三貫梨の乳銀杏(長岡市)
マンションに住んでいると、多くの利便性に恵まれるが、いくつかの不便も受け入れなければならない。そのうちのひとつが洗車スペースがないこと。普段は洗車機にかけて終わりにしているが、年に数回はワックスがけをする。ここ2~3年、「ナノ粒子・鏡面&コート仕上げ」(ウィルソン)を使用。使用後は見た目も美しく、雨の日の撥水も段違い。相応の効果はあると思っている。
一昨日の日曜日、悠久山市営駐車場までワックスがけに出掛けた。七五三が近く、蒼紫神社に向かう家族連れを見かけた。駐車場は悠久山公園に訪れた人ばかりではなく、子どもに自転車の練習をさせている家族、スケボーに乗っている人(若くない)、座り込んで何かを食べている家族、車内で話しているカップル、車の中で昼寝している人、そして俺と同じように車周りを掃除している人等々に有効活用されていた。
帰り道、悠久山の池から御山町を抜けて行くと、見事なイチョウの木を見つけた。美しいイチョウの木の下でワックスがけの成果を撮影。すると、このイチョウの木が名木であることが記されていた。
「三貫梨の乳銀杏」(さんがんなしのちちいちょう) 長岡市指定文化財、天然記念物。にいがた巨樹・名木100選。三貫梨は栖吉地区の地名だろう。乳銀杏とは、気根(植物が大気から水分を摂取するため、土に触れていない幹や枝から発生する根)が乳房の形に似ているところから、乳の出ない婦人の信仰を集めている銀杏の老木や、それにまつわる伝説をさすとのこと。イチョウの木の脇には祠(ほこら)があった。信仰の名木。