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2018年9月

2018年9月30日 (日)

無線LANに追われる

 今週は「無線LAN」の1週間だった。

 1.仕事先で、無線接続機器のセットアップを代行することに。

 2.家庭内で1年以上、不安定な無線LAN環境に悩まされてきた。高出力な機器に交換しても効果が薄いため、思い切って設置環境を大幅に見直した。パソコンは家の両端に近い場所で使用していて、どう考えてもルーターを家屋中央に設置するのがセオリー。しかし、試行錯誤の結果、最善の無線環境はセオリーに反する形態だった。距離よりも遮蔽物による影響が大きいことを知った。

 3.プリンターを新しいものに買い換えた。すると驚いたことに「無線接続がデフォルト」だった。有線接続する場合に必要なケーブルは元々付属しておらず、別途購入が必要。企業が標準仕様を変更するということは「無線接続の方がコストが低くなった」ことを示している。

2018年9月29日 (土)

「おつきあい」のGDP

 カレンダーを買って、手帳を買って、年賀状を買うのが、12月のルーティン。多くの人が似たようなものだど思う。近年はプリンターのインクや年賀はがきのソフトも毎年用意するものになった。

 まだ9月なのだが、100円ショップで2019年のカレンダーを買った。この時期に用意しておけば、かなり選択肢が広がる。とても100円とは思えないデザイン性が高く、機能的でバラエティに富んだものが手に入る。仕事用はデスク上のコンパクトさを、自分の部屋にはデザイン優先して選んだ。

 年賀はがきに関するニュースを見た。「年賀はがきの販売指標廃止の方針」というものだ。ニュースの要約は下記のとおり。

 「年賀はがきには販売指標というものがあり、郵便局員の間ではノルマ達成のために自腹購入することが珍しくない。このような指標ははがきだけではなく、保険や食品等でも事実上の販売ノルマが課されている。現場では「(販売活動のため)業務終了後、顧客宅を訪問するように」と書かれた文書が回覧される等、自腹営業が根絶されるかは懐疑的」というものだ。

 このニュースはいくつかの批判の論点がズレている。まず「販売指標=ノルマ」について。確か郵便局は民間事業者になったはず。民間企業で「ノルマ」は当たり前だ。「業務終了後、顧客宅を訪問するように」と書かれた文書が問題になるあたりは、真の民営化はずっと先のことになりそうだ。

 一方、「自腹営業」の廃止については根絶すべき問題だ。これは日本社会が抱える“病巣”のひとつ。「郵便局の-」とか、「年賀はがきの-」とかいう扱いは、むしろ事態を矮小化している。

 中元や歳暮の時期、各社のキャンペーンや発表会、展示会、商談会、期末・決算期セール… このような場面では、そこに関連する企業や人は自腹営業を強いられる。

 自腹営業を含む「おつきあい」の売上高が、日本のGDPでかなりの占有率を占めているだろう。しかし、この現実への考察や調査は、一切、報道されない。見たことがない。

 100円ショップを経営する会社のうち、上場している4社の売上規模はおよそ3,000億円。これに最大手ダイソーの売上を加えても、“おつきあい売上高”の足下にも及ばないだろう。

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/03/post-d01c.html

2018年9月28日 (金)

みんなのふれんち Lerch(上越市)

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 上越市本町の洋食店「みんなのフレンチ Lerch」。築後150年の町家を再生したフレンチレストラン。

 ガラスの引き戸を開けると、土間には薪ストーブが置いてある。天井まで吹き抜けで開放感がある(写真)。1階はカウンター席とテーブル席。2階はテーブル席と2間続きの和室。この店はハイボール、サワー、日本酒、 食べたのはランチの「れるひセット」(1,500円)=写真。メイン料理は魚か肉料理、またはパスタから選択。これにサラダ、スープ、いくつかの小鉢が添えられてデザートがつく。ライスかライ麦パンを選べ、食後のコーヒー・紅茶は+200円。

 ディナーは3,500円から5,000円。イチ押しメニューは「ホタテと白身魚のパイ包み焼き」との情報。酒類メニューも豊富。実はフランス料理店の敷居が高く感じるのはワインのハードルが高いから。料理人の多くはビールを忌避する傾向があるし、ワインもよくわからない。もちろんハウスワインも用意されている。

 みんなのふれんち Lerch(レルヒ) 上越市本町2-2-26 ℡025-520-8313 営業時間 ランチ:11時~14時 カフェ:15時~18時 ディナー:18時~21時半 定休日:木曜

2018年9月27日 (木)

