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2017年12月19日 (火)

最強世代はどこへ

 週末はクリスマス。そして有馬記念。出走登録数はフルゲートぴったりの16頭。出走予定馬のレベルも決して高くない。

 昨年の2016年クラシック世代は「最強世代」と呼ばれていた。長年、競馬ファンをやっているので、この種の競馬マスコミのあおりには慣れている。彼らはあおるのが商売だ。それにしても、その最強世代はどこへ行ってしまったのか。

 昨年の皐月賞馬ディーマジェスティは11月に引退。ダービー馬マカヒキは昨年の凱旋門賞後低迷、菊花賞と有馬記念を勝ったサトノダイヤモンドは今年の凱旋門賞の後、レースに出走していない。おそらくこの世代の最強馬は牝馬のシンハライト(同世代牝馬とのみ対戦 6戦5勝)だと思うが、これも既に引退した。

 2015年世代はキタサンブラック(父ブラックタイド)が幅を利かせているが(もちろんそれだけの名馬ではあるが)、ドゥラメンテ(父キングカメハメハ)に敵わなかった。つくづく、ドゥラメンテの引退(4歳の宝塚記念2着が最後のレース)が惜しまれる。

 競馬に関わる人々は競馬を盛り上げたい思いがある。競馬は、経済・産業としての側面を持っている。そんな勢力の中で、最も競馬ファンに近いのが競馬マスコミ。しかし、実力のない世代を、“最強”ともてはやすだけでは、国内で通用しても、海外では通用しない。最強世代のダービー1着馬は昨年、2着馬は今年の凱旋門賞でそれぞれ惨敗した。

 自分の感覚では1998年のクラシック世代(スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、グラスワンダー、セイウンスカイ、キングへイロー…)が最強だと思っている。しかし、客観的に「各世代の中央競馬GⅠ勝利数」で比較すると「2012年世代」、「2007年世代」、「2002年世代」、「1997年世代」が平均以上の勝利数をあげている。

 2012年世代 ゴールドシップ、ジェンティルドンナ、ジャスタウェイ、フェノーメノ、ディープブリランテ

 2007年世代 ウオッカ、ドリームジャーニー、ダイワスカーレット、スクリーンヒーロー

 2002年世代 シンボリクリスエス、アドマイヤドン、ヒシミラクル、デュランダル、ゴールドアリュール

 1997年世代 サニーブライアン、タイキシャトル、メジロブライト、メジロドーベル、ステイゴールド

 こうして見ると、ある法則性があるように思える。 ①5年毎の法則 今年の2017年世代に当てはまるのではないか。 ②強い牝馬 古馬混合G1を勝つような牝馬かいる世代は強い ③多頭数G1馬 同一世代で多くのG1馬を輩出する世代。1997年クラシック世代は前記のほか、サイレンススズカ、シルクジャスティス、ブラックホーク、シーキングザパール、ダイタクヤマト等々。

 今年は5年毎の法則が適用される2017年。古馬G1で2016年世代と2017年世代が対戦するレースでは2017年世代を上位にとりたい。これは「2018年馬券購入の掟」にすると同時に、週末の有馬記念から適用しようと思っている。

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