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2017年4月

2017年4月30日 (日)

小千谷そば 和田(小千谷市)

 小千谷、十日町は蕎麦どころ。有名な店がいくつもある。小千谷駅というよりも、ほとんど駅構内と言ってもいいほどの立地にある「和田」。もう何年も前に、「美味しい店」と聞かされていた。ようやく食べる機会に恵まれた。

 勧めてくれた人は“蕎麦博士”。博士からのおすすめ店だけあって、小千谷産のそば粉を使った手打ち蕎麦、今がシーズンの山菜の天ぷら、ともに素晴らしい。蕎麦屋では「大盛りにしておけば良かった」と後悔するものだが、ここは普通盛りでも大丈夫。お昼時だったせいか、作業服姿のランチ客の多くが「天丼セット」をオーダーしていた。確かに旨いだろう。

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 写真1 外観  写真2 野菜天ぷらそば大盛り 1200円

 和田 JR小千谷駅前 小千谷市東栄1丁目2-2 ℡0258-83-3283 営業時間:10時半~19時半(LO) 定休日:水曜

2017年4月29日 (土)

「誓い」という出合い

Dsc_0438 一昨年、2015年(平成27年)4月29日にリリースされた、浜田省吾10年振りのオリジナルアルバム「Journey of a Songwriter ~旅するソングライター~」

 最後の17曲目にある「誓い」

最後まで諦めずに闘った友を 小雪舞う初冬の朝 仲間と見送る 陽気な男だった 涙は似合わない 飲もうグラスに無邪気な思い出満たして 弾こうギターに敬う心を託して そして再会の時を今ここに誓う

最後まで案じてたこの国のゆくえ 愚かさの果てにある 悲劇を見据え 遺した志は 世代が引き継ぐ 飲もうグラスに不屈の希望を満たして 弾こうギターに朽ちない理想を託して そして再生の時を今ここに誓う

海に漕ぎ出そう 生まれたところへと 長く短い旅の終わりを祝って 飲もう グラスに無邪気な思い出満たして 弾こうギターに敬う心を託して そして再生の時を今ここに集う すべての心ある仲間と誓う

 人は人生で多くの人と出会い影響を受ける。

 人は人生で多くの本と出会い影響を受ける。

 人は人生で多くの歌と出会い影響を受ける。

 当時、この曲と出合ったことで、決断の詩(うた)になった。

2017年4月28日 (金)

天国に一番近い競馬場

2017spring 中央競馬・春の新潟開催が明日4月29日から5月21日の土日・計8日間開催される。今年は夏の新潟開催が7月29日から9月3日の土日・計12日間、秋の新潟開催が10月14日から29日の土日・計6日間、それぞれ開催される。

 新潟の春開催は、“表”で行われる天皇賞(春)、NHKマイル、ヴィクトリアマイル、オークスというGⅠ競走の裏開催にあたり、グレード競走も新潟大賞典(GⅢ)のみで、競馬番組としては寂しい。しかし、新潟春競馬ほど、競馬を満喫する条件が揃う開催はないと思う。

 「混まない」 … 新潟の夏開催は中央競馬の表開催になる。夏休み期間中ということもあって、全国規模で競馬ファンが来場する。指定席は取れないし、一般席も早起きしないとまともに座れない。春開催はそんな事態にはならない。「パドックをじっくり見て→馬券を買って→ゴール板前の最前列でレース観戦する」。それが可能なのが新潟春開催だ。

 「暑くない」 … 夏競馬は真夏の開催。クーラーが効いた席を確保できれば良いが。春競馬は心地よい日射しと涼しい風に吹かれて、競馬を楽しめる。

 「若手騎手」 … 昨年は藤田菜々子騎手も参戦していたように、若手騎手の騎乗機会が多い。未勝利戦が多数を占め、障害競走も2レース組まれている。そんな競馬番組は、一周回って玄人好みでもある。

 新潟春開催でも日曜は表のGⅠ目当ての来場客がいる。可能であれば土曜の観戦がオススメ。新潟の春競馬観戦は至福の時。「天国に一番近い競馬場」だと思っている。

2017年4月27日 (木)

企業の加齢臭

Dsc_0727 年を重ねたこともあって、多少なりとも体臭に気をつけるようになった。オジサンの体臭は加齢臭と呼ばれて、ランクが上がる(下がる?)。体臭のあるなしに関わらず、単純に自己管理のひとつだろう。マナーであり、デリカシーの範疇だと思う(その意味では、喫煙者には自己管理が甘く、緩い人が多い)。

 ところで、企業ではどうだろう。「企業の体臭」、「企業の加齢臭」。

 4月25日 朝日新聞デジタルから抜粋・要約・引用 「商工中金の不正融資414億円 本部も隠蔽に関与」

 政府系金融機関の商工中金が、国の制度で不正な融資を行っていた。全国92支店のうち、35支店で99人が関与し、計約414億円を融資したことが明らかになった。職員は「ノルマに追われ、実績を上げるため」取引先の書類を改ざんして融資していた。本部が把握しながら隠蔽されたケースがあることもわかった。経営が悪化した企業へ国が行う「危機対応業務」の低利融資で不正を行っていた。制度が使えない取引先にも制度を使えるよう、業績が悪化したように見せかけたり、従業員数を偽ったりしていた。不正融資は760件、約414億円。実際に制度の適用外だったのは348件、約198億円分で、本来受けられない利子補給額は約1億3千万円だった。

 第三者委員会による調査は進行中で、更なる不正が発覚する可能性がある。商工中金(現在は株式会社商工組合中央金庫)は1936年に政府系金融機関として誕生。小泉首相時代の行財政改革の過程で(民業補完に徹するべきとする)政策金融機関改革の議論が進んだ。しかし、政府保有株式の処分を行わない等の巻き返しがあり、完全民営化が遠のいた経緯がある。加えて東日本大震災の発生を受け、政府保有株式の処分時期が再度、延期されている。

 “政府系”ですらこれだ。「どこかの店の某が不正流用した」という話ではない。全国の店で多数の職員が関与している。こういうものを“組織的犯罪”と呼ぶ。制度の要件に該当しない企業に融資にすることなど、一般職員・行員にできるはずがない。上司の関与、組織の関与がなければできる芸当ではない。震災対策資金は、本来、その恩恵に授かるべき中小零細企業ではなく、業績に懸念のない、地場優良企業に向けて実行されたのだろう。決算書を改ざんし、業績が悪化したように見せかけて。おそらく、その資金は他行融資の借換資金か自行プロパー融資の返済に回っているはずだ。

