2018年10月
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2018年10月18日 (木)

らあめん天山 長岡店(長岡市)

 長岡駅東口を出てすぐ。雨に濡れずに入店できる。店内は左奥に小上がり席。6人座れるテーブルが2つだが、4人ずつがいいところ。正面の厨房前にカウンター席。テーブル席が4つ。平日の昼だったが、ほぼ満席だった。

 駅近という立地から、来店客はサラリーマン、学生、交通機関を利用する高齢者など。それに合わせるようにラーメンの種類も多様。少し迷ったが「背脂 塩らあめん中盛」(702円)を。中盛は無料。時間がなかったので写真を撮る時間がなかった。薄い緑色をしたクロレラ麺が特徴。だが、特に違和感はない。麺は細麺か太麺を選べる。塩をオーダーしたので細麺を選んだが、麺が細いとは感じない。自家製太麺はどんなものか興味が湧く。かなり昔、見附の天山本店で食べた時の印象は「ボリュームがある若者向けの店」だった。今回は量も質も二重丸◎の印象に変わった。

 らあめん天山 長岡店 長岡市台町8-19 長岡市台町8-19 ℡0258-33-1315 営業時間:11時~24時(日・祝21時) 定休日:不定

2018年10月17日 (水)

苗名滝苑(妙高市)

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 妙高市杉野沢にある苗名滝(なえなたき)は日本の滝100選に選定される名瀑。その入口には食事処、茶屋などがあるが、一番大きな食事処が苗名滝苑。

 流しそうめんの設備「竹とよ式」と「回転式」が常設されていて、これが最大の特徴。ほかに、そば、山菜、きのこなどの定番と、湧き水で育ったニジマスやマスなど、季節毎のメニューを楽しむことができる。

 写真は「滝ますの唐揚げ御膳」(1,550円)。食べきれないほどの量。カウンターに数種類の漬け物が置いてあり、これだけでごはんのおかずになる。味・量ともに観光地の食事というよりも、地元の食事を食べさせてくれる良店。特筆すべきなのは店員の女性。流暢な英語を話していた。

 もう1枚の写真は苗名滝ではなく「いもり池」。10月10日、 紅葉には少し早く、覗き込んで見た写生する人たちの絵の方が美しかった。

 苗名滝苑 妙高市杉野沢2092 ℡0255-86-6536 営業時間:9時~17時 定休日:11月上旬~4月中旬クローズ

2018年10月16日 (火)

牝馬3冠

20181015 12週連続のGⅠ開催(※)はアーモンドアイ(父ロードカナロア)が2012年のジェンティルドンナ(父ディープインパクト)以来の“牝馬クラシック3冠”(史上5頭目)で幕開け。単勝1.3倍の圧倒的支持に応えた。新馬戦の時にはここまで強い馬になるとは想像できなかった。

 何度も書いているとおり、アーモンドアイがデビューした2017年8月6日(新潟競馬場)は、1800㍍の新馬戦でロックディスタウンが勝ち、タイムフライヤーが2着。1400㍍の新馬戦でアーモンドアイが2着に敗れ、レパードステークスでエピカリスが3着に敗れた日。

 以前、強い牝馬について記したことがあった。本当の価値や真価は次走・ジャパンカップと古馬になってからだが、“史上最強牝馬”となる可能性は高い(写真は2018.5 オークス)。

  http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/11/post-f6e7.html

 ※今年は例年、地方開催されるJBCのスプリント、クラシック、レディスクラシックがJRA京都競馬場で開催される。但し、JBC各レースは「JPNⅠ」に区分される。

2018年10月15日 (月)

李舜臣とは

 韓国・済州島で行われた国際観艦式で、韓国海軍が艦艇に李舜臣将軍の旗を掲げたという。ややこしいことをする国だ。

 「旭日旗」の掲揚自粛を求められた海上自衛隊は、この観艦式への自衛艦派遣を断念していたが、観艦式に参加した10カ国のうち7カ国は軍艦旗を掲げ、残る3カ国は国旗=軍艦旗を掲げた。

 「招く客に対し、公式な旗の掲揚を自粛するよう要請しておきながら、自国はそれらとは全く無関係の旗を掲揚する」。政府関係者は抗議したというが、抗議は不要。静観すべきだろう。

 ところで李瞬臣とは誰か。豊臣秀吉の朝鮮侵略で豊臣軍を撃破した韓国の英雄だという。「自国のために闘った者は英雄」という視点だろう。それならばなぜ、日本が自国のために闘った者を英雄視することに反発するのか。

 いっそのこと日本で李瞬臣の映画やドラマを作ってみてはどうか。もちろん英雄を英雄として描く。決して貶(おとし)めてはならない。日本では必ずしも勝者側の視点だけで映画やドラマや舞台や小説や、その他の文化的創作が行われている訳ではない。豊臣秀吉を「悪者」として描く自由が、日本にはあり、文化的・芸術的作品として受け入れる社会がある。

