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2016年6月15日 (水)

晩節?を汚す 1

 男性の寿命80歳以上。この長寿国で67歳を晩節と言えるかどうか。

 政治資金流用をはじめとする公私混同問題の責任をとって、舛添要一東京都知事(67)が辞職願を提出。これで東京都知事は2代続けて「政治と金」問題で引責辞任したことになる。舛添氏、前知事の猪瀬直樹氏は、ともにバブル期から活躍していた。前者は大学教授、後者は作家だった。

 学生時代、現在も続いている「朝まで生テレビ」(テレビ朝日)という討論番組を、それこそ「朝まで」見ていた。月に1回、ほぼ欠かさず。番組を見終えた頃には、当日のテーマについてはちょっとした知識を得た気分になったものだった。仕切り役は現在も活躍する田原総一郎氏。討論は白熱するが、最大のヤマ場は大島渚氏か野坂昭如氏(もしくは両氏)が怒鳴り始めるのが見せ場になっていた。討論エンターテイメントとでも呼ぶべき番組だった。

 当時の出演者を思い出してみる。西部邁氏、姜尚中氏、福岡政行氏、栗本慎一郎氏、西尾幹二氏、武見敬三氏、堀紘一氏、福島瑞穂氏、高市早苗氏、辻元清美氏、そして、舛添氏、猪瀬氏。ほとんどが政治家に転身した。鬼籍に入られた方もいる。闘病中だったり、メディアと距離を置いている方もいる。

 当時から頭脳明晰で舌鋒も鋭かった舛添氏。国会議員→厚労大臣→都知事という華やかな経歴も、四半世紀の時を経て、晩節は姑息な政治資金問題で引責辞任。

 人は学歴や地位があるからといって、人格者ではないことを痛感する。人は歳を重ねたからといって、立派になるものではないことも。

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