よろずや平四郎活人剣 1

20180922 BS12チャンネルで「よろずや平四郎活人剣」(2007年 テレビ東京 全10回)の再放送が始まった。7~8月に放送された「悪党狩り」に続き、藤沢周平氏原作のテレビ時代劇。

 「よろずや平四郎活人剣」(1983年刊)を原作とするドラマといえば「新・腕におぼえあり」(1998年 NHK金曜時代劇)が有名。こちらは原作そのままのタイトル。 

 旗本・神名(かんな)家の末弟・神名平四郎は、兄である目付・神名監物とは腹違いの子。妾の子である平四郎は“冷や飯食い”の存在。 暮らしに窮した平四郎は裏店で「よろずもめごと仲裁つかまつり候」という看板を掲げる。世間知らずで楽天家の平四郎が巧みな「剣と口」で、よろずのもめ事を解決していく。神名平四郎は中村俊介が、神名監物を内藤剛志が演じている。

 初回放送を観たばかりだが、登場人物達の設定がまさに“藤沢プロット”。痛みや弱み、それぞれの想いを抱えた者たちが懸命に生きる姿を描いている。

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/10/post-1541.html

2018年9月26日 (水)

万代そば(新潟市)

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 「バスセンターのカレー」を食べる日が突然やってきた。美味しかった。

 ミニ380円、普通470円、大盛550円のサイズだけは気をつける必要がある。普通は一般男性なら十分に満腹感を得られる量。女性はミニが適量かもしれない。

 このカレーの存在を知ってから20年以上経過していた。突然やってきた今日に感謝。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/04/post-a962.html

 名物 万代そば 新潟市中央区万代1丁目6-1 バスセンタービル1F ℡025-246-6432 営業時間:8時~19時 定休日:1月1日・2日 ※カレーは営業時間内でも販売終了することがある

2018年9月25日 (火)

母を見舞う

 連休最終日は風邪をひいた母を見舞うため実家へ。

 身長150㎝に満たない母は父よりも6つ若いが、ここ数年は父が老化する速度が遅行しているのに対し、母のそれは著しいように感じる。

 最近は“終活”とまでいかないまでも“老活”をしている様子が窺える。

 母の母は100歳まで生きた人。手がかからないように長生きしてくれるのが一番いい。

2018年9月24日 (月)

文学者たちの良心

 およそ2年前、このブログに記した言葉を思い出している。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2016/09/post-1a5d.html

 日本を代表する大手出版社が発行する月刊誌8月号に掲載された「与党女性議員によるLGBT差別論文」は、この夏に起こった全ての出来事の中で最悪だった。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/08/post-609c.html

 大手出版社は今月発売の同月刊誌10月号で、8月号に掲載された論文を擁護する企画を組み、掲載した。訂正し、謝罪する企画ではない。

 これに対し、これまで出版社と仕事をしてきた一部の作家や翻訳家が、同社での執筆・翻訳を取りやめる意志を表明している。

 翻訳者・藤井光氏(同志社大准教授) 小説家・近藤史恵氏(自転車ロードレース小説シリーズ等) 小説家・金田淳子氏(同人誌研究家・社会学研究者) 小説家・深沢潮氏(2012年第11回「女による女のためのR-18文学賞」受賞者)など。これらの“文学に携わる人々の良心”が灯火となっていることに救われる。

 深沢氏の言葉が刺さる。「大作家やベストセラー作家でもなく、一冊一冊が生き残りをかけた勝負となる作家にとって、新刊を出すことがどれだけ大変なことかも身に染みていて、そのチャンスを放棄することはリスクの大きいことだとも承知しています。何らかの形の制裁もあるかもしれません。印税が入らないことも、シングルマザーとしてまだ学齢期の子ども二人を養育している私にとっては辛いことです」(インターネットサイト「ハフポスト日本版編集部」から抜粋・引用)

 それでも良心ある文学者たちは差別から距離を置こうとする。自らの生活の困窮に繋がるとしても、差別や不正を無視することはできない。

 それは 「無言でいること」や「傍観していること」は、『差別に加担していることと同じ』 だと考えるからだろう。

 おこがましいようだが、自分にはこの文学者たちの想いが理解できる。なぜならそれは、自分が会社を辞職した理由と全く同一だからだ。

 【追記】 同社との“取引停止”までは行かなくても抗議や疑問の声をあげた作家も少なからずいる。高橋源一郎氏(大学教授、小説家・文芸評論家)、平野啓一郎氏(第120回芥川賞)、星野智幸氏(第54回谷崎潤一郎賞)、村山由佳氏(第129回直木賞)など。

 【追記】 9月25日 大手出版社はLGBT差別論文を掲載、擁護した月刊誌を休刊すると発表した。

2018年9月23日 (日)

東向きの窓辺

20180923 3連休は奥さんが毎年恒例の旅行に出掛けた。今日は競馬場に出掛けるつもりだったが、色々と気になることがあって気分が乗らない。今日はとりやめた。

 時間を持て余し、クローゼットの棚から4年前に買ったレコードプレーヤーを取り出して、昔のレコードを聴いた。

 尾崎豊「17歳の地図」(1983年)、浜田省吾「J.BOY」(1986年)。

 この部屋はブログ名のとおり西向きに面している。窓の外は旧国道で多少うるさい。窓を開ければ心地よい風が入るが、車の音で音楽を愉しむことが難しくなる。

 初めてレコードプレーヤーを持った部屋は東向きだった。その部屋もバス通りに面していて、信号で停まるバスやトラックの騒音で、度々、音がかき消された。時には大型車の振動でレコードプレーヤーの針が跳ぶこともあった。