 繰り返す。“政府系”ですらこれだ。民間は推して量るべし。企業も体臭を持ち、加齢臭からは逃げられない。しかし、今回のそれは加齢臭どころではなく、腐敗臭だ。

 【追記】 5月9日 経済産業省、財務省と金融庁は危機対応融資で不正融資が行われていた商工中金に対し業務改善命令を発動した。しかし、組織的な不正事件に対する厳格かつ精緻な調査の実行と業務の改善命令に過ぎない。組織的犯罪であること認定しなければ納得できない。

2017年4月26日 (水)

自動化社会の足音

Gu 人づてに「GU銀座店のセルフレジが先進的だ」と聞いていた。そもそもファストファッションのボトムラインと言われるGUに銀座店があることにも驚いた。すると先日、GUが「8月末までに全店の約半数にあたる176店舗にセルフレジを導入する」とニュースリリースした。更にその数日後、今度はコンビニエンスストア(CVS)大手5社が、平成37年までに国内全店舗にセルフレジを導入すると発表した。

 GU銀座店のセルフレジは、スーパーなどで見かける、「商品をバーコードリーダーで読み取るタイプ」ではなく、「ICタグ ( RFID = radio frequency identifier というらしい)がついた商品をボックスに投入するタイプ」で瞬時に会計が完了する。セルフレジでは、商品の袋詰めも客側が行う。GUを利用する顧客は、低価格や機能性などを重視する合理的な考えの人が多いと思う。企業と顧客の双方が、セルフレジにマッチしているといえる。

 将来的にCVSが導入するものも、このようなICタグ型だろう。「深刻化する人手不足に対応し、業務効率化を図る狙いがある」というが、「人件費削減に取り組み、利益確保を図る狙いがある」と読み替えることもできる。「CVS5社が、平成37年までに」というのも、少々裏があるように思う。8年もかかるだろうか。その半分の時間、平成33年にはセルフレジが多数を占めるのではないか。自動化社会の足音は、早足から駆け足に変わっている。

【追記】5/23 GUで買った商品にICタグがついていた。店舗はセルフレジではないが、商品のICタグ化はひと足先に進んでいるようだ。

2017年4月25日 (火)

伊東道右衛門の碑

Dsc_0719 北陸自動車道 長岡北スマートICが開通してちょうど1ヶ月。平成32年度の分譲が予定されている「長岡北スマート流通産業団地(仮称)」への企業誘致に際し、強力なインフラになるとされている。このスマートICと国道8号 長岡東バイパスを結ぶ、稲葉跨線橋も同日に開通した。

 利便性が高まり、効率化が進む時、不要になるものがある。それは役割を終える、役割が代わるということ。道路や橋、トンネルが開通する時は、テープカットなど華やかな式典が行われる。一方で、役割を終えた側、今回であれば稲葉踏切の閉所式などは行われたのだろうか。

 稲葉跨線橋は稲葉踏切(信越本線の押切-北長岡間)の役割を引き継いだだけでなく、渋滞の解消と安全性の向上にも寄与する。信越本線は1898年(明治31年)に当時の北越鉄道が一ノ木戸駅(東三条) - 長岡駅間で延伸開業した路線。稲葉踏切はそれ以降に設けられ、およそ120年経過した今、役割を終えたということになる。

 稲葉跨線橋の西、城岡を流れる福島江のほとりに伊東道右衛門(1802年-1868年)の石碑「戦死士伊東君碑」が建っている。碑の脇に立つ説明板には、伊東道右衛門が長岡藩の大砲隊隊長で槍術の達人だったと記されている。戊辰戦争で長岡城落城の日、この地で西軍(新政府軍)の近代兵器を前に、「われと戦わんと欲する者、勝負せよ」と叫び、長槍で2人を倒した後、銃殺されたと伝わる。

 1868年は9月8日に明治と改元された「明治元年」。信越本線が延伸開業したのは、それからわずか30年後でしかない。明治の世を数ヶ月後に控えた北越戊辰戦争の末期、槍で戦った武士が大義に殉じてから、わずか30年の後、鉄道が敷設された。それから120年。今度は稲葉跨線橋をハイブリッド車や電気自動車が渡っている。現代はものごとの進化が速いと言われるが、それはいつの時代も変わらないのかもしれない。

2017年4月24日 (月)

平成の大合併

Dsc_0706 車で越後七浦シーサイドライン(国道402号)を走ると、間瀬海岸や田浦のすぐ手前までが長岡市であることに気づく。平成の大合併の後、新潟市(西蒲区)と長岡市(寺泊野積)は沿岸部で境界を接することになった。

 新潟市と長岡市の関係をわかりやすく言うなら、東京都と京都府の関係に似ている。新潟市は人口と経済力があり、港がある。長岡市は歴史と独特の文化がある。

 新潟市が経済的に発展した背景には「港」があったという要因がある。しかし、最大の要因となったのは気候条件だと思う。新潟は1年のうち、3分の1を冬が占める。冬期間に雪の影響を受けにくい土地というのは、経済的に発展する上で大きなアドバンテージだったはずだ。労働力となる人、消費者となる人が住みやすい土地というのは、経済活動が循環して行く上で、最適な条件だ。

 主に藩政が敷かれていた時代の歴史や文化は、長岡市に軍配が上がるのではないか。特に近世、江戸末期からは逸話の多い土地だ。そして、長岡市には地理的な優位性が2つある。1つは県のほぼ中心部に位置すること。1つは東京・関東からの距離が近いことだ。

 新潟県において市町村の統合・合併を突き詰めれば、上越=上越市、中越=長岡市、下越=新潟市、佐渡=佐渡市と、4つの市にできる。それぞれが、小さな県程度の面積を持っている。さすがにそれは100年後の話かもしれないが、少なくとも12市にはできるだろう。新潟市・新発田市・阿賀野市・燕三条市・村上市、長岡市・柏崎市・十日町市・魚沼市、上越市・糸魚川市、佐渡市。 県人口の減少が進み、新潟市、長岡市の相対的な地位は下がるのではないかと思っている。新潟県の表玄関であり、豊富な地域産品を持つ魚沼市は、東京・首都圏・関東という“成長産業”のパワーを取り込むことができる。上越市は“北信越圏”の中心となり得る立地にある。雑感だ。

2017年4月23日 (日)

