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2018年4月15日 (日)

不思議の国のアキラ

20180413 今週月曜日(4月9日)、日本サッカー協会は、サッカー日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任し、協会の技術委員長である西野朗(あきら)氏を後任に充てると発表した。ワールドカップ・ロシア大会までおよそ2ヶ月という時期での監督交代劇だった。

 1週間のあいだ、様々なメディアで電撃解任の裏側をリポートする報道が溢れていた。多くの指摘がされているように解任の理由はひとつであるはずはないのだが、どの理由を取ってみても「監督だけに」責任を負わせる理由には不足している。

 2015年にハリルホジッチ氏を監督に招聘したのは、前会長時代。監督は就任時の技術委員長を重用し、チーム作りを進めた。サッカー協会は2016年に新体制になり、技術委員長も交代した経緯がある。日本代表の有力選手たちは戦術を含めて監督に不信感を募らせていたという。解任の最大の理由が「コミュニケーション不足・信頼関係不足」と報じられているとおり、監督は選手や協会と、時間を共にすればするほど対立・孤立していったという。本来、その溝を埋める役割を担っているのが技術委員長ではないのか。後任監督に就任した西野氏本人も「解任を覚悟していた」と会見で述べている。

 監督をサポートできなかった技術委員長や協会にこそ、主たる責任があったのではないか。責務を果たせなかった人物が後任監督の席に収まるというのは、つくづく不思議な国だと思う。サッカー界はワールドカップを頂点として、各国のプロリーグがビジネスとして成功させている世界。それならば、その大会に合わせた組織運営を行った方が理にかなっている。任期を4年とし、ワールドカップに向けた道筋の中での人事刷新は最小限にとどめるべきで、仮に方向転換が決断されるなら、この時期ではなかったはずだ。

 まずは世界標準の体制構築こそが最優先課題。監督解任が選手たちの結束を強くするという観測もあるが、果たしてそんな結束力が通用するのだろうか。彼らが挑むのは部活動ではなく、ワールドカップだ。

 大会後、海外の有力監督に次の日本代表監督のなり手はいるのだろうか。

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