冬物語
最近は「季節限定ビール」とか「限定醸造」、「数量限定」など、“限定”が溢れている。試しに買ってみることはあっても、とても全て試せる訳ではない。仮に気に入ったビールがあったとしても、ひと月も経つと、もう買えないことが多い。
サッポロビールの「冬物語」は冬季限定発売の先がけ。この季節限定商品のいい所は「毎年必ず発売される」ところ。11月から12月にかけて店頭に並ぶ。
昨日の競馬。朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ、以下、朝日杯)はダノンプレミアム(父ディープインパクト)が朝日杯のレコードタイム(1分33秒3)で優勝した。去年まで朝日杯は2歳王者決定戦だったが、今年からホープフルステークス(中山・芝2,000㍍)がGⅠに昇格し、どちらの勝馬が最優秀2歳牡馬に選ばれるのかわからない。しかし、ダノンプレミアムの勝ち方は文句のつけようがなく、ホープフルステークスの勝馬は、かなりの厳しくなったといえる。ダノンプレミアムはクラシックの最有力馬になった。
一昨年の朝日杯を勝ったリオンディーズ(父キングカメハメハ)はデビュー2戦目でGⅠを制したが、ケガのためわすが5戦で引退を余儀なくされた。この「リオンディーズ」という名前はシェイクスピアの戯曲「冬物語」(The Winter's Tale)の主人公であるシチリア王の名前。
季節限定ビール「冬物語」という商品名は、この「冬物語」からつけられている。発売時のラベルには「The Winter's Tale」の原文が書かれ、ある年のラベルにはシェイクスピアの肖像が描かれていたという。
冬物語 → 朝日杯 ダノンプレミアム → 朝日杯 リオンディーズ → 冬物語 という連想
「冬物語」はまろやかな味が特徴。キレとかコクという表現は相応しくない。上手い宣伝に洗脳されているのかもしれないが、冬の料理、鍋物や煮物に良くマッチする。もちろん、雑煮やのっぺ汁にも。つまり、年越しのビールに最適だ。
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