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2017年10月30日 (月)

2017年の新潟競馬

 台風22号が太平洋側を北上、昨晩からの強風でベランダの鉢が倒れていた。強風は「木枯らし」。秋と冬がせめぎ合っている。

 昨日の天皇賞はキタサンブラックが不良馬場やゲートの出遅れをものともせず、春秋の天皇賞を連覇。彼にとってこのGⅠ6勝目の勝利は大きい。3歳春、3歳秋、4歳春、4歳秋、5歳春、5歳秋と自身のすべてのシーズンで重賞を勝ち、うち5つのシーズンでGⅠを勝利した。今年は春秋の天皇賞、春秋の2000㍍GⅠを勝利。不良馬場も克服。強い馬の1頭から、名馬の域に達した。この後、ジャパンカップ、有馬記念の2戦で引退が決まっている。一昨日、「天皇賞・秋の勝ち馬には“選ばれし馬”が並ぶ」と記した。まさに選ばれし馬が勝利した。

 昨日で2017年の新潟開催が終了。先週の菊花賞も記憶にないくらいの不良馬場だったが、夏の新潟1000万条件戦を勝っていた馬が1着・3着した。

  キセキ(父ルーラーシップ) 信濃川特別1着 → 神戸新聞杯2着 → 菊花賞1着

  ポポカテペトル(父ディープインパクト) 阿賀野川特別1着 → 菊花賞3着

     http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/09/post-074b.html

 【春開催】 新潟大賞典を勝ったサンデーウィザード(父ネオユニヴァース)は屈腱炎で戦線離脱。早苗賞を勝ったセダブリランテス(父ディープブリランテ)は次戦でラジオNIKKEI賞を勝ったが、菊花賞は回避。次週のアルゼンチン共和国杯で戦列復帰する。

 【夏開催】 8/6のハイレベルな新馬戦を勝利したロックディスタウン(父オルフェーヴル)は、次走・札幌2歳Sも強い勝ち方をした。その新馬戦2着のタイムフライヤー(父ハーツクライ)は萩ステークスを4馬身差で快勝している。8/20の新馬戦を勝ったラッキーライラック(父オルフェーヴル)は、昨日、アルテミスS(GⅢ)で重賞を勝利。ロックディスタウンとラッキーライラックの2頭には「新潟デビューのオルフェーヴル産駒の牝馬」という共通点がある。父に続いてクラシック制覇を目指して欲しい。9/2の未勝利を勝ったオウケンムーン(父オウケンブルースリ)は新潟芝2000㍍の2歳レコードタイムだった。次戦以降、坂のあるコースでの走りに注目。9/3の新馬戦を勝ったサンリヴァル(父ルーラーシップ)は、次走・芙蓉Sでファストアプローチやトゥザフロンティアらの良血馬を下した。こちらは牡馬クラシック路線に乗って欲しい。8/13の新馬戦を勝ったルヴァンスレーヴ(父シンボリクリスエス)は、昨年、エピカリスが圧勝したレースのリプレイを見るかのように後続を大きく引き離して勝利。2戦目となった先週のプラタナス賞も完勝した。同厩舎のエピカリスに続き、ベルモントSへの道を歩んで欲しい。そのエピカリスはベルモントS出走取消後の舞台となったレパードSを惜敗。「この夏開催最大の勝負レース」だっただけに、ルメール騎手にしては弱気な騎乗が残念だった。今年の「新潟デビュー組」は、例年以上に素質馬・期待馬が多い。来春がとても楽しみになった。

 【秋開催】 初ダートの1800㍍未勝利戦を圧勝したタイキフェルヴール(父フリオーソ)は、来夏、レパードステークスに帰ってきて欲しい馬。女性騎手の年間最多勝利記録を更新した藤田菜七子騎手は12勝中8勝(10/29現在)を新潟開催であげた。昨日は自身初めての騎乗停止処分も。

  王道を進んだからといって栄冠を獲得できる訳ではない  人生に必要な知恵はすべて競馬場で学んだ

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