新潟県“ワンコイン”キャンプ場
昨年から施行された祝日「山の日」。お盆休みを前倒しして、かつ、拡大する目論見どおりになっているだろうか。去年も記したと思うが、お盆休みが削られたり、仕事が大幅にシワ寄せされたりしていないか。シワ寄せは社内では現場や一般社員に、社会では下請けや零細企業に偏るもの。そのことを理解しているだろうか。役人はこの時期に祝日を増やしたことが、夏季休暇の拡大に繋がったなどとあぐらをかかないで欲しい。祝日の増加による無理と矛盾、不利益を末端が背負わされていないか?その実態を把握すべきだろう。
近年はアウトドア・ブームだから、「山の日」の制定自体はタイムリーともいえる。流行している“グランピング”は、グラマラスとキャンピングをかけ合わせた造語。優雅に、贅沢にアウトドアを楽しめる施設が増えている。グランピングや野外フェスの写真や動画などで、色とりどりの三角旗「ガーランド」で飾りつけてあるテントを見たことがある。アウトドアやキャンプの楽しみ方は、多くの趣味と同様か、それ以上に千差万別だと思うから、人それぞれなのだが、間近に華やかに飾りつけてあるテントやタープを見ると、少々気恥ずかしく思う。
キャンプは自然との触れ合い、日常生活からの開放感に浸るというのが大きな魅力だ。今はそれに加えて、快適性や娯楽性が求められる。その結果、オートキャンプ場やAC電源付きのキャンプサイトが増え、人気のあるキャンプ場やキャンプサイトは、夏休みなどは予約で確保できないという。
日本ではあらゆる場面で「経済化したもの」だけにスポットライトが当たる。そこに資金が投入されることで設備が更新され、規模が拡大する。雇用も増える。それはキャンプの選択肢が増えることで好ましいのだが、一方では「経済化しないもの」の衰退に繋がっていく。
最低限の設備(だと思う)、「炊事場とトイレ」があって、1泊の利用料金がワンコイン程度のキャンプ場を維持運営していくのは自治体にしかできない。そんなキャンプ場を、このブログでも紹介・掲載していこうと思う。
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