2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
フォト
無料ブログはココログ

« 運用リスク | トップページ | 春雷 »

2017年3月18日 (土)

芸能人の給料

 迫り来る「自動化社会」に向けて、ロボット税・人工知能税の導入議論が始まった。「ロボットや人工知能が人間の仕事を奪い、生活を破壊しかねない懸念が示されている。その衝撃を緩和するため、税徴収を検討すべき」という主張。

 まったく異なる話になるが、テレビを見ていて考えていた「広宣税」(広告宣伝税)の話を記す。完全なる雑感とヨタ話。

 最近、テレビなどで若手・中堅芸人が自分の給料を公言している場面をよく見る。実際は「言わされている」のが実情で、特に若手お笑い芸人となれば、その場の空気を読んでのリアクションだから、半分はかわいそうにという気持ちで見ている。金額の音声に擬音が被せられたり、テロップで隠されたりする例もあるが、最近は「3百万円(月収)です」など、そのまま放送されることも多い。

 常にテレビや映画などで活躍する一流芸能人や売れっ子芸人がどのくらいいるのか不明だが、こんな推定をしてみる。東証1部に上場する企業はおよそ2千社。それぞれの会社に役員が10人いるとすると東証1部上場企業の役員数は2万人。常にテレビ・映画で活躍する芸能人が2万人はいないだろうし、社長の数と同じ2千人でも多いだろう。そう考えると、売れっ子芸人は上場企業の社長よりも貴重な存在であり、それよりも上の給料(ギャランティ)を貰っても何ら不思議ではないことになる。

 テレビ番組の中で収入を公開する芸人たちは、「夢がある」とか「希望がある」と前向きな発言で、概ね好意的な受け取られ方をしている。特に芸人と言われる人たちは、売れる保証など全く無い中で生活してきており、売れた時に“稼げるだけ稼ぐ”必要があることも理解できる。そもそもそういう世界、そういう仕組みは芸能人が作った訳ではない。彼らの給料の源泉は民間企業の広告宣伝費だ。広告宣伝費は企業の商品やサービスを消費者が買うことによって生じる。企業の商品宣伝などがテレビ局やラジオ局、雑誌などの媒体に流れ、そのコンテンツの一部として、彼らが活躍する場所がある。広告の成果に貢献する価値ある芸能人は、月収3百万円、1千万円、3千万円…。

 一方、消費者であるサラリーマンの平均給与は調査する機関によって様々だが、平成26年国税庁民間給与実態統計調査では平均年収が415万円。およそ40%の人が年収300万円以下の世の中だ。

 年収ラボ http://nensyu-labo.com/ 

 話が飛躍するのは承知の上で、アメリカのメジャーリーグには「課徴金制度」(別名:贅沢税)というものがある。企業が計上する広告宣伝費の合計はどのくらいになるんだろう。その10%が広宣税として徴収されたとしたら、誰が得をして、誰が損をするだろう。

« 運用リスク | トップページ | 春雷 »

映画・テレビ」カテゴリの記事