In This Country
昨日は冬至だった。夕方、小雨が降った空に虹がかかった。冬至の空に虹。
今日は天皇誕生日。
ロビン・ザンダー(Robin Zander)の「In This Country」は、アームレスリングとロードムービーの要素を仲介に“父と息子の絆を描いた物語”「オーバー・ザ・トップ」(1987年・主演シルべスター・スタローン)の挿入歌だった。日本では1990年代のF1ブーム時に「F1グランプリ中継」のエンディングテーマとして馴染みが深い。
目の前の道は 俺たちが欲する場所に続いている 初めからあるがままの自分に従って 力の限りを尽くすんだ この国では俺たちの心は開かれている もう一度トライしてみるのも自由さ 未来が見えたら 俺たちはまた信じるようになる 今日俺は未来へと続く道を旅する とどまることのない心は旅立ちの時を知っている
およそ200年ぶりに生前退位し、上皇となる天皇陛下の決断を“父と息子の絆の物語”と捉えた時、退位のご決断は自身が55歳で即位(1989年)したことと無関係ではないだろう。皇太子殿下は59歳で天皇に即位(2019年)することになる。「父が息子を思う心」。それこそが生前退位の最大かつ唯一の理由だと思う。
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