重のおめでたい馬名の1頭を見つけた自分は、パソコンの前に意気揚々と座り、投票完了。
 レースはラッキーライラックが勝利した。2着クロコスミア(この馬は3年連続、女王杯2着)、3着ラヴズオンリーユーとなった。ラッキーライラックは1枠(白)、クロコスミアは3枠(赤)。馬名がどうこうというのは考え過ぎで、単に「紅白」の決着だった。
 勝ったラッキーライラックは、2017年、夏の新潟デビューだった。皇后陛下・雅子様も、先祖は新潟・村上にある。ラッキーライラックは勝つべくして勝った馬という気がする。
 なお、2歳牝馬のGI・阪神JFを制した後、エリザベス女王杯(3歳以上のレースになった1996年以降)を勝った馬は1998・99年に連覇したメジロドーベル以来で20年ぶり2頭目だという。奇しくもメジロドーベルも新潟デビュー馬だ。ラッキーライラックには来年の連覇も期待したい。馬券は外したが、予想は的中した。「お祝い馬券」で決着したからだ。

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