新潟に「3歳芝重賞」の新設を
夏競馬が終わって1週間。今週は競馬を休んでJRAに提言。「新潟に3歳芝重賞の新設を」
夏競馬は古馬の芝・ダート路線は他場を含めて充実している(サマースプリントシリーズ・サマーマイルシリーズ・サマー2000シリーズ)と思うが、秋に繋がるレースという意味では、1段劣る。春と秋にビッグレースが組まれているJRAのプログラムでは「一線級は夏競馬に出ない」ことが常識であり、慣習になっている。しかし、3歳馬にとっての夏は飛躍の時期といえる。そこでJRAに3歳馬の芝レースの拡充を提案したい。イメージとしては、「ラジオNIKKEI賞の新潟版+秋に繋がるレース」。
夏の3歳オープンは3競走(ラジオNIKKEI賞とダート競走2つ)、秋はトライアル4競走以外になく、3歳馬のレース体系に踏み込んだ改革になる。新潟夏開催の各週メインレースは以下のようになっている。
第1週 GⅢアイビスサマーダッシュ 新潟名物の直線1,000㍍唯一の重賞。サマースプリントシリーズのひとつ
第2週 GⅢレパードS 3歳限定ダート重賞として定着
第3週 GⅢ関屋記念 伝統の夏のマイル重賞 サマーマイルシリーズのひとつ
第4週 NST賞(ダート1,200㍍) 他場でGⅡ札幌記念とGⅢ北九州記念が実施
第5週 GⅢ新潟2歳S 他場でワールドオールスタージョッキーズ開催
第6週 GⅢ新潟記念 新潟夏開催フィナーレ サマー2000シリーズ最終戦
新潟夏開催の期間中、「3歳以上・芝1600㍍以上・1000万条件の特別戦」では3歳馬の活躍が目立つ。
8/5 信濃川特別(2000㍍・1000万) 3歳馬3頭出走 1着キセキ
8/12 三面川特別(1800㍍・1000万・牝) 3歳馬4頭出走 2着カワキタエンカ
8/20 阿賀野川特別(2200㍍・1000万) 3歳馬2頭出走 1着ポポカテペトル
8/27 五頭連峰特別(1600㍍・1000万) 3歳馬4頭出走 1着メイショウオワラ
9/7 弥彦特別(1800㍍・1000万) 3歳馬2頭出走 2着エテレインミノル
2017年の開催日程では、4月16日が皐月賞、5月28日がダービー、菊花賞は10月22日に行われる。7月2日がラジオNIKKEI賞。皐月賞から42日後にダービー。ダービーから146日後に菊花賞(ラジオNIKKEI賞から111日)。ダービーから146日後のおよそ半分の期間を経過する時期にレパードステークスが組まれているが、これは3歳ダート重賞。ラジオNIKKEI賞と菊花賞までの半分の期間は8月下旬頃。グレード競走のない新潟開催の第4週、札幌記念との騎手重複を避けるため土曜のメインレースとして施行してはどうだろう。
距離はラジオNIKKEI賞(1,800㍍)との棲み分け・差別化と、3歳秋のクラシック最終戦・菊花賞のトライアル的な意味を持たせるため、新潟内回り2,400㍍、あるいは思い切って外回り3,000㍍。遅れてデビューした馬、春をケガで休養した馬、長距離適性がある馬、これらを集めて施行する。もちろん1着馬には菊花賞の優先出走権を与える。
レース名称は、8月の旧暦から「葉月賞」、8月の花から「朝顔賞」、あるいは夏の花で“強運”という花言葉を持つ「アベリア賞」。
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