商品選びと商店選び

Dsc_0696 昨日の内容を引きずる。業態の違いはあるが、「ラ・ムー」と「カインズ」に陳列されているのは、定番商品、大手メーカーが供給する日用品、最近よく目にするプライベートブランドの商品などで、“商品の品揃え”に特徴は出ない。特徴が出るのは「調達先が異なることから生じる商品銘柄の違い」、「陳列やレイアウトなどアイデアの違い」、そして「価格の違い」だと思う。

 開店当初は混雑するのがわかっていたので、時間をずらしたが、それでも混んでいた。ラ・ムーでは明らかに格安なものと、見たことがない商品をいくつか買った。それは新たな選択肢だったから。カインズではプライベートブランドの商品を買った。これはチャレンジするに足りる価格だったから。

 食品を取り扱う企業が進出してくる時、期待するのは「食文化の提案」だ。静岡の練り物、瀬戸内海のふりかけ、徳島の(香川ではなかった)インスタントうどん、飛騨のパン。太平洋側や西日本の食品に目が行く。

 進出して来る業者の特徴は、どうしても価格に偏る。ラ・ムーはディスカウントスーパーだから、価格の訴求が前面に出る。実際、それが顧客獲得の近道(というか市場原理)だ。すでに地元スーパーの価格にも変化がみられると思う。過去にもディスカウントスーパーが進出した後、ある商品では、地域の平均小売価格が低下した商品がいくつもあった。 「商品選び」については、安全性や鮮度などの基準をクリアしていることを前提とすれば、価格が重要。そして、食文化の提案や商品銘柄の選択肢を与えてくれること。「商店選び」については、価格競争同様、現代の企業に課されている義務、「従業員を大切にしているかどうか」を果たしているかどうかも、かなり重要な基準にしている。

2017年4月22日 (土)

カインズとラ・ムー

Dsc_0694 先週、リップス愛宕ショッピングセンターに「ラ・ムー 長岡愛宕店」が開店した。その前の週はベイシア小千谷店が大規模改装して、グループ会社のホームセンター「カインズ スーパーセンター小千谷店」を併設してオープンした。

 新潟県は買い物の選択肢、小売店の選択肢が限られてきた。「地方はどこもそんなもの」という考えもそのとおりだと思うが、スーパーマーケットとホームセンターに限っては、県内企業が市場を占有している「ほぼ寡占状態」といっていい。新潟県の海岸線は331キロある(佐渡・粟島を除く)。横浜から名古屋までが330キロ、大阪から静岡、大阪から広島までが330キロだ。物理的に持つ特異な地域性が、県外資本参入の障壁となってきた一面も見逃せない。参入障壁は降雪量であったかもしれないし、いわば“田舎の結束”的なものであったかもしれない。もちろん、スーパーのドミナント戦略、ホームセンターが建設業・農業という当地の2大産業向けにフルラインナップのサービスを図った戦略などは、市場と正対した必然の施策だと言える。そして、これまではその戦略が奏功した。  

 先頃、新潟県ではトップバンクとセカンドバンクの経営統合が発表された。既に始まっている人口減少と将来的な地域経済力の衰退を見据えての生き残り戦略だ。一方、市内各地では宅地開発やマンション建設が行われ、商業地の開発・拡大も急ピッチで進んでいる。カネが余っているからだ。

 金融機関は運用先(貸出先)を求めている。今回、進出・攻勢してきた県外資本の企業は運用先(貸出先)としては最適な優良企業だ。ラ・ムーを運営する大黒天物産も上場企業。ベイシアグループは非上場だが、上場企業と遜色ないかそれを上回る企業規模を誇る。スーパーではイオンやユニーなど“真のメガ”とは共存して来た。しかし、県内資本と同規模程度の大黒天物産、ベイシア(カインズ)といった企業の攻勢は脅威だ。住み分けができない分、シェアは食われる一方になる。

 県外資本が参入する図式は加速するだろう。小売業に限らず、卸売業や製造業などの“川上”においては、消費者が気付かない所で、業界地図が塗り変わっている。これにも余剰資金を活用したM&Aが深く関与している。経済圏としての新潟県が独立性を保つことができるか、関東圏の属地域となるか。そんな岐路に立っている。

2017年4月21日 (金)

北朝鮮にノーベル賞を

 朝鮮半島の緊張が高まっている。北朝鮮の正式国名は「朝鮮民主主義人民共和国」。どこをどうみても社会主義国家なのに、国名には民主主義の文字。どこをどうみても金一族による独裁君主国家なのに、国名には共和国の文字。つまり、実態は「朝鮮民主主義人民共和国」。

 朝鮮国の行く末はどうなるだろう。誰が、どう変えるのだろう。アメリカやロシアの大統領なのか、中国の国家主席なのか、国際連合なのか。1ヶ月後なのか、1年後なのか、10年後なのか、100年後なのか。朝鮮国内で自浄作用が働き、自己解決することはできないだろう。72年前までの日本はどうだったか。昔の話を持ち出すまでもなく、ワンマン社長を抱えた企業に自浄行動など起こり得ないことを、日本人サラリーマンは身をもって理解している。

 核兵器やICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射ボタンが押された瞬間、世界は敗者となる。平和的に解決できた時にのみ、世界は勝者になる。国際社会から孤立し、2発の原爆投下を受けた日本が、世界に助言できることがあるのではないか。それは金正恩氏に対して、「譲歩した国際世論を形成すること」だろう。人は対立する者の話は聞かないが、寄り添う者の話には耳を傾ける。

 金氏の治世を約束し、これまでの経済制裁を解除する等、世界の支援を与えたらどうだろう。真の「朝鮮・民主主義・人民・共和国」を建国させることができたなら、彼はノーベル平和賞に値する。叡智を結集し、世界史と人類史に負の歴史が刻まれないことを祈る。

2017年4月20日 (木)

高齢者の免許

Dsc_0688 柿川の桜に混じって木蓮が咲いている。恥ずかしながら、雪椿や木蓮が桜の頃に開花することを知らなかった。

 先日の出来事。信号が青に変わり、進み出した車のわずか数メートル先を、信号無視の車が右から左へ横切った。急ブレーキで停止した。数秒の差で大事故に繋がるところだった。信号無視した車の運転者は老人男性のように見えた。通り過ぎた車は重大な過失に気づくこともなく走り去った。車は水色の軽自動車。左から右へ行こうとする車線に停まっていた車の運転手が苦笑しているのが見えた。自分の車の後続車がいなかったことも幸いした。心臓の鼓動を感じるほど動揺した。

