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2018年12月12日 (水)

安全パイ

 テレビタレントやテレビ番組について、あれこれ記しても意味がないのだが、彼の味方が少ないようなので…。

 多数の漫才師などがネタを披露する番組で、米軍基地や性的少数者(LGBT)、朝鮮学校、原子力発電の問題などについて、社会風刺を交えた漫才をした芸人コンビがいた。彼らはおよそ6分半の間、ほぼ時事問題ばかりの漫才を披露した。

 会場にいた観覧者や、おそらく視聴者も、爆笑とか大笑いしたとはいえないが、とても良かったと思う。これだけ多様性が叫ばれている社会で、笑いにも多様性があるべき。彼らの漫才は、今はまだ「苦笑い」にとどまったが、それでかまわない。

 漫才師に限らず、テレビタレントや映画俳優などが社会を風刺することも「あり」だ。過去の芸能史を辿れば、それなりに社会風刺があったと思われるが、少なくとも現在はゼロに等しい(もちろん一部例外的な芸人もいる)。

 現在は、勲章をもらったり、権力者と食事する大物芸人が幅を利かせている。勲章は向こう側が「あげるよ」と言ってくるもの。食事も向こう側から誘ってくる。代金を割り勘したからいいってものではない。こちら側から「勲章くれよ」、こちら側から「総理大臣、メシ行こうよ」というのは通じないはず。つまり、彼らは「安全パイ」なのだ。

 そのことに気づき、狭い獣道(けものみち)を歩き始めた芸人がいることを、とても微笑ましく思っている。

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