2018年10月14日 (日)

ドン・キホーテ 4景

 ① 「ドン・キホーテ」(1605年・1615年)はスペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説。「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」が冒険の旅に出かける物語。

 ② 1985年3月に発売された尾崎豊のセカンドアルバム「回帰線」。その2曲目に「Bow!」という曲が入っている。

  否が応でも社会に飲み込まれてしまうものさ 若さにまかせ挑んでくドンキホーテ達は 世の中のモラルをひとつ飲み込んだだけで ひとつ崩れひとつ崩れすべて壊れてしまうものなのさ

  あいつは言っていたねサラリーマンにはなりたかねえ 朝夕のラッシュアワー酒びたりの中年達 ちっぽけな金にしがみつきぶらさがってるだけじゃNO NO 救われないこれが俺達の明日ならば

  午後4時の工場のサイレンが鳴る心の中の狼が叫ぶよ 鉄を喰え飢えた狼よ死んでもブタには喰いつくな

  夢を語って過ごした夜が明けると逃げだせない渦が日の出と共にやってくる中卒・高卒・中退学歴がやけに目につく愛よりも夢よりも金で買える自由が欲しいのかい

  午後4時の工場のサイレンが鳴る心の中の狼が叫ぶよ 鉄を喰え飢えた狼よ死んでもブタには喰いつくな

 ③ 1990年頃、住んでいた街にディスカウントショップがあった。商品ラインナップはホームセンターとは違う。必要か必要でないかで区分すれば、必要のない物を多数陳列しているような店だった。新聞の折り込み広告も驚くほど簡素で、いくつかの目玉商品だけが掲載されたものだった。何度となく、その目玉商品だけを買いに出掛けたことがある。その店の名前は「ドンキホーテ」といった。

 ④ 10月11日 ディスカウントストアの「ドンキホーテホールディングス」(以下、ドンキホーテ)は、総合スーパー「ユニー」を子会社化すると発表した。ユニー、ファミリーマート、ドンキホーテをあわせた売上高は約4兆7千億円となり、イオン、セブン&アイに次ぐ国内3位の流通グループとなる。ドンキホーテの社長は「(ユニー系列店を)5年で100店舗をめどに業態転換する」とした。残る90店舗は「アピタ」などの店名を維持する。従業員の雇用は維持され、既存店閉鎖の予定はないとした。

 ①の時代から400年。日本では「ドンキホーテ」は大型小売店のことを指すようになった。②の時代、③の時代から30年~35年。ほとんど“がらくた”のようなものを売っていたドンキホーテは、凋落する長崎屋やユニーに代わって、小売業界の中心企業になった。

 30年は短いのか、長いのか。結果的には下剋上。物事を転換させていくのは人であり、時が物事を変えていくのではないが、「時の流れ」に抗(あらが)える人はいない。

2018年10月13日 (土)

あしょらー

201810061 技郎(ぎろう) 730円 完全に「あしょらー」

 http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/04/post-9d1d.html

2018年10月12日 (金)

浪川レポート

 世の中が「こうなる前」から、金融ジャーナリストの浪川攻氏は「毎日新聞 経済プレミア」で金融業界の異常性をレポートしていた。

 (引用・抜粋) 採用活動が終盤戦を迎え、売り手市場が継続する中、地銀業界は苦戦を強いられている。「内定数が採用予定数に達しない。面接に訪れる学生が少ない」。「130人に内定を出したが(辞退者続出で)、現在では70人に減少し、再び、採用活動を本格化させた」。地銀はかつては優良企業とされ、優秀な学生が集まる、「狭き門」だった。地銀幹部は「地銀は将来、人口減少で苦戦し、将来ビジョンを描けないという報道が相次ぎ、学生たちの足が遠のいた」、「金融庁が複数の地銀が存続できない都道府県というシミュレーションを公表しているのだから」と恨めしげに語る。しかし、それだけが理由ではない。学生は先輩などから「過剰な営業目標を与えられる」という話や「入社数年で退社した」という情報も得ている。地銀の人気度はいや応なしに低下せざるを得ない。「県庁か地銀かの選択で悩むような学生を、率先して採用するような時代は終わったことを地銀は痛感していいのではないか」(金融庁幹部)。

 浪川氏はレポートの最後にJPモルガン中興の祖・デニス・ウェザーストーン氏の名をあげ、「イギリス労働者階級出身のウェザーストーン氏は家庭の事情で大学へは行けず、JPモルガンの英国拠点に高卒で入社した。その人物が後年、この大銀行をよみがえらせた。地銀の皆さんはこの話をご存じだろうか」と結ぶ。

