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2018年6月 5日 (火)

不機嫌罪

20180605 アジサイが開花の準備を始めた。まだ何色か正体を見せないこの時季のアジサイも美しい。今年は梅雨入りが早いという予報が出ている。

 昨日の話を引きずる。客として標準以下のサービスを受けた場合、それがモノであれば返品することができる。人(接客)の場合、クレーム・苦情を入れることもひとつの方法だ。しかし、多くの人は泣き寝入りしたり、「もう2度と使わない」と心に決めて、その感情をやり過ごすのではないか。

 「やり過ごせること」ができる状況ならば、心のスリ傷はやがて消える。これが職場環境になると話は深刻化する。多くの職場では「やり過ごすこと」が難しいからだ。心のスリ傷は治癒する時間もなく、またそのキズ口が傷つけられていく。

 自分が仕事のパートナーとして信頼する人は、仕事ができる人ではない。職場で最も元気な人でもないし、営業成績が1番だったり、事務や細則を熟知している人でもない。もちろん、肩書きも信じていない。自分が最も信頼する人は「気持ちが安定している人」だ。

 人には人格・性格があり、例えば明るい性格、普通、暗い性格がある。テンション高め、標準的、低めというのもある。積極的、平均、消極的など、あげればキリがない。その中で自分が信頼する人は明るい人ではないし、積極的(あるいは前向き)な人でもない。「気持ちが安定し、抑揚が少ない人格の人」を信頼する。 

 日によって、気分によって、こちらが異なるアプローチを要するというのは困る。だから、自分が最も嫌悪するのは「不機嫌な人」ということになる。不機嫌な人は「不機嫌の悪影響」知らない。不機嫌は甘えであり、不機嫌は罪なのだ。「情緒が安定している」、「感情の起伏が少ない」、「気持ちが安定している」ということは極めて高い能力だと信じている。

 働く者たちは、自分が暮らすため、生きるため。家族が暮らすため等のために働いている。その労働力は企業を通じて社会の発展に寄与する。そして、普段はそんなことは誰も考えないが「今よりも上質な社会を作るため」にも貢献している。そんな共通認識(というより、マナー)を持つ者の集団ではパワハラは生まれないように思う。パワハラは「不機嫌な人」に多く発生する。

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