 あの頃、いつか自分が住む家は、住宅街の中か、あるいは郊外や農村部がいいと考えていた。余計な車の音に悩まされたり、車を駐車するのに毎月お金がかかったり、何より、暮らしていく上で人様に気を遣わなくてもいいような環境に住みたいと考えていた。それなのに現実は真逆になった。

 レコードプレーヤーに載っているレコードの盤面が歪んでいる。35年前のレコードだ。35年前の休日も、こうして部屋でレコードを聴いていた。音は耳で聴いていたが、歌詞の意味は心で聴いた。

 東向きの窓は西向きになったが、自分の人生はあの頃の延長線上にある。あの頃、描いていた理想の部屋には住めなかったが、それは大きな後悔や大きな損失ではない。人生は決して順調ではないが、それほど悪くもない。

 持て余した時間を使って、古いレコードを買いに出掛けよう。

2018年9月22日 (土)

二刀流

20180917 通勤路は騒がしい大通りや車の通行量が多い幹線道路を避けている。しかし、その道が静かな裏通りかというと全く違う。むしろ表通りよりも先を急いでいる車ばかりが走っている。時間帯から推定すると、彼らは近道するためにその道を選んでいるようだ。

 朝晩の通勤で信号のない交差点や横断歩道を10回以上渡る。しかし、ただの1度も、歩行者が待つ横断歩道の前で車が停止することはない。2桁に迫る数の高校生がいても、車は止まらない。「横断歩道では歩行者が優先」だが、現代のドライバーにその意識は希薄だ。

 世の中では“二刀流”がもてはやされている。大谷翔平選手は「投手と打者」の二刀流。世界最高レベルの場所で、「剛腕のピッチャーとスラッガー」であるところは超人的だ。彼が凄いところは、プレー(仕事)が超人的、歴史的、記録的でありながら、性格は屈託がなく、謙虚で前向きなところだろう。つまり、「仕事と人間性」においても二刀流なのだ。

 話を戻す。すべてのドライバーは100%、二刀流だ。ドライバーは「運転手と歩行者」の二刀流であることを忘れてはならない。人が横断歩道にいたら、車両は停止しなければならない。赤信号と同じ意味だ。横断歩道に立つ者が自分の息子か娘であると考えれば、一時停止するのが苦にならないだろう。

 写真は休日に揚げた「ひれかつ」

2018年9月21日 (金)

宥恕・前兆・道楽

20180921 今日は芸能ニュースで「宥恕」(ゆうじょ)という言葉を覚えた。「寛大な心で罪を許すこと」。

 曇天の空模様の下、異様な鳴き声に上を見上げると、おびただしい数の椋鳥が電線に留まっていた。いつもはそこにいないのだが、天気のせいなのか、いつもの住処に何か異変があったのか。明日からは3連休。何かの前兆でなければいいが。

 今週は週中にあった自民党総裁選が最大のニュースだった。2番目は「衣類の通販サイトを運営する会社社長が2023年に月に行く予定を発表した」というニュース。これはどう見ても「企業の宣伝活動」だが、大手メディアのほとんどがこのニュースを伝え、取り上げた。

 月に向かう宇宙船(実際にはロケットエンジンを搭載した飛行機だろう)はベンチャー企業が開発中。その未完成の乗り物に莫大な金を払える民間人を乗せて、月を周回する“計画を発表”した。これのどこに大報道する価値があるのだろう。

 この成金の若い経営者に「金持ちの道楽」と一刀両断し、「金が余ってるなら然るべき所へ寄付をしろ」と痛言する記者やコメンテーターはいないのだろうか。

 自分は「宥恕」できないし、これらの出来事も「悪い出来事の前兆」であるように思う。日本人がゴッホの「医師ガシェの肖像」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」を当時のバブル・マネーで落札・購入したニュースが報じられたのは1990年5月。1989年末に史上最高値をつけた株価が9ヶ月で半分になった年の出来事だった。

2018年9月20日 (木)

芝生の道

 「彼はなぜ、総裁選挙に立候補しなかったのか」

 自由民主党の総裁選挙は“予定通り”安倍総裁3選で終わった。安倍氏は総裁任期である2021年9月まで首相を務めることが濃厚になった。つまり、「憲法改定」が濃厚になった。

 今回の総裁選に立候補した2人以上に注目を浴びたのが小泉進次郎衆議院議員だった。彼は国会議員の投票日前日まで、自らの態度を明らかにしなかった。

 彼は人気者だ。立会演説会など、彼が行く先々で、彼を見たいがための観衆が集まる。彼は人気者だ。彼は今回の選挙で、「自らの選択が党員票の特に地方票に影響を与える」という配慮があったのだろう。つまり、彼は安倍氏、いや、自民党に“忖度”した。彼は石破氏に投票した。しかし、そこに辿り着くまでの経過において、彼の行動は「完全に安倍氏に加担した」と思う。「不作為の作為」に近い。

