七転び八起き
昨日は高崎へ。わずか10日の間に2度目の高崎。縁あって「高崎だるま」にふれ合う機会を得た。製造現場はこの時期が最盛期。
以下は「群馬県達磨製造協同組合」HPから抜粋して引用
高崎市豊岡・八幡地域を中心に、だるまづくりが始まったのは、今から200年以上も前のこと。群馬県(上州)は昔から、養蚕が盛んな地域。蚕(かいこ)は繭(まゆ)を作るまでに4回脱皮を繰り返す。その蚕が殻を割って出てくることを「起きる」といい、養蚕農家ではその言葉にかけて“七転び八起き”のだるまを守り神として奉り続けてきた。また、上州は紙を張る、色を塗るというだるま作りの行程で、上州名物の“からっ風”と乾いた空気が、だるま作りに適していた。高崎だるまは、職人の技と上州の風土が生み出した芸術作品といえる。
良く見るとだるまの顔は「眉毛が鶴、鼻から口ヒゲは亀」を模している。だるまは転がしてもすぐに起き上がる「七転び八起き」。重心の安定は心の持ち方を示し、どんな困難にも対処できる落ち着いた心と忍耐力を表しているという。「だるまの文化」は大切にしたい心の文化でもある。
高崎だるま市 平成31年1月1日・2日 10時~16時 高崎駅西口駅前通り
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