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2017年12月 6日 (水)

手帳のこと

 手帳を買う時期が来た。手帳は10月になると本屋に並ぶ。手帳はずっと必需品だったが、来年の手帳を用意するかどうか躊躇している。手帳産業が衰退しているというニュースは聞かないが、業界が縮小傾向にあることは想像に難くない。

 社会人になりたての頃は学生時代の名残から、大学ノートに線を引き、月と週、日付と曜日を記入した「手作り手帳」のようなものを使っていた。その頃はノートで事が足りた。入社して数年間は教育・育成期間で、顧客とのアポイントなどないに等しく、そもそもスケジュール管理の必要がなかった。やがて営業の仕事に従事すると、商談の約束に追われるようになり、分刻みのスケジュールということもあった。

 携帯電話が急速に普及し、それに付随する様々な機能が進化した。スケジュール管理機能もそのうちのひとつ。常に持ち歩く携帯電話で個人的な予定は管理(というよりも備忘とか確認、記録の意味合い)するようになった。しかし、手帳を持たなくなったかといえばそうはならなかった。むしろ手帳の重要性は増した。手帳は「メモをする」という行為とセットになることで、重要な役割を担う。例えば朝礼やミーティング、あるいは顧客折衝などの時。そういう場面では手ぶらという訳にはいかない。そうかといってタブレット端末という訳にもいかないだろう。将来的にはわからないが。

 現在もまれに見かけることがある「システム手帳」が流行した時期があった。革製のケースが何万円もするものがあった。今は贅沢を望まなければ100円ショップで売っている。それでも買う人は少数だろう。

 ここ何年もの間、手帳は決まったものを使っていた。購入したその日のうちに裏表紙をめくった頁に氏名などを記入する。その手帳にはアドレス帳が別冊になって挟み込まれていて、そのアドレス帳は買ったその日に処分する。これは年に1度の決まり事だった。今年もその決まり事を受け継いで、過去の手帳の山に「2018」を積み重ねることも価値あることかもしれない。

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