ダカーポ
20代の頃、「ダカーポ」(マガジンハウス)という雑誌を読んでいた。あの頃の自分にとって、週刊誌はずいぶん敷居が高い気がしていた。文春や新潮は読む記事がなく、論調にも違和感があった。朝日やサン毎は堅く、ポストや現代はオヤジくさい。写真週刊誌は下世話。「ダカーポ」には適度に硬派な記事があり、それでいて適度に軽く、切り口はやや斜め斬り。毎月2回の発売(第1・第3水曜)で隔週誌であることも自分にマッチしていた。
その後の形跡を調べてみると「WEBマガジン」として継続していることがわかった。
<WEBマガジン「dacapo」は1981年に創刊した“現代が3時間でわかる情報誌”「ダカーポ」が生まれ変わったクロスメディアマガジン。2008年にデジタルに移行し、ライフスタイルの最前線の動きを独自の取材でリポートしています>
しかし、WEBサイトの更新は放置されており、雑誌時代のエッセンスも感じられない。50代が目前になった今は、文春や新潮、ポストや現代、朝日やサン毎の方が、かなり自分と至近距離にある。
ダ・カーポ(da capo)はイタリア語で「先頭に戻って演奏」を指示する演奏記号。今日は大晦日。「da capo」に従って先頭に戻る時間。
May the year of 2018 bring you a lot of happiness and smiles.
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