新聞を止めて「iDeCo」へ
新聞は配達されるもので、本は買いに行くものだったが、本は配達されるものになった。やがて、新聞は買いに行くものになるだろう。
経済紙が11月から月極めの新聞購読料を4,000円に値上げした(朝夕刊は4,900円だが、新潟地区は夕刊対応していない)。駅・コンビニなどでの1部売りは160円から180円になった。新聞購読料という言い方にも違和感がある。雑誌を雑誌購読料とは言わない。雑誌代金、新聞代金でいい。
値上げは1994年2月以来、23年ぶりと報じられた。およそ1割というのは値上げ幅としてはかなり大きいと思う。値上げの理由として、配達費の上昇、設備投資負担の増加、デジタル化とグローバル化の対応などをあげている。これまでも全国紙よりも10%程度高い価格だったが、今回の値上げで20%程度高い価格になった。ひと月の価格差はおよそ千円。他紙も追随するだろうか。
発行部数がどのくらいか知らないが、毎日、株価情報を何面もの紙面を割いて刷っている。株価欄に掲載されている会社の社員たちが顧客だからだろう。あんなの「毎日、サイトに掲示します。無料で閲覧できます」でいい。明日からなくせる。新聞「紙」と新聞「配達」の限界は見えている。
BOOK・OFFとAmazonをよく使う。BOOK・OFFの108円コーナーはお宝コーナーだが、5年以上前のものが多数を占める。Amazonでは2年経過していない本でも1円から100円を切るものが多数ある(別途、配送料が300円程度かかる)。
週末にAmazonで1円(配送料含みで300円程度)の本を買い、火曜から週末にかけて読む。新聞は必要の都度、あるいは、土曜か日曜にコンビニで1部買いする。土曜の新聞を読めば、記事が仮に続報であっても、最近の出来事は網羅されている。自分のスタイルはほぼこんな形になった。
毎日、廃棄物を配達してもらうような新聞購読を止め、「 iDeCo (個人型確定拠出年金)」にでも入った方が良い。掛金は毎月5,000円から可能。資金は60歳まで引き出せないが、税制優遇のメリットがある。
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