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2016年11月28日 (月)

BOOK・OFF 1

 「BOOK・OFF」がある風景は、コンビニやファーストフード、ファミレス、ドーナツショップ、牛丼屋、紳士服店、マンガ喫茶などと同様に、街や幹線道路によくある風景になった。

 BOOK・OFFは古本屋。古本屋が業態を変えながら、現在も存在するのは、古本屋には人間の根元的なニーズがあるからだと思う。昔あった八百屋、肉屋、電気店、本屋、スポーツ用品店などはほぼ無くなって、スーパーやチェーン等に取って代わられた。取って代わったチェーン店も、郊外型の大規模店舗やネット大手(Amazonや楽天など)に押され、特に本に関して言えば、書店がない町が珍しくないという。そのうちに、「BOOK・OFFはあるが本屋がない」ことにもなりかねない。 

Book_off 古本屋が持つ根元的なニーズとは、人が本に価値を置いていること。単なる消費物として捉えていないから、時を経ても取引が成立する。場合によっては刊行時の価格を上回ったりする。消費物はやがて廃棄物になるが、価値ある本はそうはならない。車と同じように中古市場が存在し続けている。買った本を一生本棚に並べておく人もいる。本には心が乗り移る。人の気持ち・思い入れが強い本が「いい本」ということもできる。

 本屋には色があった。置いてある本のジャンルや作家に偏りがあった。当然、店舗の立地に影響を受けるが、やはり偏りがあったのは、店主の好みに因るところが大きかったはずだ。同じようにBOOK・OFFにも色がある。BOOK・OFFに店主はいない。中古・古本なだけにシステマティックに売れ筋商品(今週のベストセラーは、しばらく時を経ないと入荷しない)を陳列するという訳にはいかない。そこで色をつけるのが、本を店頭に持ち込む客ということになる。(続く)

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