C級グルメ
幼い頃には存在しなかった言葉に「B級グルメ」がある。B級グルメとは、安価で庶民的でありながら美味しい料理のこと。おそらくバブル期の高級(高額)料理のアンチテーゼとして台頭してきたものだと思う。有名な「B-1グランプリ」のBは「B級」を指すのではなく、ブランド(Brand)を指しているというから、B級グルメの意味とは違う。
B級があれば、A級もC級もある。A級グルメの発祥が新潟にあるという説もある。しかし、これも階級としてのA級を指すのではなく、「永久」い由来するという。C級グルメは、格安(Cheap)、ごちそう(Cuisine)、くつろぎ(Comfort)のCを指している。
幼い頃に食べた駄菓子や近所の食堂の味。一人暮らしの時に食べていたインスタント食品。あの頃の得意料理はアジシオとマヨネーズで味付けしたチャーハンだった。決して人には食べさせられないが、格安・ごちそう・くつろぎの3要素を満たすものだ。そんなC級グルメは今でも心から美味しいと感じる。年をとっても舌は肥えない。
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