遙かなる信濃
作家・藤沢周平(1997年没)が1971年頃に書いたとみられる未発表小説「遙かなる信濃」の草稿が見つかったという。江戸時代の俳人・小林一茶を題材としているが、彼が遺した小説「一茶」と異なり創作性が強い内容で、草稿の一部は今月の「オール読物」に掲載され、創作ノートの一部は6月末から藤沢周平記念館(鶴岡市)で展示されるとのこと。
彼の生家跡や近所の小学校を訪れたのは15年以上前の夏の夕方だった。早いもので没後20年が経つ。来週26日で20年(21回忌)。
【1/20追記】今年、映画「一茶」の公開を控えているという。未発表小説の草稿が「見つかった」というのは少し違うようだ。少なくとも「偶然見つかった」ということではなさそうだ。
【1/29追記】1/10発売の雑誌「サライ」(小学館)で、「“平凡でいい。ひたむきに生きよう” 没後20年 藤沢周平」という特集が組まれている。行きつけのブックオフでは藤沢氏の文庫が並ぶ棚に本が溢れるようになった。没後20年経ったことを実感する。
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