 「高齢者の運転」の是非が議論されている。高速道路などの逆走事故、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故等が報道されている。対策の切り札とされる自動運転車の開発は急ピッチで進み、実用化するのはそれほど遠い未来ではないように思う。しかし、来年、再来年でないことも確かだ。

 社会が「運転技能が低下していく一方の高齢者が増加していく」という構造になっている。ここは田舎。車のない暮らしは想像できない。車は電気・ガス・水道と同じ、ライフラインであり、生活を支える基盤だ。特に過疎地や農村部の高齢者にとっては死活問題。そのことをわかっているから、高齢者の免許返納の促進には賛同できない。公共交通機関を活用するなどという都市生活の論理は、まったく通用しない。

 「高齢者の運転免許」について、対策を講じたらどうだろう。今年3月に道路交通法が改正され、75歳以上の高齢運転者に対する検査や講習が強化されたと聞く。71歳以上で更新された免許の有効期間は「3年」。少し考えてみた。

 1.免許の1年更新制  80歳以上は1年更新にする。3年は長すぎる。多くの老人は毎月、病院に通っている。負担にはならない。自動車運転という恩恵を得るために、その程度の労力をかけてもらわなければ困る。

 2.生活圏限定免許制  運転できる地域を生活圏や居住地と隣接市町村(半径xxキロ等)に限定する。また、高速道路への進入を制限する。

 3.車載カメラ搭載  カーナビやETCが普及している。高齢者の運転車には車載カメラの搭載を義務づける(理想は相手も撮るが自分も撮るもの)。

 信号無視の車が右から左へ横切った。運転者は老人男性のように見えた。あの老人は今日も、信号無視を繰り返している可能性が高い。

2017年4月19日 (水)

妙高山の跳ね馬

Myoukou_haneuma 昨日と同様、今日も台風並みの暴風が吹いた。東京では今日も夏日だったという。Tシャツやノースリーブで街を歩く映像が流れていた。

 県内では「妙高山の跳ね馬」が現れたというニュース。妙高山(標高2454m)の雄大な景色は、新潟県にはなかなかない風景。その妙高山の外輪山の残雪が作る「跳ね馬」は、上越・頸城地方に春の訪れを告げる風物詩になっている。 妙高市を通る国道には「はね馬大橋」があり、直江津と妙高高原をつなぐ在来線は「妙高はねうまライン」、来年(2018年)妙高地域で開かれる国体の冬季大会は「にいがた妙高はね馬国体」だ。

 初めて「跳ね馬」を指さして教えられた頃は、どこにどんな馬が跳ねているのか、サッパリわからなかったが、今では人に教えることもできる。長く、厳しい冬を越えたことを知らせる「はね馬」は、羽(はね)馬、であり、春(はる)馬でもある。

2017年4月18日 (火)

「半鐘」が鳴らない世界

 急速に発達した低気圧が台風並みの暴風を吹かせ「春の嵐」になった。東京など関東では気温が上がり、25度を超える夏日になった。乾燥した強風が吹く日は、火事に気をつけなければならない。昨年の糸魚川大火も、そんな日に起こった。

 SNSやネットの片隅に殴り書きされたような投稿は、ニュースでも情報でもないが、大手新聞社が記事にし始める頃というのは、ちょっとした小火(ボヤ)が起きつつあるということだろう。火のない所に煙は立たない。

 インターネットサイト「毎日新聞 経済プレミア」が報じている一部を抜粋・要約して引用(文字斜体)。

 相続税の節税対策を目的としたアパート・マンション建設が拡大し、アパート・ローン(含むマンション)が急増している。業者が不動産所有者に賃貸事業を提案し、金融機関がローンを提供するというパターンと、銀行が不動産所有者に対し賃貸事業を提案し、業者を紹介するパターンがある。後者のケースで一部の銀行が業者から紹介手数料を得ているという。

 銀行の個人向けカードローン残高が急増している。銀行のカードローンは高金利であるなど、実態は消費者金融と変わらないのに、貸金業法で定められた総量規制が適用されず、多重債務対策の抜け穴になっている。銀行は消費者金融大手や信販会社と保証契約を結び、広告宣伝、融資審査、債権回収(取り立て)を事実上委託している。

  利益を追求するための経済主体である企業には、実態として「半鐘を鳴らす役割」の人間はいない。小火(ボヤ)が拡大して、延焼、類焼を繰り返しても失火責任はない。むしろ、種火に薪や油をくべ、大きな炎にした者が、企業では出世する。

 金融庁、銀行、建設業者、不動産所有者(相続税の対策者)、消費者金融・信販大手、ローン利用者、国交省に国税庁も含めよう。登場する全ての者に瑕疵があると思う。日本社会の縮図のような、日本企業の象徴のような“ボヤ”が発生している。

2017年4月17日 (月)

柏戸の優勝額

20170415 見附市月見台にある見附市総合体育館の2階に、大相撲第47代横綱 柏戸が昭和38年9月場所で優勝した時の優勝額が掲示されている。優勝額は本場所の幕内優勝力士に毎日新聞社から贈呈されるものだという。

 第47代横綱 柏戸剛(本名:富樫 剛 1938.11.29-1996.12.8)は、“昭和の大横綱”大鵬とともに「柏鵬時代」を築いた名横綱。1961年11月場所で柏戸(22歳11カ月)と大鵬(21歳4カ月)は揃って横綱に昇進した。2人は1960年代、高度経済成長期に名勝負を展開し、相撲の黄金時代を支えた。

 キャラクターにもひかれる。大鵬は優勝32回、横綱在位58場所、6連覇2回、45連勝の大記録を達成した。一方、柏戸はケガや病気に泣かされ続けた。それまで4場所連続休場していた柏戸が1963年9月場所で、横綱昇進後初の優勝を全勝で飾った。千秋楽で大鵬を破った一番はファンの感動を呼んだという。柏戸の優勝は5回と大鵬に比べると見劣りする。しかし、横綱在位47場所、優勝に準ずる場所15回、当時を知る相撲ファンは、柏戸を弱いと評価する人はいなかったという。最後は5連敗したものの、通算対戦成績は柏戸の16勝、大鵬の21勝と、両雄伯仲だった。

 優勝額の右縁に記された昭和38年9月場所は、前記のとおり、柏戸が連続休場明けの場所を、彼自身唯一の全勝で優勝を決めた場所でもある(上の縁に「全勝」と記されている)。また、優勝額の左縁には「横綱 柏戸健志 関」とある。健志の名は1962年5月場所から1964年9月場所までの四股名。この間、柏戸の優勝は1963年=昭和38年9月場所の1回のみだから、この優勝額がかなり貴重なものであることがわかる。これほどに貴重な価値を持つ優勝額が、なぜ見附市総合体育館に掲示されているのだろう。

