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2017年2月 3日 (金)

古き悪しき時代

 トランプ大統領が世界の中心となって以来、世界中が彼と彼の政策を凝視し、結果、世界中が振り回されている。トランプ大統領は、民主的手続きで選ばれ、掲げた公約どおりに、これまでの仕組みを再構築しようとしている。マスコミや識者の反応は、少々ヒステリックに映る。

 上手く表現できないが、“累進課税制度”のように、これまで社会の枠組みに恩恵を受けてきた人たちほど、改革に対する“税負担率”は高くなるように思う。それはそれで願ってもないことだ。理にかなっている。

 彼を支持するのは、古き良き時代 Old good days のアメリカを取り戻したい人々であって、決して弱者とは言えない。彼はアメリカ社会の弱者や世界の弱者・貧困層・難民などを救うような救済者や改革者でないことはわかっている。彼は挑戦者。その意味で応援している。挑戦者に品格など求めていない。

 しかし、ある1点についてだけは注視して行きたいと思っている。なぜなら、自分も同じようにひとつの疑念を抱いているからだ。幼い頃、アメリカに住んだ経験があるという評論家が、以下のような主旨の発言をしていた。「遠い昔になってしまったが、あの頃、アメリカで私たち(日本人)は酷い差別を受けていた。トランプ大統領の目や物の言い様が、人種差別者のそれと似ている」

 Old good days を取り戻そうとして、それとは表裏一体の Old bad days を連れて来ないことを祈っている。

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