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2018年1月24日 (水)

After Sunday silence

 「サンデーサイレンス、最後の現役馬が引退」 先週、報じられた競馬に関するニュース。

 サンデーサイレンス産駒で最後の現役競走馬だったビュレットライナー(牡16歳)が1月3日のレースを最後に引退した。同馬は2004年9月にデビューし、中央競馬、ホッカイドウ競馬、岩手県競馬に在籍した。通算成績178戦21勝。最後の勝利は2016年6月に当時14歳で勝ったものだった。ビュレットライナー(弾丸ライナー)という名に反し、息の長い現役生活を送った。

 西暦で紀元前を表す「BC」は「Before Chist」、“キリスト前”という意味がある。紀元後も「AC」、「After Chist」でいいと思うが、「AD」(ラテン語の Anno Domini 「主の年において」の意味)と表す。主とはキリストのことだから意味は同じだ。日本の競馬界には「BS」と「AS」がある。「BS」とは「Before Sunday silence」、「AS」とは「After Sunday silence」。キリストの生命が西暦を「BC」と「AD」に区分する様に、彼は日本の競馬界を「BS」と「AS」に区分した。

 サンデーサイレンスは1989年の全米年度代表馬(ケンタッキーダービーとプリークネスステークスの2冠馬)で、種牡馬として日本に輸入された。その後、12年連続でリーディングサイアー(首位種牡馬)を獲得し、「日本競馬に革命を起こした種牡馬」といわれる。彼には「3つの時間軸」がある。

 1.自身の生涯(1986年-2002年) 競走馬としての現役時代は1988年から1990年のわずか3年間でしかない。一方、種牡馬時代は1991年から2002年の12年間。

 2.産駒の現役時代(1994年-2012年・2018年) 中央競馬では2012年にアクシオンが引退し、地方競馬では2018年に今回ニュースになったビュレットライナーが引退した。

 3.産駒の子(孫世代)以降(1996年-現在~) 彼の血統が受け継がれる時代。これは日本に競馬が存在する限り続く。

 エポック・メーキング(epoch making)という言葉は、ある出来事がその分野において画期的な時代を築くこと、重要な転換点としての意味を持つことを指す。種牡馬サンデーサイレンスはその言葉のとおり“時代を作った”。時代や歴史を文字どおり塗り替えた。ビュレットライナーの引退は「父サンデーサイレンス」のフィナーレでもあるが、後継種牡馬や繁殖牝馬の活躍で、彼の血統は玄孫(やしゃご)の子、来孫(らいそん)まで伸びている。

【補足】ビュレットライナーは2002年3月24日生まれ。サンデーサイレンスの“最高傑作”ディープインパクトは2002年3月25日生まれ。歩んだ道は大きく異なるが、共に16歳を迎えた両馬の誕生日が1日違いというのも不思議な縁がある。

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