 柏戸は山形県東田川郡山添村(現在の鶴岡市)の出身。山添村は作家 藤沢周平氏の出生地である黄金村の隣村にあたる。鶴岡に「横綱柏戸記念館」があるという。鶴岡の藤沢周平記念館には度々訪れており、藤沢氏の生家跡を訪ねたこともある。次回、訪問する際は、「横綱柏戸記念館」にも立ち寄ってみようと思う。何かわかるかもしれない。

2017年4月16日 (日)

見附市総合体育館

Dsc_0659 見附市月見台地区、刈谷田川に沿った地区に見附市の体育施設がある。見附市総合体育館は昭和46年6月に竣工。バスケットボールコート2面の体育館、2階には1周170mのランニングコース、卓球場、340席の観覧席を備えている。体育館と2階通路で結ばれた武道場、その隣には市民プール、道を挟んで相撲場と弓道場がある。ここから3キロほど北にある運動公園には、野球場、テニスコート、陸上競技場(多目的グラウンド)がある。2つの拠点が見附市の体育施設の中核になっている。保育園、小学校、中学校が建て替えられたり、移転した今となっては、総体周辺が少年時代の風景を残す、数少ない場所になった。

 総合体育館は市民から総体と呼ばれ親しまれている。35年前には中学校の部活で週に2~3回は通っていた。ここに足を踏み入れたのは成人式以来、28年ぶり。外壁に浮かぶ錆や内装のあちこちに老朽化の跡は隠せないが、写真のとおりガラスを多用したエントランスのデザインは建設後45年経った今も古さを感じない。

 いくつもの思い出が脳裏に浮かぶ。市民プールにもよく通った。親の付き添いなしで市民プールに入場するには学校の授業で行われる泳力検定に合格する必要があった。25メートル泳ぐと、生徒手帳に「泳力検定済」のハンコが押される。武道場、相撲場、卓球場にもそれぞれ思い出があるが、それはまた別の機会にしよう。

 体育館の観覧席がある2階へ上がると、第47代横綱 柏戸が昭和38年9月場所で優勝した時の優勝額が掲示されている。だいぶ色彩が色あせてしまった優勝額だが、40年前から掲示されていた。明日に続く。

2017年4月15日 (土)

船岡公園(小千谷市)

20160409sakura 新潟県に桜の名所は至る所にある。“日本三大夜桜”に数えられる高田公園(上越市)は別格だろう。その名に恥じない。悠久山公園(長岡市)、村松公園(五泉市)、鳥屋野潟公園(新潟市)、大河津分水(燕市)、この辺りが新潟県ベスト5だろうか。個人的には上堰潟公園(新潟市西蒲区)や弁天潟風致公園(聖籠町)が好きだ。そして、少し地味かもしれないが、船岡公園(小千谷市)が良い。

 船岡公園は小千谷の市街地にほど近く、信濃川を見下ろせる丘にある。桜と並んで小千谷ゆかりの人物を偲ばせるモニュメントがいい。西脇順三郎の歌碑、鷲尾雨工(第2回直木賞作家)の石碑。そして、公園の東端には北越戊辰戦争で戦った新政府軍(西軍)戦死者の遺骨を祀った「北越戊辰戦争西軍殉難者墓地」がある。西軍墓地は明治40年頃、それまで周辺の寺に埋葬されていた遺骨を集め墓陵としたもの。石碑に刻まれた言葉を引く。

慶応4年(1868)戊辰戦争が勃発 近代日本黎明期の戦いと位置付けられている。激戦地となった小千谷で異郷の地の多くの若者が命を捧げた。“死ねば皆仏”の小千谷人の寛容な慈愛により、西軍墓地を造り懇なる供養を続けてきた。平成16年(2004)突如として当地を震源とする新潟県中越地震が襲い壊滅的打撃を被り、この西軍墓地も甚大な被害を受けた。先人から受け継いだ史跡“慈しみの心”をとだえさせてはならない、との熱き思いで皆様の浄財によりここに修復し復興小千谷の証とならんことを願って後世に引き渡す。 平成17年10月建之 小千谷北越戊辰史跡復興支援の会

 戊辰戦争は日本が近代に脱皮するための内戦だった。“義対義”の戦いであったことを理解する先人たちは、南から来た若き戦死者たちを手厚く葬った。そして、その意志を継ぐ者たちは中越地震で崩れた墓標を再興した。桜の花がスポットライトのように墓陵を照らす。そんな桜の風景が船岡山公園にある。

【写真】 「満開」 1年前に船岡公園で撮影したお気に入りの写真。パソコンでは写真をクリックすると拡大表示されます

2017年4月14日 (金)

ダンファン(長岡市)

Dsc_0676 ようやく桜が開花したのに、天候のすぐれない日が続く。天気予報も雨や曇りが続いている。

 渡里町にある「ダンファン」は品のある街の洋菓子店。たいへん失礼ながら、この店を知ったのは最近になってから。大手通りに勤務していた頃、斜向かいにある金子屋本町店でよく昼飯を食べていたが、この店の存在に気づかなかった。

 テレビや雑誌等のメディアでこの店の物語が取り上げられたことから、イメージ先行で訪問した。ケーキやシュークリームは真摯に作られていて、実直に商売されていることを肌と味覚で感じる。「カスタードクリームに価値あり」とする伝聞に偽りはない。

 フランス菓子 ダンファン 長岡市渡里町2-1 営業時間:9時~19時 不定休

2017年4月13日 (木)

日本の古本屋

Dsc_0682 初めて古書店や古本屋を利用したのは、大学生になった頃。田舎に古書店や古本屋はあるにはあったが、需給関係からか、存在感は薄いものだった。当時はBOOK・OFFもなかった。首都圏の町には、駅前や商店街など利便性の高い場所に必ずといっていいくらい古本屋があった。自分が住んでいた街の駅前にもあったし、学校の近くにもあった。古本屋でマンガ本や文庫本をよく買った。新刊の半額程度が相場だったが、あの頃は新刊で読む意味は全く無かった。

 最初にはまったのは「ゴルゴ13」だった。授業のない土曜になると古本屋に出掛け、懐具合と相談しつつ、時には2冊、3冊と買ってきた。文庫本を買うようになったのは“ゴルゴ熱”が冷めた後だった。ゴルゴ13は1時間しか時間を過ごせなかったが、文庫本は半日くらいは時を要するからだ。