 小泉進次郎衆議院議員。私は現在までのところ、彼を全く信用していない。なぜなら、「まだ何も成し遂げていないから」だ。彼は銀の匙をくわえて生まれ、彼は芝生の道を歩いてきた。今もその状況に何ら変わりはない。これまでの人生がずっと勝ち戦である彼に、現在の彼がどんな理想論を述べようと、「今のところ」全く信用していない。ゼロだ。彼は負ける戦いをするべきだった。

 彼を信用しない最大の出来事が、彼が総裁選に立候補しなかったこと。小泉進次郎氏は1981年生まれの37歳。北朝鮮の金正恩氏は1984年生まれの34歳。若い、若すぎるということはない。

 今、政治がやるべきことは超高齢化社会と若年労働者不足による“滝壺に落ちるように『人口爆縮する国家』”の体制づくりだろう。決して憲法改定などではない。国の在り方を変える政策だ。そのことを彼は理解している。「彼はなぜ、総裁選挙に立候補しなかったのか」。

 今回の総裁選は憲法改定への道筋を舗装する選挙だった。その意味でも未来のリーダーが「何もしなかった」、あるいは「改憲勢力に加担した」責任は重い。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/20180301.html

2018年9月19日 (水)

たいち(長岡市)

20180908 長岡でも屈指の人気ラーメン店。近くを通りかかると、いつも行列ができている。とても列に並ぶ気にならなかったが、「土日祝の開店が10時から」というのが狙い目。「ブランチにたいち」をオススメする。

 醤油、味噌、塩があり、当然のことながら醤油ラーメンは生姜系。量は普通(麺175㌘)・大盛(250㌘)・特盛(350㌘)で、価格差は100円刻み。大盛・特盛はうつわが大きくなる。写真は「しょうゆチャーシュー大盛」(900円)。

 スープは生姜系。中太のちぢれ麺は食感もいいが、スープとマッチして、すするだけでは惜しい。しっかり噛んで味わって食べた。チャーシューは中厚。惜しみなく入っているという感じ。これもスープによく合っている。メンマが多少スパイシーなのが特徴的。しょうゆラーメンが生姜系なのはわかるが、「塩と味噌も生姜が効いている」という口コミがある。

 以前は個性的な外観を持つ建物だったが、リニューアルされた店舗・店内はとても綺麗。食券を購入して間もなく、店員がオーダーを確認。着席した時にはオーダーが通っている。行列店のためスムーズな接客ルールが確立されている。テーブル席は相席が基本。駐車場は10台ほど。

 たいち 長岡市堺東町50 ℡0258-29-3259 営業時間:11時(土日祝10時)~21時 定休日:なし

2018年9月18日 (火)

異邦人の生涯 2

20180916 画家 レオナール・フジタ 藤田嗣治(ふじたつぐはる 1886年-1968年)のことを知りたくなって、「藤田嗣治 異邦人の生涯 」 (近藤史人 2002年 新潮社)を買い求めた。1枚の「絵」(または「画」)から衝撃を受けたのは、速見御舟の「炎舞」以来だった。

 彼の生涯は旅だった。日本→フランス→日本→フランス→ブラジル→メキシコ→日本→フランス→アメリカ→日本→満州→フランス領インドシナ→日本→フランス→日本→フランス(「異邦人の生涯」巻末「年譜」から)

 自らの意志で旅立ち、時には旅立たざるを得なかった。旅の影響を受け、旅とともにその作風は変遷した。天賦の才能を持つ彼は、場所や時、境遇を選ばず、優れた作品を産み続けた。

 彼は晩年に洗礼を受け「神の子」となった後、北フランス・ランスの小さなアトリエで過ごした。彼は世界を渡り歩き、何事にも囚われない作風で作品を描いた。しかし、自らの人生は時代背景 “個人ではどうすることもできないもの” に束縛された。しかし、裏を返せば、キャンバスに時代に囚われる精神が色濃く反映するから、作品に命が宿るのだろう。

 日本と決別した彼は、自らが建てたランスの礼拝堂で眠っているという。

2018年9月17日 (月)

異邦人の生涯 1

201809123 「没後50年 藤田嗣治展」を観た(東京都美術館 7月31日~10月8日)。

 彼の作品を眺めていると「芸術家は死なない」という言葉の意味が理解できる。身体は滅んでも。作品と作品に込められた思想が遺る。第10回帝展(1929年)、第27回二科展(1940年)に出品された作品など、世代を超えて、新たな人々に感動を与える。つまり、彼は死んでいない。良識的な創作家にとって、作品は命そのものなのだ。

 彼は1920年代半ばにパリで絶頂期を迎えた。「おかっぱ頭、丸眼鏡、ちょび髭、ピアス」の風貌は、とても当時の日本で育った人物とは思えない。その自画像や残されている写真を見ると、古さを感じるどころか、未来感さえ感じる。完全に時を超越している。

