「ほっとぴあ」(見附市)
廃業、営業停止、閉鎖。近年、温泉施設は減少の一途だ。新たな温泉掘削、設備投資は運営業者の負担が重く、既存施設では更新投資がままならない状況にあることに加え、後継者不足・人員不足なども影響が大きいだろう。
そんな環境の中、公共老人施設が老朽化したことから、見附市が建設(運営は指定管理者=民間)したコミュニティ銭湯「みつけ健幸の湯・ほっとぴあ」を訪れた。
1階は市民交流スペースを兼ねており、窮屈な印象はない。壁掛けテレビの前に多人数が座れるソファーがある。カラオケルームがあるのもそういった意味合いか。食堂「味っけ」のスペースは隣の和室休憩室に比べて広く取られている。マッサージ(体いやし処)、マッサージチェア(有料)と施設は充実している。
2階が脱衣所と入浴施設。数種類の浴槽があり、半露天に炭酸泉風呂、3つの壺湯、寝ころび湯がある。屋内はあつ湯、ぬる湯があり、ぬる湯の端には電気風呂。あつ湯の方は特別に熱いわけでもない。時間式のリラックスバス(センサーを感知させて稼働させる。一定時間経つ停止)、サウナ、冷水風呂。サウナでは流行の「ロウリュウ」サービスをやっている。時間が決まっているので注意。男女とも浴槽の種類と広さに違いはない模様。3階は岩盤浴などのフロア(追加料金が必要)。岩盤浴利用者は専用のガウンが渡される。今回は利用しなかった。
岩盤浴利用なしの大人平日500円は好ましい料金設定。受付時、くつ箱の鍵と引き替えに渡される番号付きの腕輪で後会計する仕組み。脱衣所のロッカーとは連動しない。くつ箱、ロッカーともに100円投入の必要ない。脱衣所の洗面スペースが簡易的なので歯磨きやクシを使う人は注意。老人(市民)には割引券が配布された。実家から徒歩10分で両親にも好都合だ。「仕事帰りの立ち寄り湯」そんな使い方ができれば最高だ。
みつけ健幸の湯・ほっとぴあ http://www.hotpia.jp/
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