 今では全国にBOOK・OFFができて、古本屋の機能を取り込んだ本の循環システムが浸透した。Amazonも言ってみれば古本屋であり、古書店の役割も担っている。先日、古書籍商業協同組合が運営する「日本の古本屋」というサイトを利用した。  日本の古本屋  https://www.kosho.or.jp/

 古書店の本棚や書庫にまでインターネットの波が及ぶようになった。探していた本は、BOOK・OFFやAmazonにはなかったが、「日本の古本屋」で見つけた。 

2017年4月12日 (水)

バスセンターのカレー(新潟市)

Dsc_0654 今日、4月12日。新潟市を拠点とするアイドルグループ NGT48がデビューシングル「青春時計」をリリースしたというニュースを見た。彼女たちの本拠地・NGT48劇場があるLoveLaビルは新潟県最大の集客エリア万代にある。

 万代シティ1階、バスセンターの一角にある立ち食いコーナーのカレーライスが「バスセンターのカレー」として人気になっている。以前から有名だったが、最近、テレビ番組で取り上げられたり、芸能人がSNSに載せたことで、人気が再燃・沸騰しているという。

 新潟市には4年住み、6年勤務した。通りがかったので写真に撮ったが、当時を含めて今まで、そのカレーを食べたことはない。このカレーをソウルフードとする人も多いと思う。もちろん美味しいから客足が絶えないのだろうが、ソウルフードには旨いも不味いもないものだ。

 この場所で、この形態で供されるカレーというのが、人気を得る要素になっていると思う。郊外に向かうバス、郊外からやって来るバスが発着するこの場所自体が、人々の想いが交錯し、とどまる場所だからだ。

 いつかここを発着するバスに乗車する機会に恵まれたら、ふと思い出したように「バスセンターのカレー」を注文してみようと思う。

2017年4月11日 (火)

「働かせ方」改革

 「働き方改革」というのが盛んに議論されている。議論の焦点が“長時間労働を減らす”という点だけに集約されていて違和感がある。最も違和感を覚えるのは「働き方改革」という呼び方だ。あたかも労働者が自発的に働き方を変えていくかのような呼び方だ。実態は「働かせ方改革」なのに。

 「同一労働・同一賃金の実現」が叫ばれている。これにも違和感を持つ。同一労働・同一賃金ではない現状が「悪夢」だと思う。極論するなら、「非同一労働・同一賃金」とスローガンを掲げたいくらい。ハローワークの求人情報には正社員で「月に20日働いて15万円の仕事」がザラにある。一方で、金融機関などの高収入企業は「月に20日働いて60万円の仕事」がある。1人の人間が1日働いて、報酬が4倍以上違うなんてことはあるのだろうか。 

 「労働生産性を上げる」という考え方にも気をつけなくてはいけない。日本は国土面積から考えれば東アジアの小さな島国だが、人口や総体の経済力は世界有数の大国だ。生産性の指標が上がらないのは計算式の問題もある。企業の業務は、ある程度の効率化は済んでいる。もちろん「カイゼン」に終わりはないが、労働時間の削減だけで生産効率を上げるというのは矛盾する。「働かせ方改革」を労働時間の削減だけに背負わせている現状は危険だ。

  「減らすもの」 … 労働時間・業務・給与・利益・内部留保・配当・会議・タバコ休憩

  「増やすもの」 … 正社員・有給休暇

 労働時間を減らして、有休を増やす(規程どおり取得できる環境を整えて)が、売上高や利益目標(もっと現実的に言えばノルマ)はそのまま、というのは理屈に合わない。「労働時間を削減します。休暇を増やします。売上高と利益は下がります。その結果、給与・配当・内部留保・タバコ休憩が減少します」。 

 「働かせ方改革」は企業側・経営側が“断捨離”できるかどうか。「食べて痩せる薬」は無い。あるとすれば、それは毒薬なんじゃないか。そして、最後は国であり政治。「働かせ方改革」のとりまとめ(産業界との調整)などは、小手先の政策に過ぎない。長期間に渡って低迷する経済が、この国を閉塞感で覆っている。

2017年4月10日 (月)

サフラン大形店(新潟市)

Dsc_0653 新潟市に行くと、必ず訪れるのが「石窯パン工房サフラン」。長岡から行くと、大形店は最も遠い場所になるが、バイパスに乗ったまま海老ヶ瀬ICまで向かい立ち寄ることもある。他の2つの店舗に比べてフロアやイートインスペースがゆったりとした造りになっている。

 20年前、駅南に住んでいた頃、東区のこの辺りは貯木場のイメージが強かった。市内のあちこちで進んだ宅地造成や都市化のスピードは、この周辺が最も速いように感じる。

 サフランの良さは、徹底して顧客志向であること。どの商売にも共通する当たり前のことかもしれないが、なかなかできることではない。

  大形店:東区大形本町2丁目(市立大形小学校近く)

  女池店:中央区女池6丁目(鳥屋野運動公園近く)

  青山店:西区青山1丁目(イオン新潟青山店近く)

2017年4月 9日 (日)

4と9

Dsc_0675 4月9日 日曜日  4と9は死と苦の音読みと通じていることから嫌われることが多い。日本ではホテルや病院、集合住宅の部屋番号から4号室が抜けていることが多い。「忌み数」などといって祝宴の席番号などからも4や9を含む数字が抜かれたりする。人気がない数字ということになれば、自分の性格上、応援しないわけには行かない。

 日本では1や3は好かれる数字だが、海外ではその2つが並んだ13が嫌われる。「13日の金曜日」に代表されるように不吉な数字とされ、ホテルや病院、集合住宅の部屋番号から抜かれたり、13階が飛ばされたりする。

 調べてみると国や文化圏の違いで多くの数字が忌み数字になってしまう。宗教的な意味合いであったり、迷信や語呂合わせだったりする。そんな中、7と8を嫌う地域はないようだ。恐るべし、「ラッキー7」と「末広がりの8」。

 13日の金曜日は一般的な暦では、1年の間に必ず1回以上出現する(日曜で始まる月)。暦で言えば、4年に1回の閏年の2月29日の方が稀少だ。仏教では「死後49日後に仏の元へ向かう」とされ、四十九日法要がある。これを不吉なものと考えるだろうか。

 4月9日は二十四節季で清明の頃。清明は「万物がすがすがしく、明るく、美しい時期」。近所の柿川の桜はまだつぼみ。明後日には開花するだろう。

2017年4月 8日 (土)

