ハロウィンと土用
ここ数年でこの時期の行事として認知された「ハロウィン」。クリスマスやバレンタインデーと同様に元々持っていた宗教的な意味合いとかけ離れた存在になっている。この国では「経済活動として商業ベースに乗せること」が、その後の文化や風俗になっていく。
ハロウィン(Wikipedia抜粋)…毎年10月31日に行われる。本来は秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味のある行事だったが、現代、特にアメリカで民間行事として定着した。子どもが仮装して近くの家を訪れ、お菓子をもらったりする。日本では馴染みがなかったが、イベント開催が増えたこと、菓子メーカーが相次いでハロウィン商戦に参入したことなどを契機に、SNSの普及にも後押しされ市場規模が拡大、日本式にアレンジされたハロウィンが行われている。
この時期、日本の歳時記では霜降と立冬の間に当たる。そして、秋の土用の間でもある。「夏の土用の丑の日にウナギを食べること」は、盛夏の風物詩として受け継がれている。それならば、秋の土用、冬の土用、春の土用にも何か食べたらいい。
土用(Wikipedia抜粋)…五行(春に木気、夏に火気、秋に金気、冬に水気を割り当て、残った土気は季節の変わり目に割り当てられ、これを土用と呼んだ)に由来する暦の雑節。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつ。夏の土用の丑の日に鰻を食べる習慣がある。土用の間は「土を掘り起こしてはいけない」とされる。
土用。カタカナ表記のおしゃれ感がない。ハロウィンの次はイースター(復活祭:4月頃)だと言われている。復活祭…ハードルは高そうだ。
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