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2018年4月22日 (日)

権力は腐敗する

 「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」

 イギリスの政治家、思想家であるアクトン卿(ジョン・アクトン 1834年-1902年)の言葉。イギリスが最も繁栄した時代にこの思想家の箴言は一体誰に向けられた言葉だったのか。

 19世紀から20世紀初頭は歴史上イギリスの隆盛期。ヴィクトリア女王は1837年に当時18歳で即位し、1901年まで在位した。アクトン卿が生きた時代と一致する。独裁者の台頭にはまだ早い時期。「なるほど。ヴィクトリア女王に向けられた言葉か」と考えたのも束の間、アクトン卿が警鐘を鳴らしたのはローマ法王ピウス9世に対してであることがわかった。

 ピウス9世は「教皇は無謬(=誤りがない)である」と宣言し、アクトン卿はこの根拠とされた「教皇無謬説」について「法王に絶対的権力を与えるもの」として厳しく批判した。

 アクトン卿が親友の大司教に宛てた手紙の中に“Power tends to corrupt, and absolute power corrupts absolutely.”の言葉があったという。アクトン卿の箴言は「絶対的権力や長期化した権力は、必ず権力の濫用や権力の維持のため腐敗する危険性がある」と警告している。権力者への自制心と権力によって縛られる者への警戒感を同時に警告する人類史に残る歴史的な格言だ。

 アクトン卿は偉大で不滅的な格言をもうひとつ残している。

 “Great men are almost always bad men.” 偉人は常に悪人である

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