高校野球が嫌いな理由 1
夏の甲子園は作新学院高校(栃木県)が優勝して閉幕。近年は、高校野球の観戦入場者数が激増しているという。社会や人口動態の変化(団塊世代等の観客人口が増えたこと)が最大要因だろう。この夏はオリンピックの陰になり、メディアの扱いも少なく感じたが、観客の増加傾向は続いたのだろうか。
球児たちに罪はないが、高校野球が嫌いだ。1試合もテレビ観戦しなかった。年々、嫌い度は薄まってきているが、それは好きな方向に傾いているのではなく、単に関心が無くなっているだけ。
高校を卒業して30年が経つ。価値観の多様化、個を尊重する教育、そんなことが言われ始めた時代でも、高校野球偏重に変化の兆しは見られなかった。高校球児や高校野球を取り巻く環境はどう変化してきたのだろう。マイナーなスポーツや文化系部活、そして、高校という組織や既成の枠組みに組みしない活動の数々に、陽が当たるようになっただろうか。
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