 彼か感銘を受けた絵は「私の部屋、目覚まし時計のある静物」(1921年)、「エミリー・クレイン=シャドボーンの肖像」(1922年)、「争闘(猫)」(1940年)、「アッツ島玉砕」(1943年)、「カフェ」(1949年)。東京美術学校の卒業制作「自画像」(1910年)、「自画像」(1929年)もいい。美術的価値は他の作品にあるようだ。

 写真と想像で描かれた「アッツ島玉砕」(1943年)は同年9月の「国民総力決戦美術展」の出品作品。「作戦記録画」への関与が仇となり、彼は追われるようにフランスへ戻る。彼の父は森鴎外の後任軍医だったと後で知った。「アッツ島玉砕」は自分には反戦画としか思えないのだが…。

 生涯は旅だった。自らの意志で旅立ち、時には旅立たざるを得なかった。旅の影響を受け、旅とともにその作風は変遷した。天賦の才能を持つ彼は、場所や時、境遇を選ばず、優れた作品を産み続けた。

2018年9月16日 (日)

「自由席」は「非指定席」

 新幹線などに「指定席」、「自由席」という区分がある(グリーン席など指定席のプレミア席は指定席に含む)。英語で指定席は「Reserved seat」、自由席は「Unreserved seat」などと表記される。英語の表記こそが事実であり、日本語の表記は見直さないといけないと思う。

 自由席では「自由」という言葉を使っているせいなのか、おかしな輩(やから)を見かけることがある。自由とは「自分の意のままに振る舞うことができること」とか、「勝手気ままなこと」。「わがまま」でさえ、言葉の意味としては正しいことになっている。「自由席」を「他から強制・拘束・妨害を受けないこと」という意味のとおりに理解してもやむを得ない面がある。

 先日、出張した際、こんな光景にでくわした。いつもなら事前に窓口で座席指定を受けるのだが、発車まで時間がなく、新幹線ホームに急いで駆け上がった。車内は適度に混んでいて、窓側の席はすべて埋まり、二人掛け、三人掛けの席も半数以上が埋まっていた。自分は車両の中央まで歩き、三人掛け席に一人しか座っていない席を見つけて座った。

 そこで隣の男性が(実際には真ん中にひとつ座席がある)携帯電話で話し始めた。さすがに小声ではあったが、車内で携帯を使って用件を足していた事実は変わらない。内容は仕事の指示で、何かの対応を急がせる内容のようだった。

 男性は部下(であろう)人物に指示を出す上司かもしれない(社長かもしれない)が、彼は一流の上司や社長ではない。彼は社長かもしれないが、紳士的な社長ではない。彼は社長かもしれないが、賢い社長ではない。彼は社長かもしれないが、上品な社長ではない。なぜなら彼は指定席(グリーン席を含む)ではない、自由席に乗り、車内で携帯電話を使い、何度も鼻をすすり、時たま咳をしていた。簡易テーブルにモバイルパソコンを置き、隣の席にカバンを置き、三人掛けの座席の二人分の座席を使用していた。彼は二人分の料金を払った訳ではないだろう。

 更に驚くべき事が続いた。男性は自分の降車駅が近づくと、後列の二名に声をかけた。彼らは同一グループだった。彼らは三人掛け座席を二列使用し、その六席を三人で占有していたのだ。なぜなら、そこが「自由席」だったからだ。

 「自由に振る舞っていい席」と解釈しているようだが、本来、「自由席」とは「非指定席」、「無指定席」の意味だろう。少々味気ない用語だが、「自由席」よりはマシだろう。

 「上品」というのは「品質」のことだと以前、記した。また、「上品」とは「我慢」のことだ。

 「なぜ金を払って我慢しなければならないのか」と主張する人もいるだろう。しかし、「我慢は自分のためにするもの」だと思うのだが…。

2018年9月15日 (土)

広報紙

 古くからある金融業界専門紙の社説に、スルガ銀行のシェアハウス関連融資問題が載った。

 「同行のビジネスモデルは明らかにまやかしだった。新経営陣が創業家と決別する道筋を明確にしなければ、再建は到底望めない。利益優先だったことは疑いようがない。ただ、個人に特化したスルガ銀がITを使った先進的サービスなどで利用者から評価を得ていたことは事実だ。どこで歯車が狂ったのか検証し、出直すしかない。現在も検査を続ける金融庁には全容を解明し、厳正な処分を求めたい。不埒な経営を許した責任の一端はある」(以上、抜粋して引用)

 新聞だからといって、そこにジャーナリズムがある訳ではない。最後に監督官庁の責任問題をチクリ。礼賛したのは監督官庁だけだったか?

