サッカーはもっと嫌い
ブログに「高校野球が嫌い」と、書いた。実は高校サッカーはもっと嫌いだ。
フェアプレーを標榜しているが、実際は集団主事や既存の枠組みを補完する役割を担っているのが高校野球。一方、チームプレーを標榜しているが、評価は個人プレーであるのが、高校サッカーだ。特に“キャプテン翼タイプ”が大嫌い、というより苦手だ。正しいことを大声で堂々と言う。それはそれで能力だが、こういうタイプは、チームプレーを強いておきながら、実績・評価は独り占めにするタイプが多い。
矛盾するようだが、高校サッカーは嫌いでも、日本代表戦やJリーグはたまに見る。スポーツを「生業として」やる人たちには敬意を持つ。言い訳が効かない勝負の世界。そこは少数の勝者と多数の敗者がいる世界。
2018年ワールドカップ・ロシア大会に向けたアジア最終予選。日本は予選10試合のうち2試合を終え、1勝1敗。6大会連続出場に暗雲が立ち込めている。
この代表戦を前に違和感を持ったサッカーファンは多かったのではないか。 違和感と言っては失礼だが、長友の恋愛報道と長谷部の結婚。2人とも、相手が芸能人だった。長友はバラエティ番組にも出演していた。本田はスマホゲームのCMに出ている。先日、帰国した空港で彼は、多数のファンのサインに笑顔で応じたとか。本田は「派手なスーツを着て、サングラスをかけ、両腕に高級腕時計を巻き、颯爽と帰国」が定番だったのに。
また、代表メンバーが集合したのは、試合3日前とのこと。サッカーファンなら誰でも言える不動のメンバーから、遠藤、長友、川島などがいない。確かに欧州のクラブに所属する選手ばかりだが、アジアの代表チームと比較して、頭ひとつ抜きん出ているなどということは全くない。そして、逆説的になるが、不動のメンバーから、たいして代わりばえしていないのだ。つまり、世代交代が進んでいない。
世代交代が進んでいない代表メンバー。一方で、代表メンバーにこれまでとは違った言動・行動が見られる…。これは、マズい。
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