シリア

 シリアはイスラム教スンニ派が国民の多数を占め、アラウィ派やキリスト教のギリシャ正教(東方正教会)などが少数派。シリアは2代続くアサド大統領の独裁政治が続いている。大統領は少数派・アラウィ派に属しており、アラウィ派に対して様々な優遇策を講じていることが、多数派やその他の国民の不満や反感を買った。スンニ派は政権奪取のために、アラウィ派は政権維持のために、それぞれが兵器を持ち、長期の内戦状態に陥っている。

 4月7日 金曜日  アメリカ軍は内戦状態にあるシリアに巡航ミサイルによる攻撃を行った。トランプ米大統領は、アサド政権が禁止された化学兵器を使用したことへの対抗措置であることを明らかにし、シリアでの虐殺と流血を終わらせるよう、全ての文明国に呼び掛けることを表明した。アメリカはシリア内戦で、過激派組織・イスラム国(IS)などテロ組織の掃討作戦を進める一方で、アサド政権に対する攻撃は避けてけてきた。しかし、今回の攻撃はアサド政権に対して初めての軍事攻撃となり、シリア内戦は新たな局面を迎えた。

 国際情勢や紛争がこんがらがる理由はいつも同じ。このシリア内戦に、アメリカとロシアが関与している。アメリカは多数派=国民、ロシアは少数派=政府を支援し、ISなどのテロ組織は共通の敵。アメリカもロシアも軍産複合体国家。軍需産業、政府機関、議会が形成する政治的・経済的・軍事的な勢力の連合体国家だ。

 アメリカとロシアは、シリア内戦にどけれだけの兵器・武器を売ったのだろう。「化学兵器を使用しなければ」攻撃は避けられたのだろうか。

2017年4月 7日 (金)

会議とは

 今日は花曇りの天気。街は夕方から、深い霧に覆われた。

 新年度、上期が始まり、多くの組織で会議が催されているのではないか。欧米における会議は「ブレイン・ストーミング」だと言われる。その骨格が「集団思考すること・集団発想すること・課題抽出すること」と聞けば、なるほどと思う。一方、日本の会議は資料に書いてあることを丹念に読み上げる“報告会議”。自然と資料作りに労力が割かれる。資料が完成し、進行者の承認が下りた時点で、会議の9割は終わったも同然だ。

 会議資料の作成に費やす時間を社内の無駄を排除する時間に充て、費やす労力を営業に振り向けたらと思うが…。そうはいかない。会議とは、出世欲の強い人間が主役の見せ物。参加者も三文芝居の観客を演じている。聞かされている側もマナーを心得ているものだ。

 会議を成功裡に終わらせたいなら、会議の後に、「花見で一杯、夜桜に乾杯」なんて予定を組むことだ。会議の進行は早まるし、参加者も会議内容をその日のうちに忘れることができる。

2017年4月 6日 (木)

右顧左眄から一転

20170406 「第四銀・北越銀 経営統合に合意」

 スクープ報道から3週間。おそらく2017年の新潟県における最大のニュース。これまでは報道が先行していたが、「2018年に両行を傘下に収める持株会社を設立、2020年4月に合併へ」と公式に発表された。

 「3年後に合併」の方針が示されたのは衝撃だ。統合メリットを最大限活用し、享受するということだろう。これまで右顧左眄(うこさべん)して来たが、そうと決まればということか。本社所在地を長岡市に、本社機能を新潟市にというのも落とし所だろう。 

 こうなってくると、言い訳が効かなくなる。1つは県内の他の金融機関。“ガリバー”を相手にどんなビジネスができるだろう。1つは行員。異文化を乗り越えられるだろうか。1つは県内企業。激震に堪えうるか。

 もう、競合はない。あるのは共存のみだ。

2017年4月 5日 (水)

草野球観戦

Kusayakyuu 先週末、プロ野球が開幕した。野球、プロ野球への興味は薄れたが、少年時代はプロ野球・巨人戦のテレビ中継を観るのが夜の定番だった。民間放送が2局から3局、3局から4局に増えていく過渡期で、テレビ中継されるプロ野球が必然的に巨人戦だった。

 振り返ってみると、自分が野球好きで、プロ野球ファンだったかというと、どうも疑わしい。友達とゴムボールに素手バットで、三角ベースや野球ごっこはしていたが、軟式ボールにバット、グローブで野球をするようになったのは小学校高学年になってからだった。

 テレビに映る王選手よりも、近くの小学校のグラウンドでやっている草野球観戦によく出掛けた。小学校4年・5年の頃だろうか。あの頃、市内のほとんどの企業には野球チームがあったと思う。野球大会は何ヶ月にも渡って行われていた。早朝野球とか早起き野球というのもあるが、見附の社会人野球は仕事終わりのナイターだった。家は見附小学校の西門まで徒歩1分、野球をやっているグラウンドまでは徒歩2分だったから、「野球観てくる」と言えば20時頃に外出することも許された。

2017年4月 4日 (火)

鮨芳(長岡市)

Dsc_0665 長岡市殿町は長岡の歓楽街。ひと括りにされがちだが、1丁目から3丁目まであり、微妙に色合いが異なっている。殿町というシンボリックな町名が示すとおり、長岡は城下町。難読な町名も多いが、町名が入り組んでいるという特徴がある。町名の飛び地があったり、通りではなく家屋と家屋の間に町の境界があったりするのは、町名にこだわりがあるということだろう。

 東坂之上町1丁目、坂之上町1丁目、そして殿町3丁目あたりがいわゆる歓楽街・飲み屋街の中心。県道が通る殿町2丁目は西側に家庭的な居酒屋が多く、県道沿いはビジネスビルやマンションが建つ。長岡小島屋本店や料亭かも川本館、崇徳館などが2丁目にある。殿町1丁目を日中に歩くことはめったにないが、老舗店が並ぶ町並みであることに気づかされる。飴最中の長命堂本舗(2丁目)、数軒置いて、焼麩・生麩の木宮商店、斜向かいには酒まんじゅうの川西屋本店。殿町1丁目の東端は線路を越えるまで続く。喜京屋、みち草、ポアル、魚仙、串鐵…。親しまれ続ける店が多い。

 先日、敬愛する先輩に長岡で指折りの寿司店「鮨芳」に連れて行っていただいた。カウンター席を主とした店を大将1人で握っている。高級店であり、客層も企業の経営層が使う店という印象だったが、奥の個室には家族連れ、カウンター席には東京から来た女性客など、気取った雰囲気ではない。寿司は鮨と表現した方がしっくりくる。ひとつとして納得できない鮨ネタはなかった。