 先進的といわれたビジネスモデルが“巨悪”を覆い隠していたことを追及する気概は1㍉もない。この専門紙に取り上げられることが名誉であり、勲章であるかのような時代があった。しかし、それももうすぐ終わりだろう。

2018年9月14日 (金)

広報部員

 スポーツ界のパワハラ問題が後を絶たない。アメフト、ボクシング、合気道、体操、大学駅伝、ウェイトリフティング、高校バレー、アイスホッケー…。これらの報道では、当事者(加害者・被害者)、関係者に加え、評論家などが問題を解説する。

 ある競技ではスポーツ報道に携わってきた記者が、一方的な報道に釘を刺す場面があった。記者は(当該競技では)自身の取材経験が最も長く、深い知識を有していることを自負している。自信に満ちた表情で「問題の根が深い場所にあること」や「加害者とされる競技団体の上層部が、これまでどれだけの苦労をしてきたか」を説いてみせた。

 その話を聞いていると、彼ら、彼女らは、すでに専門家や識者ではあっても、記者やジャーナリストではないことがわかった。

 ジャーナリストが“問題の根っこ”を告発して来なかったから、こういう事態に陥っていることに、彼らは気づいていないのだろう。

 権力者に「食い込み過ぎた」ジャーナリストは、「権力者の代弁者」か「権力の広報部員」でしかない。

2018年9月13日 (木)

鶺鴒鳴く

 七十二候の「鶺鴒(セキレイ)鳴く」。

 「セキレイが鳴く頃」と言われても、実感がない。本格的な秋の訪れを告げる鳥だとか、生態が秋に深くかかわりを持っているという記述もみかけない。

 セキレイはどんな鳥かと思案したが、「チチィ」とか「チチッ」鳴く鳥と聞けば「あぁ、あの鳥か」と理解する。特徴は「水辺を好む」こと。確かにドラマの幕開けや場面転換の時などに水辺から「チチィ」と鳴いて飛び立つシーンが使われる。

 「秋の入口はセキレイの季節」。そういうものなのだと暗記し、記憶するしかない。

 今週、北海道では気温が下がり、稚内市で11月上旬並みの氷点下0.9℃を記録した。9月11日までに氷点下を観測したのは史上最速タイの早さ。前回は130年前に記録されたという。

2018年9月12日 (水)

東京は「トンキン」に

201809121 日帰りで6~7時間滞在した東京。

 山手線の車内、「ゆりかもめ」に乗り換えるホーム、お台場海浜公園、上野公園…

 聞こえるのは中国語ばかり。

 キャリーバッグを転がす旅行者ばかりではない。電車の乗客、ベビーカーを押す母親、サンダル履きの若者、そしてビジネスマン…

 聞こえるのは中国語ばかり。

 東京は近い将来、「トンキン」になるのではないか。それは北京(ペキン)と対をなす都市として。

2018年9月11日 (火)

峠 最後のサムライ

 越後長岡藩の家老・河井継之助(1827年-1868年)の生涯を描いた小説「峠」(司馬遼太郎 1968年刊)が映画化され、2020年に公開される。「峠」はそれまで名前を知られていなかった河井継之助を世間に広めた作品。発刊以来54年間の累計発行部数は300万部以上にのぼるという。

 映画の監督・脚本は、数々の黒澤明監督作品に携わり、監督としても名作を撮っている小泉堯史氏。河井継之助を演じるのは役所広司。彼は2011年公開の映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」で山本五十六を演じている。

 キャストは他に(役所広司と師弟関係の)仲代達也、田中泯、香川京子ら。そして永山絢斗、渡辺大、東出昌大という“新潟県にゆかりある”若手俳優もキャスティングされている。

 河井継之助を紹介する文に「惻隠」(そくいん)という言葉が出てくる。「かわいそうに思うこと、同情すること」の意味を持つ言葉。この映画の制作が決定されたのは嬉しいニュースだが、今年公開とならなかったのは残念ことでもある。それは今年が戊辰戦争終結後150年、河井継之助没後150年、「峠」刊行後50年と節目がそろう年であることがひとつ。そして、「惻隠」とは真逆の思想が横行している世の中に問いかけることができただろうという思いがひとつ。

 惻隠の反対語は忖度(そんたく)ではないか?と思う。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/cat24082190/index.html

2018年9月10日 (月)

大戸屋(新潟市)

20180909 「いわとろ丼と手造り豆腐のアカモクすまし汁」(税込910円)

 いわとろ丼はごはんの上にとろろと真鰯が乗っている。いわしは脂がのっていて、だし醤油と合わせて食べる。白菜と豆腐たっぷりのすまし汁とお新香。料亭で最後の締めに出てくる「御飯物」のよう。

 新潟県内の大戸屋は3店舗。新潟市内に2つ、上越市に1つ。長岡は多くのチェーン店の空白地域だが、流行るとわかっていても出店されないのは、何かハードルがあるのだろう。

 大戸屋 イオンモール新潟南店 営業時間:11時~22時

2018年9月 9日 (日)

宴のあと

201809091 思想信条、主義主張に関係なく“買って損はない”本がある。

 立憲民主党・枝野党首の国会演説を書き起こした「緊急出版!枝野幸男、魂の3時間大演説 安倍政権が不信任に足る7つの理由」がベストセラーになっている。

 2018年7月20日の国会で枝野氏による内閣不信任案趣旨説明演説は2時間43分の長きにわたった。本はこの衆院最長記録の演説(記録が残る1972年以降)を書き起こし、8月10日に出版された。 

