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2018年11月 7日 (水)

切り札 vs ジョーカー

 トランプ大統領のトランプ(Trump)という名を奇妙に感じるのは日本人だけのようだ。日本でトランプといえば、スペード・ダイヤ・クラブ・ハートのマークがついたカードゲームのことを指す。しかし、英語でトランプは playing cards と言うそうだ。 Trump は「切り札」という意味で、勝利や征服を意味する triumph が語源だという。

 アメリカの中間選挙が投開票された。上院は共和党が多数派を維持し、下院は民主党が多数派を奪還した。今後の世界情勢について、早速、アナリストらの分析が始まっている。トランプ大統領は、自分が先鋭的とか急進的であってこそトランプであることを理解している。彼が穏健派に転じることはない。多数派であれば更に自身のやり方を推し進め、少数派であればより過激に振る舞うだけだろう。

 アメリカの社会が微妙に民主党を勝たせたことは、アメリカの底力だと思う。一方に傾斜し、雪崩を起こすことがない。それでも世界の潮流は右傾化であり、自国第一主義だ。

 “Trump”が切り札ならば、“トランプ”ではジョーカー(Joker)、つまり道化師がゲームを逆転する。

 次の世代に道化師が現れるとすれば、彼は年寄りではないだろう。45歳前後の若き道化師(リーダー)が出現すれば、30歳年上の老経営者(プレジデント)はひとたまりもないはずだ。

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