 素晴らしい指摘だと思う。

 文中の地銀幹部は未だにマスコミ報道や金融庁に「採用難」の責任をなすりつけている。

 地銀は「オワコン」。マスコミ、金融庁、超異次元経済緩和政策(=政権)の責任は、それぞれ1%程度ではないだろうか。

 ほぼ100%が自業自得だろう。

2018年10月11日 (木)

よろずや平四郎活人剣 2

 「よろずや平四郎活人剣」の再放送を見終わった。全10回なのであっという間だった。

 同じ日、外国の有名な高視聴率ドラマを日本版にリメイクしたドラマを観たが、30分と観ていられなかった。

 人それぞれに好みがあるので構わないが、現代劇に感情移入することが難しくなり、時代劇だと多少の粗(あら)も気にならない。

 旗本・神名(かんな)家の末弟・神名平四郎は、兄である目付・神名監物とは腹違いの子。妾の子である平四郎は“冷や飯食い”の存在。 暮らしに窮した平四郎は裏店で「よろずもめごと仲裁つかまつり候」という看板を掲げる。世間知らずで楽天家の平四郎が巧みな「剣と口」で、よろずのもめ事を解決していく。神名平四郎は中村俊介、神名監物を内藤剛志が演じた。

 とても清々しいドラマの影響で、「よろずや平四郎活人剣」(上・下)を読み返している。

 裏店で「よろずもめごと仲裁つかまつり候」という看板を掲げた平四郎は、市井のもめごとに介入し、それを解決していく中で、自身の出自や生い立ちという境遇、そして自身に内在する劣等感という「もめごと」を同時に解決して行った。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/09/post-1541.html

2018年10月10日 (水)

「民主主義の死に方」

 たまたま読んだ10月7日の読売新聞1面「地球を読む」で、「民主政の危機 偏った民意が招く独裁」(細谷雄一慶応大学教授)を読んだ。

 世界の民主政、民主主義に基づく世界各国の政治に巨大かつ重大な変化が生じているという内容。その変化に注目する著作が立て続けに刊行されており、1冊が「民主主義の死に方」(新潮社)、もう1冊が「民主政の終わり方」(日本未刊行)だと紹介されていた。

 「民主主義の死に方」の版元の紹介文 「裁判所を抱き込み、メディアを手なずけ、憲法を変える。独裁者は合法的に民主主義を破壊する」。

 彼は自らの任期延長のため、所属政党のルールを変え、「戦争をできる国が普通だ」として、戦争に続く道を舗装し続け、いよいよ憲法改定前夜にまで“進軍”してきた。

 単にサラリーマンとしての成功者に過ぎない経済界の首領たちを、短期的な政策(彼らのほとんどは自らの任期中の成績にしか興味がない)で取り込み、資産家には株価による「濡れ手で粟」の甘い汁を吸わせ、庶民には些細な賃上げをもって「経済の再生」とした。

 超異次元金融緩和施策という自爆装置を仕掛けた彼は、ペテン師であり、詐欺師であり、ある意味、催眠術師だ。しかし、彼の正体は「民主主義の破壊者」なのかもしれない。

 世界に力を持つ政治家は多いが、“悪質”という意味では他の追随を許さない。

 「裁判所を抱き込み、メディアを手なずけ、憲法を変える。独裁者は合法的に民主主義を破壊する」

 やはり「最後の砦」は憲法だ。

2018年10月 9日 (火)

輪島の時代

 自分が幼い頃、娯楽といえばテレビ以外にはなかった。当時、民放のテレビ局は2局しかなく、「野球と大相撲」はスポーツの100%を占めていた。野球は「長嶋と王」だったが、相撲は「貴ノ花と輪島」だった。

 貴ノ花、北の湖、千代の富士が去り、輪島が逝った。

 希代の勝負師たちは、一般人の平均寿命まで生きない。力士の身体を造り、横綱・大関となることの鍛錬は、最盛期においては強靱な肉体と精神を誇るが、決して寿命を伸ばすことには繋がらない。

 横綱・輪島の思い出は、いつも傍らで一緒にテレビ観戦していた祖母の記憶と表裏一体だ。判官贔屓(はんがんびいき)は日本人の特徴だが、祖母が貴ノ花と輪島を応援していたことは、自分の人格形成で影響を受けたと思う。

 横綱・輪島は、その人柄の良さから、引退後は苦労した。プロレスラーに転じ、テレビのバラエティ番組に出演して食い扶持を稼いだ。それだから、彼の死を悼む声は、相撲界よりもプロレス界、芸能界の方が多いような気がする。このことひとつをとってみても、現在の相撲界・相撲協会が、冷たい日本型の閉鎖的な企業体質であることを物語っている。

