30年遅れのTHE BLUE HEARTS
怠け者である自分は「人は人生において、常に全力疾走している訳ではない」と考えている。
しかし、がむしゃらでない人生であっても、仕事を持ち、家庭を持ち、悩みを持ち、心か身体、あるいはその両方に傷みを持って生きる時間は、息苦しく、多忙で、ひと息つく間もない。
誰もがうらやむようなエリートの人生も、名もなき日雇いの人生も、振り返れば1本の道でしかなく、その軌跡を2本、3本と描ける人はいない。
その軌跡が人生のメインストリートだとすれば、誰にとってもバックストリートや見知らぬ道が同時並行で存在していたことに気づき、驚く。
THE BLUE HEARTS を聴いている。彼らのメジャーデビューは今から30年前の1987年だ。
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