 週末に自由民主党の総裁選挙が告示された。自身の任期延長のために、総裁任期のルール改定を行った安倍総裁は、あと3年の「宴」を楽しもうとしている。政権の「三次会」だ。三次会ともなれば、余興は出尽くし、参加者は泥酔しているもの。その証拠に、彼らは決して「しらふ」ではない。アベノミクスの正体はアクムノミス。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/20180101.html

 一気に涼しくなった今週、「宴のあと」のことを考えるには季節もよくなった。そんな夜長のテキストに最適な本。本書の印税相当額は平成30年7月豪雨の被災地へ義援金として日本赤十字社に寄付される。思想信条、主義主張に関係なく、買って損することはない。

2018年9月 8日 (土)

バス停の花

 白露。天気図に秋雨前線が表れている。

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2018年9月 7日 (金)

拉麺天弓(長岡市)

 下調べなしで入店。入口左にある食券販売機の上段はズラッと担々麺が占めている。次が麻婆麺、サンラータン麺(酸辣湯麺)と続き、ようやくその下に醤油ラーメン、炒飯と続く。基本的には「担々麺の店」と考えていいだろう。その担々麺を食べなかったのだから話にならない。

 写真左 麻婆麺(870円) 写真右 醤油チャーシュー(880円)

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 平日は大盛りか半ライスが無料ということで大盛(醤油チャーシュー麺)を選択。長岡で醤油となると「しょうが」が効いているのがデフォルト。麻婆麺の麺は中太ちぢれ麺でスープが麺によく絡む。

 店内は長いカウンター席があって、ダウンライトを使ったカフェバー的なつくり。2種類のレンゲが置いてあり、数種類のやくみが用意されている。店主の前向きな姿勢がよく表れている。

 拉麺天弓 長岡市喜多町下川原1000-1(良食生活館喜多町プラザ) ℡0258-29-6333 営業時間:11時(休日11時半)〜20時(14時半~17時昼休憩) 定休日:木曜・第3金曜

2018年9月 6日 (木)

永遠に地震国

 深夜の北海道を大地震が襲った。苫東厚真火力発電所はブラックアウトし、北海道の電力供給がストップした。全世帯停電。 

 昨日の人造島・関西国際空港の冠水、今日の地震と電力供給停止を見て、やはりこの国で、原子力発電は無理だと感じた。

 津波は想定を超え、高潮も想定を超えた。厚真にあった発電所は「たまたま」火力発電所だっただけ。

 地震は時も場所も選ばない。これからの将来、どんなに技術革新が進んでも、日本が地震国でなくなることはない。

2018年9月 5日 (水)

いつも想定外

 猛烈な台風21号は主に近畿地方で高潮や暴風による甚大な被害をもたらした。停電、土砂災害、国宝や重要文化財の破損。有名な渡月橋の欄干も壊れた。

 関西国際空港では滑走路やターミナルが高潮で浸水した。また、停泊中のタンカーが強風にあおられ、空港と市街地をつなぐ連絡橋に衝突。橋が通行止めになったことで、利用客など8千人が足止めされ、空港は孤立した。パニック映画のシナリオのような出来事が実際に起こった。

 関西国際空港について  「50年に1度の想定を上回る高波が空港島を襲った」、「台風で空港の排水機能が低下した」、「50年に1度に相当する高波が来襲しても、波が護岸を越えないようにコンクリートを継ぎ足していた」、「今回の高潮被害は、これまでの想定を上回るものだった」

 関空連絡橋について  「大地震でも耐えられる設計だったが、タンカーがぶつかるとは想定外だった」

 タンカーについて  「タンカーは橋に衝突するまで、およそ30分もの間、停泊地から漂流していた(タンカーに搭載された船舶自動識別装置(AIS)が記録していた)」。

 空港、連絡橋、そしてタンカーを「原発」に読み替え、台風や高潮を地震や津波と読み替えることができる。福島第一原子力発電所事故とそっくりだ。

 このブログで、経済的価値が優先されることへの疑問を呈し、利益至上主義・勝利至上主義に対する批判を記してきた。何の解決にもならないし、何の意味も持たないが、効率的に経済的価値を追求した人造的な企(たくら)みに依存するのはもう止めることにする。それらが目論見どおりにならないことは、十分に学んだ。

2018年9月 4日 (火)

「J.BOY」という骨格

20180904 「9月4日」という日付が体に染み込んでいる。それは肉親の誕生日と同じような感覚で。

 1986年9月4日は浜田省吾 「J.BOY」 の発売日だった。32年前だ。

 子供は自分を被写体としては捉えられない。子供が大人になること、少年・少女が大人になることとは、自分を被写体として捉えられ、社会の中の個人として、時には個人を蹂躙する社会を視る客観性を持つことだと思う。