 ほんのいくつかしかない祖母の思い出が、遠くに霞んでいく。

 刈り入れの終わった田んぼを眺めていて、輪島がつけていた「黄金のまわし」は「稲穂色のまわし」だったのかと気づいた。

  http://kasa.air-nifty.com/blog/2016/08/post-a79c.html

2018年10月 8日 (月)

三宝亭(長岡市)

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 久しぶりに三宝亭へ。「五目うま煮めん」と「三宝豚餃子」。特色があり、評判を聞きつけて、どうしても足が個人店に向きがちになる。しかし、たまに訪れてみると、チェーン展開している企業の“品質”に感心させられる。ラーメンなど味の品質はもちろん、清潔感や高水準の接客など。

 自分が働き始めた頃の三宝亭は一部地域のローカル店だったが、今では県外や海外展開もしている。県内の外食産業においては平成の時代に最も成長した企業かもしれない。

 ラーメン専門店 三宝亭 長岡シビックコア店 長岡市千歳1-3-22 長岡シビックコア ℡0258-30-3636 営業時間:11時~22時半(平日は昼休憩あり)

2018年10月 7日 (日)

夢で叱られる

 休日の朝だったが、少し暗い気分で起きた。その理由は、明け方にきっちりと叱られる夢を見たからだ。

 叱られた内容は心当たりのあることばかり。自分の夢の中で自分が叱られるのは、自らの弱点・欠点、そして短所は、自分が一番良くわかっているからだろう。

 よく「怒ること」と「叱ること」は違う、と言われる。これは明確に違う。怒ることは感情であり、叱ることは理性だ。そして「叱ること」の中にも2種類あり、1つは「現象を叱ること」。もう1つは「根本を叱ること」だ。

 「人格を責めるのはよくない」と言われるが、実は叱られる出来事の根っこはほとんど人格にある。いちいち現象を叱っていても解決には繋がらない。そして、たいていの場合、根本を叱る人は「怒っている」と言われる。それは人格を叱っているからだろう。

 叱ることも怒ることも、能力のひとつだと思う。人はなかなか怒れないし、なかなか叱れない。自分は「叱る人」と「怒る人」を「対象者」で区分している。「怒る」という感情を仕事上で発揮する人を軽蔑するが、多少は尊敬する。怒ることを恥ずかしいと感じない太い神経。そして、怒ることは少なからず自分を棚上げする必要があるが、その無神経さ。なかなか真似できない。

 不思議なもので、怒る人は自分よりも下の者しか怒りの対象としない。弱い者には声を荒げるが、強い者の前では飼い犬のようなのだ。怒られた側はそのことを見透かしているから、更生する可能性は低くなる。むしろその感情に従わない方が、正しいのではないかとさえ思ってしまう。もちろん、叱る人も下の者しか叱ることの対象にしないが、上位者に対して進言や忠言するのは叱る人だ。

 怒られること、叱られることは、その対象者にとってはスタートなのに対し、行為者にとってはゴールになっている。叱る・怒るの唯一、かつ、最終の目的であるはずの、「対象者の反省や成長、自己改革」につながっていくかどうかは、何とも言えない面がある。しかし、間違いなく言えることは、怒ること・叱ることは、その対象者よりも、むしろ行為者の人格が試されるということだ。

 今朝、夢の中では「しっかりと叱られた」。「こっぴどく怒られた」ではない。少し気持ちに緩みがあるかなというのも自覚していたことだ。

 夢で叱られたことは幸運だった。

2018年10月 6日 (土)

平成最後の猛暑日

20181006 台風25号の影響で南風が吹き、気温が上がった。全国各地で10月としての最高気温が観測された。

 最高気温ベスト10の上位を県内各地が占め、三条市では10月の日本最高気温36度を記録した。「平成最後の猛暑日」になる確率が高い。

 「平成最後」。しばらくはこの枕詞が多用されるだろう。

2018年10月 5日 (金)

なにわ茶屋(南魚沼市)

201809291 魚沼産こしひかりの主産地・南魚沼市は八海山、鶴齢、高千代といった新潟を代表する銘酒の産地でもある。

 南魚沼市の行政・経済・産業の中心が六日町。JR上越線六日町駅から徒歩1~2分の場所に「なにわ茶屋」がある。先般、ある会合の会場として訪れた店。

 茶屋という名前から居酒屋を想像していたが、料亭・割烹のたたずまい。

 なにわ茶屋 南魚沼市六日町92-6 ℡025-772-3787 営業時間:17時~23時 定休日:不定休

2018年10月 4日 (木)

心が多忙

 沖縄知事選や相撲界の内紛など、心を揺さぶられるニュースがあってもブログ画面に向き合えないでいる。時間に余裕がないわけではないのに、気持ちが忙しく、何かに追われているような、切羽詰まったような感覚でいる。

