秋葉原
秋葉原という街を初めて訪れた。学生の頃から「家電の街」だったが、当時から現在まで、縁もなく用もなかった。
バブル期以降は“オタク文化”の発信地として、独特・特殊な街というイメージを背負った。やがて秋葉原は日本のメインストリームから外れたサブカルチャー文化の発信地としての地位を築いた。近年、AKIHABARAは、その文化を体験しようとする外国人旅行客が多数訪れる観光地になった。同時に急速にオフィス街化が進んでいる。
初めて訪れた秋葉原の街は、整然としていて、抱いていたイメージとは正反対だった。思い切って秋葉原の文化に触れる施設にも入ってみた。ここもイメージとかけ離れた良質のサービスを提供していた。
家電、アニメ、アイドル…。いつまでもサブカルチャーではない。文化にも新陳代謝が必要だ。