日の出製麺(三条市)
三条市のラーメン店「日の出製麺」。自家製麺であることを前面に推すための、日の出製麺(興野工場)という名称なんだと思う。製麺工場でなく、日の出ラーメン(興野店)のこと。
店内は小上がりに4人座卓が4つ。カウンター10席ほど。写真は煮干しラーメン大盛(700円)。大盛は無料。ラーメンを食べると、自家製麺の利点を理解できるようになる。すすらずに麺を噛んでみる。適度にコシがあり、麺に味と香りがある。看板ニューのひとつがつけめんであることにもうなづける。そして、これだけの質と量の燕三条系+煮干しラーメンを700円で提供できるのは自家製麺だからだろう。
有名ラーメン店、人気ラーメン店の1つのパターンとして、“徒弟制度”に近い店舗運営が行われている例が少なくない。「店内に大将や主人あるいは店長の怒鳴り声が響く店」というのはこのパターンで、提供される料理がどれほど秀逸でも、そういう店には2度と足が向かない。
店内は効率的に分業されており、どこか洗練されたものを感じて店を出た。居酒屋・焼肉店・ラーメン店などを展開する気鋭の飲食店グループの経営と知り、納得する。三条はラーメン激戦地。徐々に昔からの店を選ばなくなっている。
日の出製麺(興野工場) 三条市興野3-20-1 国道289沿い 11時~23時半(昼休憩 15時~17時)