 「切羽詰まる」の切羽とは刀の鞘の部分にある楕円形金具のこと。この金具が詰まると刀を抜けなくなり、どうにも切り抜けられなくなることにこの言葉の成り立ちがある。

 「切羽」は詰まっていないのに、詰まっているような感覚でいるのかもしれない。そこにいるのは「刀」を抜けない自分、抜かない自分。

 そもそも、柄(つか)の先に刀がついているのか。ついていたとしてもそれは錆びて使い物にならないのではないか。

 「切羽詰まった人」の姿とはそんなもの。つまり、自分もその中の一人。

2018年10月 3日 (水)

水始涸

20181003 七十二侯の「水始涸」(水始めて涸るる)

 本来は「田の水を落とし、稲穂の刈り入れを始める頃」の意味だが、稲作の品種改良や育成技術が進歩した現在では「稲刈りが終わる頃」になった。

 写真は稲穂ではなくコスモス。

2018年10月 2日 (火)

無視の周辺

 会社での会話。 「先週、近所のショッピングセンターに向かう歩道で、リタイアした先輩とすれ違った。一瞬、目が合ったのに、先輩は無視して通り過ぎた。若い頃は二人で酒を飲む仲だったのに」。

 この半ば愚痴や嘆きのような感情を自分なら言葉にしないだろう。決して人には話さない。なぜなら、それが「無視された」のではなく、自らが「無視した」可能性がゼロではないという心の迷いがあるからだ。厳密に言えば「互いに無視した」が正解ではないか。

 ある程度の組織で、ある程度の地位にある人(あった人)の人間関係とは、会社関係であり仕事関係であることを知っている。だからこそ、多くの人は会社にしがみつき、地位にしがみつく。 

 人には事情がある。境遇があり、心の機微がある。同じ時間に同じ場所にいることがあるが、実はそれは「たまたま」なのだと思う。同じ会社の同じ部署にいたことと、同じショッピングセンターに向かう道ですれ違ったことの偶然には大きな差はないように思う。

 お互いがリタイアした後に、また二人で飲みに行けばいい。その時にようやく、二人の関係が人間関係に昇華する(たぶん)。

2018年10月 1日 (月)

4,000勝

20180929 一昨日、阪神競馬場で武豊騎手がJRA通算4,000勝を達成した(写真はJRAホームページ「武豊4,000勝特設サイト」のトップページ)。29日に3勝をあげ、記録を達成した。写真は「あと1勝」時のトップページ。3,999勝の時間はあっという間だった。

 スポーツなどのアスリートとしては、同期・同世代が引退してから久しいが、同学年である彼の活躍は励みになる。

 4,000勝を達成した武豊は「まだまだ上達したい」と語っている。「目標は次のレースを勝つこと(4,001勝目)」だと。

 4,000勝は4,000回の1勝のこと。

 どんな天才も4,000勝を1回で済ませることはできない。

2018年9月30日 (日)

無線LANに追われる

 今週は「無線LAN」の1週間だった。

 1.仕事先で、無線接続機器のセットアップを代行することに。

 2.家庭内で1年以上、不安定な無線LAN環境に悩まされてきた。高出力な機器に交換しても効果が薄いため、思い切って設置環境を大幅に見直した。パソコンは家の両端に近い場所で使用していて、どう考えてもルーターを家屋中央に設置するのがセオリー。しかし、試行錯誤の結果、最善の無線環境はセオリーに反する形態だった。距離よりも遮蔽物による影響が大きいことを知った。

 3.プリンターを新しいものに買い換えた。すると驚いたことに「無線接続がデフォルト」だった。有線接続する場合に必要なケーブルは元々付属しておらず、別途購入が必要。企業が標準仕様を変更するということは「無線接続の方がコストが低くなった」ことを示している。

2018年9月29日 (土)

「おつきあい」のGDP

 カレンダーを買って、手帳を買って、年賀状を買うのが、12月のルーティン。多くの人が似たようなものだど思う。近年はプリンターのインクや年賀はがきのソフトも毎年用意するものになった。

 まだ9月なのだが、100円ショップで2019年のカレンダーを買った。この時期に用意しておけば、かなり選択肢が広がる。とても100円とは思えないデザイン性が高く、機能的でバラエティに富んだものが手に入る。仕事用はデスク上のコンパクトさを、自分の部屋にはデザイン優先して選んだ。

 年賀はがきに関するニュースを見た。「年賀はがきの販売指標廃止の方針」というものだ。ニュースの要約は下記のとおり。

 「年賀はがきには販売指標というものがあり、郵便局員の間ではノルマ達成のために自腹購入することが珍しくない。このような指標ははがきだけではなく、保険や食品等でも事実上の販売ノルマが課されている。現場では「(販売活動のため)業務終了後、顧客宅を訪問するように」と書かれた文書が回覧される等、自腹営業が根絶されるかは懐疑的」というものだ。

