2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
フォト
無料ブログはココログ

« 総理大臣の陰謀 1 | トップページ | 総理大臣の陰謀 3 »

2017年6月19日 (月)

総理大臣の陰謀 2

 安倍首相の記者会見があると知って注目していた。テレビ各局は生中継したところが多かったようだ。「国会閉幕を受けて」の会見ということだったが、国会閉幕後の首相会見って恒例だっけ?会見の冒頭から、自らの関与が取り沙汰されている森友学園問題や加計学園問題での国会答弁や二転三転する政府の対応を謝罪した。残りの時間は自政権のPR。そして「日米同盟は安全保障の基軸」との認識を示した。そうだろう、そのための政権だ。

 それほど興味もなく、安倍首相の政権運営を「頭隠して尻隠さず」だなと思っていた。しかし、彼の政権下で、どれだけ強行採決が行われただろう。まるで予知夢のように、見覚えのある現実が、何度も何度も繰り返されている。つまり、「隠そうとなどしていない」。好きになれないタイプ。

 首相の味方をする訳ではないが、森友学園・加計学園問題は、ともにたいした問題ではないと思う。双方とも行政上の問題点やグレーの部分はあるが、政治家とはそういうものだ。政治は我田引水する。血縁や友人に多少の便宜も図るだろう。政治は、一定の不平等や不公平を作ることで全体を統治する。

 「1票の格差」などと言って、人口が多い首都圏の議員定数を増やし、地方の議員を減らしているが、それでは政治が成り立たない。確かに「1票の格差」があることは、平等ではないし、公平ではない。しかし、「1票の格差」がないことも、平等ではないし、公平ではない。

 首相は、もう10年以上、権力の中枢にいる。いや、産まれたときから特権階級だ。「忖度(そんたく)」…他人の心をおしはかること。忖度は、太宰治や福沢諭吉も使っている言葉。忖度には限りがない。当該者が偉くなればなるほど、権力者であればあるほど、その度合いは増す。思いも寄らない忖度劇場が繰り広げられる。そのことを、忖度する側も、忖度される側も念頭に置かなければならない。そして、権力者であるほど、抑制的にならなければならない。

 むしろ、第二次安倍内閣の発足に際し、「首相夫人付きの職員を3人に、2014年度からは5人にそれぞれ増員した」ことの方がタチは悪い。しかし、これも末梢的だ。次に政策。武器輸出三原則の撤廃、安保法制や秘密保護法、共謀罪法…。政策や法律は法に基づいて手続きされている。そもそも多数派が世の中の舵を握るルール。

 彼を受け付けないのは、次の2つが彼の陰謀だと思うから。

 1.軍事国家への道を舗装している(強行採決の常態化)

 2.過度なメディアコントロール

 なぜ強行採決を繰り返すのか。それは彼が「歴史に名を残したい」からだろう。功名心。本来、彼を評価するのは国民だが、彼は国民を間接的に見ている。彼はアメリカと国内大企業の経営者たちを取り込む(取り込まれる)ことによって出世競争を勝ち抜いている。例えが小さすぎるが、“出世欲に囚われたサラリーマン”によく似ている。そのようなサラリーマンは“手柄を挙げること”に奔走する。手柄は組織の利益とは限らない。そこも似ている。彼が国民の利益を訴えて総理大臣になったとは思えない。そして、手柄をあげ、出世した大多数の人間は結果責任を負わない。 

  18時からの会見が終わって間もなく、19時から、森友学園に対する大阪地検特捜部による家宅捜索が始まった。国策捜査という批判は免れないだろう。この問題で、誰かが逮捕されるだろう。トカゲの尻尾切りで事件の風化を待つというやり方も、日本独特のサラリーマン社会の風景そのものだ。

« 総理大臣の陰謀 1 | トップページ | 総理大臣の陰謀 3 »

柏町9階」カテゴリの記事