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2016年7月21日 (木)

巨星墜つ

 巨の文字に引っ張られたせいもあるが、「巨星墜つ」という言葉が頭に浮かぶ。頭の中や脳みそではなく、心の中、胸の内側を駆けめぐった。

 長い間、テレビ番組の司会等で活躍した大橋巨泉氏が亡くなっていたことが報じられた。テレビのワイドショーのみならず、各局のニュース番組でもトップ扱い。

 故人を偲ぶ映像では「クイズダービー」や「世界まるごとHOWマッチ」が使われている。確かによく見ていたが、これは自分にとっては少年期のテレビ。むしろ放送時期が高校時代と重なる「こんなモノいらない!?」、学生時代に重なる「ギミア・ぶれいく」での発言や考え方に少なからず影響を受けた。

 思春期に出会う音楽や小説や体験は、その後の人格形成に大きな影響を及ぼす。テレビを通じて受けた経験にせよ、インターネットのない時代、地方都市に住む田舎少年にとって、彼から受けたインパクトは非常に大きなものだった。

 自由であること。合理的であること。そして、既存の常識に囚われないこと。自分の経験や発想に基づき、考えを持ち、考え方を提起すること(少数派の意見や斬新な視点)。その考えを筋道だった論理に沿って、的確な言葉で伝えること。結果的に総論が覆らなくても、「一理ある」という納得性を引き出すこと。

 セミ・リタイアした後、政治家に転身したものの、「政党の中にいるよりも自分の考え方を自由に言った方が影響力があり、自由に言える環境こそが重要」と考え、早々に議員を辞職した。これは「自分に従うこと」の選択だったと思う。自由であること。合理的であること。今となっては「リベラル」という言葉があるが、まさにリベラルなタレントだった。

 相次いで父親世代の知識人たちが逝く。彼らは戦争につながる道の門番だったと思う。戦争を知る世代が極少数となり、戦争への道筋が拡幅されていくような気がしてならない。

 「自由主義・合理主義・実存主義・反戦主義」と書き留めておこう。

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