 このニュースはいくつかの批判の論点がズレている。まず「販売指標=ノルマ」について。確か郵便局は民間事業者になったはず。民間企業で「ノルマ」は当たり前だ。「業務終了後、顧客宅を訪問するように」と書かれた文書が問題になるあたりは、真の民営化はずっと先のことになりそうだ。

 一方、「自腹営業」の廃止については根絶すべき問題だ。これは日本社会が抱える“病巣”のひとつ。「郵便局の-」とか、「年賀はがきの-」とかいう扱いは、むしろ事態を矮小化している。

 中元や歳暮の時期、各社のキャンペーンや発表会、展示会、商談会、期末・決算期セール… このような場面では、そこに関連する企業や人は自腹営業を強いられる。

 自腹営業を含む「おつきあい」の売上高が、日本のGDPでかなりの占有率を占めているだろう。しかし、この現実への考察や調査は、一切、報道されない。見たことがない。

 100円ショップを経営する会社のうち、上場している4社の売上規模はおよそ3,000億円。これに最大手ダイソーの売上を加えても、“おつきあい売上高”の足下にも及ばないだろう。

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/03/post-d01c.html

2018年9月28日 (金)

みんなのふれんち Lerch(上越市)

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 上越市本町の洋食店「みんなのフレンチ Lerch」。築後150年の町家を再生したフレンチレストラン。

 ガラスの引き戸を開けると、土間には薪ストーブが置いてある。天井まで吹き抜けで開放感がある(写真)。1階はカウンター席とテーブル席。2階はテーブル席と2間続きの和室。この店はハイボール、サワー、日本酒、 食べたのはランチの「れるひセット」(1,500円)=写真。メイン料理は魚か肉料理、またはパスタから選択。これにサラダ、スープ、いくつかの小鉢が添えられてデザートがつく。ライスかライ麦パンを選べ、食後のコーヒー・紅茶は+200円。

 ディナーは3,500円から5,000円。イチ押しメニューは「ホタテと白身魚のパイ包み焼き」との情報。酒類メニューも豊富。実はフランス料理店の敷居が高く感じるのはワインのハードルが高いから。料理人の多くはビールを忌避する傾向があるし、ワインもよくわからない。もちろんハウスワインも用意されている。

 みんなのふれんち Lerch(レルヒ) 上越市本町2-2-26 ℡025-520-8313 営業時間 ランチ:11時~14時 カフェ:15時~18時 ディナー:18時~21時半 定休日:木曜

2018年9月27日 (木)

よろずや平四郎活人剣 1

20180922 BS12チャンネルで「よろずや平四郎活人剣」(2007年 テレビ東京 全10回)の再放送が始まった。7~8月に放送された「悪党狩り」に続き、藤沢周平氏原作のテレビ時代劇。

 「よろずや平四郎活人剣」(1983年刊)を原作とするドラマといえば「新・腕におぼえあり」(1998年 NHK金曜時代劇)が有名。こちらは原作そのままのタイトル。 

 旗本・神名(かんな)家の末弟・神名平四郎は、兄である目付・神名監物とは腹違いの子。妾の子である平四郎は“冷や飯食い”の存在。 暮らしに窮した平四郎は裏店で「よろずもめごと仲裁つかまつり候」という看板を掲げる。世間知らずで楽天家の平四郎が巧みな「剣と口」で、よろずのもめ事を解決していく。神名平四郎は中村俊介が、神名監物を内藤剛志が演じている。

 初回放送を観たばかりだが、登場人物達の設定がまさに“藤沢プロット”。痛みや弱み、それぞれの想いを抱えた者たちが懸命に生きる姿を描いている。

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/10/post-1541.html

2018年9月26日 (水)

万代そば(新潟市)

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 「バスセンターのカレー」を食べる日が突然やってきた。美味しかった。

 ミニ380円、普通470円、大盛550円のサイズだけは気をつける必要がある。普通は一般男性なら十分に満腹感を得られる量。女性はミニが適量かもしれない。

 このカレーの存在を知ってから20年以上経過していた。突然やってきた今日に感謝。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/04/post-a962.html

 名物 万代そば 新潟市中央区万代1丁目6-1 バスセンタービル1F ℡025-246-6432 営業時間:8時~19時 定休日:1月1日・2日 ※カレーは営業時間内でも販売終了することがある

2018年9月25日 (火)

