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2017年1月23日 (月)

バンカースとモノポリー

 第45代のアメリカ大統領に就任したトランプ氏は、ホテルやゴルフ場などの不動産業を経営する「トランプ・オーガナイゼーション」のCEO。アメリカと不動産からの連想で、もうひとつ思い浮かぶものがある。それは、「モノポリー」。

Monopoly モノポリー(Monopoly)は20世紀初頭にアメリカで生まれたボードゲーム。プレイヤーは盤上のコマを周回しながら、プレイヤーと盤上の不動産を取引する。そこに家やホテルを建設し、他のプレイヤーからレンタル料等を徴収して自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させることを目的とする。モノポリーとは英語で独占を意味する。(説明文はWikipedia、写真はタカラトミーHPから引用)

 モノポリーで遊んでいたのは小学校4年生頃。「全てのプレイヤーを破産させる」という目的でゲームを楽しんでいたかはわからない。ルールブックは確かにあったが、子ども仕様にアレンジして遊んでいたように思う。

 モノポリーを買うまでには伏線があった。それは「バンカース」というモノポリーの日本仕様ともいえるボードゲームを友達が持っていたこと。マスの地名が日本橋、銀座などであるのに、紙幣の単位がドルだった。バンカースの魅力にはまり、毎日、ゲームを楽しみたいという気持ちでいた。しかし、毎日バンカースで遊びたいとはさすがに言い出せなかった。クリスマスの頃だったか、偶然、オモチャ屋で見つけたモノポリーを買ったのは、バンカースで遊んだ経験があったこととバンカースの魅力を知っていたから。現在ではボードゲームの王様のような扱いをされているが、当時(昭和52~53年頃)、10歳前後の子どもがモノポリーに飛びつくことは考えられなかったと思う。実際、他の友達でバンカースやモノポリーで遊んでいる子どもはいなかった。

 記憶が曖昧だが、持っていたモノポリーは現在販売されているものや、ネットに出ている画像とは違うモノだった。最大の違いは、その形状だ。販売されているモノポリーは、ゲームの盤面が2つ折りになっており、それを広げてゲームをする。持っていたモノポリーは盤面が2つ折りではなく、中央にルーレット(「人生ゲーム」のような)が設置(固定)されていた。バンカースではサイコロを振っていたが、モノポリーでは“プッシュ式”のルーレットを“押して”いた。 

 モノポリーで遊んでいると「権利証」、「抵当権」、「競売」などの用語が出てくる。それらはこのゲームの核心になる。それらのルールを理解し、活用することがゲームの勝利に直結した。すごろくの要領で盤面のマスを周回し、定期的に給料をもらう。思いもよらない災難に遭ったり、様々なイベントを経験しながら資産を増やしていく。その様は、凝縮した人生を疑似体験するような、ワクワク感があった。

 モノポリーやバンカースはボードゲームと呼ばれる(最もポピュラーなのは「人生ゲーム」かもしれない)。4人前後で盤面を囲み、天気の日は屋外でもゲームをした。ゲーム盤が入った箱を抱え、空き地や軒先、車庫の中、工場の非常階段の下、どこでも遊んだ。

 ボードゲームの時代。それはオモチャが電気機器化していく“夜明け前”の時代だった。不動産王・トランプ大統領の時代。それはどんな時代になるだろう。

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