雪支度
今朝は雷鳴が轟いた。雪下ろしの雷だ。「今日から冬」そう告げている。
11月下旬から12月上旬にかけて、新潟と関東の気温はさほど変わらない。最高気温、最低気温ともに新潟が2度から3度低いだけだ。違うのは冬の準備のために、時間と労力と金銭を費やさなければならないことだろう。この時期、地域によってはもう少し早く、冬支度が始まる。
昨年の記事 http://kasa.air-nifty.com/blog/2016/11/post-9d90.html
雪がほとんど降らない地域に住む人々は、冬支度のために1日とか2日を要することはないのではないか。地方では成人1人に1台の車が当たり前。その台数分のスタッドレスタイヤを準備して交換する必要がある。初雪の天気予報が出ると、ガソリンスタンドやカーディーラー、修理工場などにはタイヤ交換を待つ行列ができる。もうひとつ、庭木や玄関、窓などには冬囲い(雪囲い)することも冬支度。これらにかかる出費や手間は雪国だけにある支出。冬物の衣類や寝具を用意するだけの地域とは違う。「冬支度とは雪支度」だから。
政府は年金以外の所得が1000万円超の年金受給者について、年金控除を縮小する方向で検討に入ったという。現行は年金控除と給与所得控除の二重適用が可能で「金持ち優遇」になっている。また、高額所得者(年収2500万円超)の基礎控除(一律38万円)の減額も検討する。
当然の措置だろう。金持ち優遇策はその辺にして、「雪国控除」でも設けたらどうか。年収200万の人(あるいは家計)が冬支度で何万円もの出費を強いられている裏で(表で)、金持ちは株で不就労所得を得ている。
« 日の出製麺(三条市) | トップページ | 新聞を止めて「iDeCo」へ »
「雑感」カテゴリの記事
- 「ドライブ・マイ・カー」(2022.03.30)
- アクムノマスク(2022.02.08)
- 斜めの心(2021.12.05)