母を見舞う

 連休最終日は風邪をひいた母を見舞うため実家へ。

 身長150㎝に満たない母は父よりも6つ若いが、ここ数年は父が老化する速度が遅行しているのに対し、母のそれは著しいように感じる。

 最近は“終活”とまでいかないまでも“老活”をしている様子が窺える。

 母の母は100歳まで生きた人。手がかからないように長生きしてくれるのが一番いい。

2018年9月24日 (月)

文学者たちの良心

 およそ2年前、このブログに記した言葉を思い出している。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2016/09/post-1a5d.html

 日本を代表する大手出版社が発行する月刊誌8月号に掲載された「与党女性議員によるLGBT差別論文」は、この夏に起こった全ての出来事の中で最悪だった。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/08/post-609c.html

 大手出版社は今月発売の同月刊誌10月号で、8月号に掲載された論文を擁護する企画を組み、掲載した。訂正し、謝罪する企画ではない。

 これに対し、これまで出版社と仕事をしてきた一部の作家や翻訳家が、同社での執筆・翻訳を取りやめる意志を表明している。

 翻訳者・藤井光氏(同志社大准教授) 小説家・近藤史恵氏(自転車ロードレース小説シリーズ等) 小説家・金田淳子氏(同人誌研究家・社会学研究者) 小説家・深沢潮氏(2012年第11回「女による女のためのR-18文学賞」受賞者)など。これらの“文学に携わる人々の良心”が灯火となっていることに救われる。

 深沢氏の言葉が刺さる。「大作家やベストセラー作家でもなく、一冊一冊が生き残りをかけた勝負となる作家にとって、新刊を出すことがどれだけ大変なことかも身に染みていて、そのチャンスを放棄することはリスクの大きいことだとも承知しています。何らかの形の制裁もあるかもしれません。印税が入らないことも、シングルマザーとしてまだ学齢期の子ども二人を養育している私にとっては辛いことです」(インターネットサイト「ハフポスト日本版編集部」から抜粋・引用)

 それでも良心ある文学者たちは差別から距離を置こうとする。自らの生活の困窮に繋がるとしても、差別や不正を無視することはできない。

 それは 「無言でいること」や「傍観していること」は、『差別に加担していることと同じ』 だと考えるからだろう。

 おこがましいようだが、自分にはこの文学者たちの想いが理解できる。なぜならそれは、自分が会社を辞職した理由と全く同一だからだ。

 【追記】 同社との“取引停止”までは行かなくても抗議や疑問の声をあげた作家も少なからずいる。高橋源一郎氏(大学教授、小説家・文芸評論家)、平野啓一郎氏(第120回芥川賞)、星野智幸氏(第54回谷崎潤一郎賞)、村山由佳氏(第129回直木賞)など。

 【追記】 9月25日 大手出版社はLGBT差別論文を掲載、擁護した月刊誌を休刊すると発表した。

2018年9月23日 (日)

東向きの窓辺

20180923 3連休は奥さんが毎年恒例の旅行に出掛けた。今日は競馬場に出掛けるつもりだったが、色々と気になることがあって気分が乗らない。今日はとりやめた。

 時間を持て余し、クローゼットの棚から4年前に買ったレコードプレーヤーを取り出して、昔のレコードを聴いた。

 尾崎豊「17歳の地図」(1983年)、浜田省吾「J.BOY」(1986年)。

 この部屋はブログ名のとおり西向きに面している。窓の外は旧国道で多少うるさい。窓を開ければ心地よい風が入るが、車の音で音楽を愉しむことが難しくなる。

 初めてレコードプレーヤーを持った部屋は東向きだった。その部屋もバス通りに面していて、信号で停まるバスやトラックの騒音で、度々、音がかき消された。時には大型車の振動でレコードプレーヤーの針が跳ぶこともあった。

 あの頃、いつか自分が住む家は、住宅街の中か、あるいは郊外や農村部がいいと考えていた。余計な車の音に悩まされたり、車を駐車するのに毎月お金がかかったり、何より、暮らしていく上で人様に気を遣わなくてもいいような環境に住みたいと考えていた。それなのに現実は真逆になった。

 レコードプレーヤーに載っているレコードの盤面が歪んでいる。35年前のレコードだ。35年前の休日も、こうして部屋でレコードを聴いていた。音は耳で聴いていたが、歌詞の意味は心で聴いた。

 東向きの窓は西向きになったが、自分の人生はあの頃の延長線上にある。あの頃、描いていた理想の部屋には住めなかったが、それは大きな後悔や大きな損失ではない。人生は決して順調ではないが、それほど悪くもない。

 持て余した時間を使って、古いレコードを買いに出掛けよう。

2018年9月22日 (土)

二刀流

20180917 通勤路は騒がしい大通りや車の通行量が多い幹線道路を避けている。しかし、その道が静かな裏通りかというと全く違う。むしろ表通りよりも先を急いでいる車ばかりが走っている。時間帯から推定すると、彼らは近道するためにその道を選んでいるようだ。