 鮨芳 長岡市殿町1-4-7 瑞芳ビル 営業時間:17時~23時 定休日:日曜

2017年4月 3日 (月)

上司に告ぐ

Kyousitu 今日から新年度。

 30年前。高校3年になって間もなくの進路相談の日。おふくろが言った。

 「お父さんは何も言わないけど、会社で辛い思いをしてきたんだよ。学歴のある人が先に偉くなって、悔しい思いをしてきたんだよ。お前は大学に行きなさい。大丈夫。お金はなんとかなる。なんとかする」と。

 今年の新社会人も「ゆとり世代」だろう。ゆとり世代であろうとなかろうと、産まれた時から大切に大切に育てられてきた。それは現代の若者たち全てに共通すること。彼らは豊かな国に生まれ、暖かな時代に育った。先人たちや我々が豊かな国にしようと努力してきた世界に、彼らは生まれ育った。彼らに非はない。

 新社会人を部下に持つ上司へ。「部下を殺すな」と言いたい。

 部下は自分の弟であり、息子である。自分の息子に将来があることと同じように、部下には将来がある。部下は「親から預かっていること、会社から預かっていること、そして、社会から預かっていることを忘れるな」と。

2017年4月 2日 (日)

昨日の今日

 3月8日 水曜日  2月の銀行・信金の貸出平残は前年比2.8%増加。伸び率は約8年ぶりの高水準となった。貸出が前年比増加するのは65カ月連続。M&A(合併・買収)資金やアパートローンを含む不動産向け融資などが寄与した。  →企業と富裕層優遇策のツケが回ってくるはず。

 3月28日 火曜日  日銀は金融機関考査方針を発表。人口減少で地方経済の縮小が確実視され、超低金利環境が長期化する中、収益力と市場リスク管理に的を絞った考査を実施する。残高が急増しているアパートローンのリスク管理についても点検する。収益力に懸念がある金融機関には、収益管理の適切性や収益向上策、経営効率化策など収益力向上を促す対話を深める方針という。 →つまり、統合・合併の促進。

 金融機関の自己査定の精度向上や事務負担を踏まえ、原則、資産査定は行わず、対象も厳選する。  →手綱を弛めるなと言いたい。

 3月31日 金曜日  “アパートローン・バブル”  アパート・マンション建設向け融資の異常な膨張が危惧されている。2016年の不動産向け融資は前年比15.2%増とバブル期並みに。このうち、主に富裕層が15年1月に相続税非課税枠が引き下げられたことを受けて、節税対策としてアパート(含むマンション)ローンを活用しだした影響が大きい。仮に現金1億円は相続税(税率55%)の対象となるが、アパート建設に1億円投資すると、当該不動産の評価額が半分程度にまで下がる。実際、相続税非課税枠が引き下げられた後に、相続税の課税対象者が増加しており、アパート建設業者が、そのような資産家をターゲットに「資産運用と節税対策をセット」にしたアパートローンが急増した背景がある。アパートローンは業者が金融機関に持ち込む。業者は融資が実行されさえすれば後は知ったことではない。アパート建設の利益率は高く、粗利益率は30~40%に達するという。金融庁の苛立ちは、DK、L、S、T、DL、ARといった大手業者に向かっており、これら業者が一括請負する「サブリース契約」(手数料を受け取り、最長35年の長期契約と一定期間の家賃収入を保証する)は、2010年頃に社会問題化した。金融庁は“アパートローン・バブル”を膨らませたのはマイナス金利だけではなく、業者を監督する立場にある国交省にもあるとする。  →急速な人口減少が進行しているのに投資用の賃貸物件が増える歪んだ社会。バブル遺産の処理、後遺症に散々苦しんだのに。「昨日の今日」だ。舌の根も乾かないうちに。

2017年4月 1日 (土)

好き嫌いでなく

 3月31日 金曜日  隣国・韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領が、韓国最大の財閥・サムスングループから巨額の賄賂を受け取った収賄容疑などで逮捕された。韓国で大統領経験者が逮捕されたのは3人目。韓国の歴代大統領の晩年を順に記すと、亡命、軍事クーデター、暗殺、軍事クーデター、無期懲役(特赦)、懲役刑(特赦)、家族逮捕、家族逮捕、自殺、家族逮捕。そして、今回は弾劾による罷免と逮捕。

 大統領経験者の全員が不幸な末路を辿っていることは偶然であるはずがない。韓国は儒教の思想が強い国といわれるが、大統領経験者が窮地に追い込まれ、糾弾されるという事実を韓国社会はどんなふうに受けとめているのだろう。国民は権力者が転落していく様を観覧しているように感じる。韓国への好き嫌いではなく、このような政治や社会の状況を「恥ずかしい」と思わなければならない。国民性や民度、そして品性などが根深く関わっていることが明白だからだ。未成熟な社会。「人の振り見て我が振り直せ」、「他山の石」のことわざのとおり。他人(他国)の言動の善し悪しを見て、自分(自国)の振る舞いを反省し、改める機会とすべきだろう。

 3月28日 火曜日  運転停止中の関西電力高浜原発(福井県)3、4号機について、大阪高裁は大津地裁が出した運転差し止めの仮処分決定を取り消した。大阪高裁は、国が福島原発の事故後に定めた新たな規制基準は「現在の科学技術水準を踏まえた合理的なもの」と評価し、安全性が欠如しているとはいえないと判断した。住民側の訴えを退け、大津地裁の決定を全面的に覆した。決定を受け、関電は高浜原発の再稼働に向けた準備を進める。

 高浜原発再稼働に関しては、裁判所によって再稼働差し止めと容認が繰り返されてきた経緯がある。2015年4月14日に福井地裁は高浜原発再稼働差し止めの仮処分を決定した。裁判長は想定を超える地震が各地で起こっていることを挙げ、原子力規制委員会の新基準が「合理性を欠く」と指摘した。判決を下した裁判長はその後、家裁に左遷されているという。一部の週刊誌等では懲罰人事、追放人事と取り上げられたが、新聞やテレビでは伝えられていない。

 原子力発電や右派・リベラル等の好き嫌いではなく、このような司法の状況があることを「恥ずかしい」と思わなければならない。隣国の社会を“未成熟”とは笑えない。「どんぐりの背比べ」、「目糞が鼻糞を笑う」といったところか。

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