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2017年12月13日 (水)

身近な形式主義

 あらゆる小売店やサービス業の店舗でクリスマスの飾り付けが施されている。店員がサンタクロース風の衣装を着たり、トナカイ風の帽子をかぶって接客する店もある。クリスマスの飾り付けをして衣装をまとうことが、顧客サービスにつながり、ひいては売上増加につながるのか不思議になる。

 季節的な現象だけでなく、日常的に見かける不思議もある。スーパーで買い物中によく見かける場面。バックヤードから出てきた従業員が一度立ち止まって一礼した後、店内に入ってくる。店内から退出する従業員は、扉の前で一度振り返り、一礼した後に出ていく。客とすれ違う際に「いらっしゃいませ」などの言葉はあるべき(なくてもいいが)だと思うが、「入室・退室の一礼」は多数のサービス業で行われている。これは顧客に対するサービスとして行われているのではなく、マナーや礼儀、作法として行われている。しかし、レストランや靴屋などでは見かけない。この慣習は「サービス業」という括りではないことがわかる。この慣習がどこから来ているのかといえば、おそらくアレだと察しがつく。

 高校野球で選手がグラウンドに入る際と去る際に帽子をとって一礼する。野球に限らず、サッカーやラグビーなどでも見かけることがある。プロスポーツでも見かけることがある。教育的な意味を持つ部活と、その精神的な延長線上にある日本のスポーツの世界では、文化的、一部宗教的な意味があることを否定はしない。スーパーの店舗は野球でいうところのフィールドと同じという考え方が根底にある。

 サービス業の「クリスマス・モード」に目くじらを立てるつもりはないが、自分は「一礼の場面」に遭遇すると、不快な気分になる。形式的なあいさつをやり続けることの労力。それを強いられている労働者が不憫に思えてくる。経営者の前例主義、社会の形式主義、会社の事なかれ主義が透けて見える。

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