「平成」 終わりの始まり
昨年8月の「天皇陛下のおことば」を受けて、天皇陛下の生前退位に関する検討が速やかに行われた。今年6月「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」が成立した。天皇陛下の退位に伴って、2019年に「平成」の元号は改元される。
平成という元号は、中国の歴史書「史記」の「内平外成」(内平かに外成る)と「書経」の「地平天成」(地平かに天成る)から、「国の内外、天地ともに平和になる」という意味を持っている。
おそらく、平成最後の国政選挙となる第48回衆議院選挙が投開票された。予測されていたとおり、“改憲勢力”が大勝した。
誰が議員に選ばれ、誰が首相になろうと構わない。
雨が降った時、傘のない人に傘を差し、水たまりを歩く人には、その穴を埋める役割が政治だと思っている。政治が勝者と弱者を作ってはならないと。
平成の世が終わる時、「国の内外、天地ともに平和が失われる」ということが無いとも限らない。改憲とは「戦争ができる国に変える」ということだからだ。
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