LGBT
衆院選投票日まで2日。1991年当時、LGBTなどという用語はなかった。
今回の衆院選では、「多くの政党がLGBT(性的少数者)に関する公約を掲げている」という報道を見た。LGBTとは「性的少数者」の総称。同性愛者(レズビアン、ゲイ)、両性愛者(バイセクシュアル)、性同一性障害(トランスジェンダー)、それぞれの英語スペルの頭文字をとっている。
1991年、26年前の春。就職面接に臨んだ自分は、社会に関する問題意識について、次の2つをあげた。
・社会構造が超高齢化社会に向けて加速する中で、看護・介護・養護・保育への就業人口を傾斜する施策が必要であること。
・同性愛者の社会的な認知、障害者の社会進出、外国人労働者の受け容れ等、多様な社会構造への変化を融和的に進めるための施策が必要であること。
LGBTについて、ある調査では「自分は性的少数者」と回答した人の割合は8%、別の調査では性的少数者のうち「いじめを経験していた」と回答した人の割合が60%あったという。社会の偏見はまだまだ根強いが、「科学的根拠や知見が定まりつつある」という段階だろうか。それでも、あの就職面接から26年で世の中は様変わりした。
多様性を認め、受け容れることは、社会も会社も強くするだろう。
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