 少年の社会には自分しかいない。歳をとる度、次第に自分は小さくなっていく。しかし、その小ささや儚さに気づくことで、自身の内面を占める自分は、次第に大きくなっていく。

 1986年。18歳の頃、50歳までの人生を想像することはできなかった。しかし、今の人生があの時の延長線上にあることは紛れもない事実。そして、何ひとつ違和感もない。これからも、これまでどおり、何か大きな幸運は訪れないだろう。そして、これまでどおり、大きな不幸も訪れないはずだ。

 「これまでとそう変わり映えしない人生が続く」と思うことは、不幸なことかもしれないし、幸せなことかもしれない。それは、「諦め」でもあるが、同時に「自信」でもある。

 大きくブレないだろうという自信は、この「J.BOY」というレコードが自分の骨格になっているからだ。

2018年9月 3日 (月)

サマータイム

20180901 西向きに面した部屋は西日が嫌われる。しかし、この時期は特に夕空が美しい。

 サマータイム制の議論が始まっている。この19時の空は17時の空に変わる。夕焼けの時間も、黄昏時の空も変わる。サマータイム制を敷かないカラスは人よりも早く帰宅するだろう。

 生活習慣や慣習・文化・風習に関わる、重大な制度変更だ。

 この仕組みもまた、「経済的な理由」で議論が先行している。

 恐ろしい国に住んでいる。

2018年9月 2日 (日)

2018 夏競馬 3

 第54回新潟記念(GⅢ 芝2000㍍)はブラストワンピース(父ハービンジャー)が直線を大外に持ち出すとグングン加速。2着に1馬身3/4の差をつけて完勝した。これまで新潟記念には3歳馬の良績はなかったが、参戦した馬のレベルが違ったということ。ダービーは直線追い出しの不利がなければ、勝ち負けしていたであろう“幻のダービー馬”。この時期は菊花賞まで2ヶ月を切っており、新潟記念が新たなクラシックロードとして見直される契機になることを願っている。

 こちらは昨年の「提言」 http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/09/post-074b.html

 今年もJRAに提言。

 夏競馬開催期間中、ほとんど毎年、巻き起こる議論がある。「札幌記念をGⅠに」というヤツだ。

 GⅠ化推進派の代表的な意見は「盛り上がるから」。GⅠ化慎重派の代表的な意見は「有力馬に休息期間が必要」とか「有力馬が(夏と秋に)分散する」というもの。自分はそのどちらでもない、GⅠ懐疑派。

 札幌記念をGⅠにする意味が曖昧。GⅠ宝塚記念から2ヶ月、次の古馬中長距離GⅠ天皇賞・秋まで2ヶ月という開催時期で、GⅠにふさわしいレースレベルが維持されるのか疑問だ。むしろ「小倉記念と新潟記念をGⅡに格上げする」というのはどうだろう。

 今年などは「サマー2000シリーズ」が機能していない。今日の新潟記念でメドウラークが滑り込みで王者になったが、シリーズを転戦する馬も少ないのが現状。むしろ、GⅡ化によって“狙ってくる”馬が増えるのではないか。距離の変更も必要。小倉を1800㍍にしたり、新潟を2400㍍にする等、幅広い脚質の参戦を促す。賞金はサマー2000シリーズの賞金を2つのGⅡに分割して上乗せ。

 GⅡ戦は5月下旬に目黒記念(日本ダービー当日)が行われた後、8月中旬に札幌記念が行われるまで組まれていない。9月初旬に秋競馬の開幕週にセントウルステークスが行われるまで、ダート重賞でさえGⅡが組まれていない。夏競馬の核となるレースを3場・3レースに拡大することの方が、札幌記念だけの格を上げるよりも効果的だと考える。

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 写真左 パドックのブラストワンピース  写真中 池添ジョッキーはJRA9場で重賞制覇。残すは福島のみ。  写真右 おそらくブラストワンピースを観に来ていたのだろう。新潟競馬場のパドックが人で埋め尽くされるのは珍しい。

2018年9月 1日 (土)

悪党狩り 3

 この夏、BS12で放送された40年近く前のテレビ時代劇「悪党狩り」全25回をすべて見た。作りの粗さもあるが、いくつかのチャレンジも感じた。何よりも藤沢氏の原作を採用したことは画期的だったろう。藤沢周平氏が描く世界のエッセンスはあった。

 “神谷玄次郎”は笛を奏でてから登場するが、神谷の笛があと3分早ければ、ずいぶん多くの命が救えたのだが。

 神谷玄次郎を演じたのは尾上菊五郎。鶴田浩二が準主役。毎回の豪華なゲストは菅原文太、藤山寛美、梅宮辰夫、中尾彬、火野正平、峰岸徹、野川由美子、小林稔侍など。今では亡くなったり、老人になった人ばかりだが、若かりし頃の名優の演技は見応えがあった。猛暑の夜をいくらか過ごしやすくしてくれた。

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/07/post-14d9.html

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/08/2-5ae2.html

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