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2018年4月 3日 (火)

生誕90年記念 藤沢周平展

 4月1日まで練馬区の石神井公園にある「ふるさと文化館」で開催されていた「生誕90年記念 藤沢周平展」と、そこから500㍍離れた「石神井松の風文化公園 管理棟」で開かれていた「生誕90年記念 藤沢周平と練馬展」を滑り込みで観覧してきた。

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 「生誕90年記念展」は鶴岡市の藤沢周平記念館やCSの時代劇専門チャンネルとの共同展といった趣。記念館で見学したことのあるパネルを目にした。藤沢氏の作品から抜粋され展示された数々の名文は、美しく、優しく、時には鋭利だったり重厚だったりする。美術品や工芸品と比較しても何ら遜色なく、藤沢氏が描く世界に引き込まれた。

 「藤沢周平と練馬展」は小規模ながら手作り感のある展覧会だった。開催概要に「練馬区とのつながりに焦点をしぼり、写真や作家の日常を物語る資料を展示」とあるように、藤沢氏が療養した病院の見取り図や大泉学園町での散歩コースが描かれる等、個人の暮らしぶりに踏み込んだ内容だった。

 昨年末、平成29年12月29日に和子夫人亡くなられたという掲示があった。作家・藤沢周平の作家活動を支えたモチベーションは娘だったかもしれないが、人間・小菅留治の暮らしを支えたのは、和子夫人だったことは間違いない。

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 藤沢氏は一貫して西武池袋線沿線に住んだ。今では美しい街並みを持つ高級住宅街であるが「どこか田舎の雰囲気を残しているところ」が気に入っていたという。自分も住むなら練馬区か板橋区あたりがいいと思う。それは故郷へ帰るには都合がいい場所だからだ。藤沢氏は山形・鶴岡、自分は新潟・長岡という違いはあるものの、故郷に続く道路や電車がそこを通っていることは田舎者にとってかなりは重要なことのように思う。きっと藤沢氏にもそんな思いがあったのではないか。

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