2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

« 雨の午後 | トップページ | 安福亭(長岡市) »

2016年11月24日 (木)

ドブ川が無くなった

 一昨日まで自転車のことを思い出しながら記していて、自分の少年時代が「自転車とともにあったこと」に気づかされた。どんな場面でも、自分の傍らに自転車があった。

Akichi 「ドラえもん」の中でキャラクター達が集う空き地の風景。コンクリートの土管をベンチ代わりして会話するシーンからエピソードが始まったりする。現在では様々な配慮から、公園の風景に変わっているかもしれない。それは仕方がない。安全に配慮した画づくりの必要があるのだろう。ムキだしの資材置場も見なくなった。そしてもうひとつ、見かけなくなったものがある。 

 自転車でバランスを崩して、ドブ川に落ちたことがあった。水は黒く、沈殿していた汚泥をかき回したため、強烈な臭いと泥に全身覆われた。泣いた記憶はない。むしろ冷静に考えた。自転車を置き去りにできず、引いたまま1㎞くらい歩いて帰宅した。道中、恥ずかしかったが、隠れることはできなかった。

 帰宅すると母は嫌な顔をして、玄関先の水道にホースを繋ぎ、そこで水をかけられた。冷たい感覚だったから、春か秋だったんだろう。夏なら気持ちいいし、冬なら自転車に乗っていないか、凍えた記憶があるはずだ。

 下水道が整備され、汚水が流れる側溝は道の下に隠された。水路やドブ川を見なくなった。あの頃、水が流れる音が聞こえるほど水量があった水路には、ほとんど水がない。自分が落ちたあのドブ川は「学校町2丁目のあの辺り」と記憶はあるが、今となっては見つけることはできないだろう。

« 雨の午後 | トップページ | 安福亭(長岡市) »

1970年代」カテゴリの記事