 朝晩の通勤で信号のない交差点や横断歩道を10回以上渡る。しかし、ただの1度も、歩行者が待つ横断歩道の前で車が停止することはない。2桁に迫る数の高校生がいても、車は止まらない。「横断歩道では歩行者が優先」だが、現代のドライバーにその意識は希薄だ。

 世の中では“二刀流”がもてはやされている。大谷翔平選手は「投手と打者」の二刀流。世界最高レベルの場所で、「剛腕のピッチャーとスラッガー」であるところは超人的だ。彼が凄いところは、プレー(仕事)が超人的、歴史的、記録的でありながら、性格は屈託がなく、謙虚で前向きなところだろう。つまり、「仕事と人間性」においても二刀流なのだ。

 話を戻す。すべてのドライバーは100%、二刀流だ。ドライバーは「運転手と歩行者」の二刀流であることを忘れてはならない。人が横断歩道にいたら、車両は停止しなければならない。赤信号と同じ意味だ。横断歩道に立つ者が自分の息子か娘であると考えれば、一時停止するのが苦にならないだろう。

 写真は休日に揚げた「ひれかつ」

2018年9月21日 (金)

宥恕・前兆・道楽

20180921 今日は芸能ニュースで「宥恕」(ゆうじょ)という言葉を覚えた。「寛大な心で罪を許すこと」。

 曇天の空模様の下、異様な鳴き声に上を見上げると、おびただしい数の椋鳥が電線に留まっていた。いつもはそこにいないのだが、天気のせいなのか、いつもの住処に何か異変があったのか。明日からは3連休。何かの前兆でなければいいが。

 今週は週中にあった自民党総裁選が最大のニュースだった。2番目は「衣類の通販サイトを運営する会社社長が2023年に月に行く予定を発表した」というニュース。これはどう見ても「企業の宣伝活動」だが、大手メディアのほとんどがこのニュースを伝え、取り上げた。

 月に向かう宇宙船(実際にはロケットエンジンを搭載した飛行機だろう)はベンチャー企業が開発中。その未完成の乗り物に莫大な金を払える民間人を乗せて、月を周回する“計画を発表”した。これのどこに大報道する価値があるのだろう。

 この成金の若い経営者に「金持ちの道楽」と一刀両断し、「金が余ってるなら然るべき所へ寄付をしろ」と痛言する記者やコメンテーターはいないのだろうか。

 自分は「宥恕」できないし、これらの出来事も「悪い出来事の前兆」であるように思う。日本人がゴッホの「医師ガシェの肖像」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」を当時のバブル・マネーで落札・購入したニュースが報じられたのは1990年5月。1989年末に史上最高値をつけた株価が9ヶ月で半分になった年の出来事だった。

2018年9月20日 (木)

芝生の道

 「彼はなぜ、総裁選挙に立候補しなかったのか」

 自由民主党の総裁選挙は“予定通り”安倍総裁3選で終わった。安倍氏は総裁任期である2021年9月まで首相を務めることが濃厚になった。つまり、「憲法改定」が濃厚になった。

 今回の総裁選に立候補した2人以上に注目を浴びたのが小泉進次郎衆議院議員だった。彼は国会議員の投票日前日まで、自らの態度を明らかにしなかった。

 彼は人気者だ。立会演説会など、彼が行く先々で、彼を見たいがための観衆が集まる。彼は人気者だ。彼は今回の選挙で、「自らの選択が党員票の特に地方票に影響を与える」という配慮があったのだろう。つまり、彼は安倍氏、いや、自民党に“忖度”した。彼は石破氏に投票した。しかし、そこに辿り着くまでの経過において、彼の行動は「完全に安倍氏に加担した」と思う。「不作為の作為」に近い。

 小泉進次郎衆議院議員。私は現在までのところ、彼を全く信用していない。なぜなら、「まだ何も成し遂げていないから」だ。彼は銀の匙をくわえて生まれ、彼は芝生の道を歩いてきた。今もその状況に何ら変わりはない。これまでの人生がずっと勝ち戦である彼に、現在の彼がどんな理想論を述べようと、「今のところ」全く信用していない。ゼロだ。彼は負ける戦いをするべきだった。

 彼を信用しない最大の出来事が、彼が総裁選に立候補しなかったこと。小泉進次郎氏は1981年生まれの37歳。北朝鮮の金正恩氏は1984年生まれの34歳。若い、若すぎるということはない。

 今、政治がやるべきことは超高齢化社会と若年労働者不足による“滝壺に落ちるように『人口爆縮する国家』”の体制づくりだろう。決して憲法改定などではない。国の在り方を変える政策だ。そのことを彼は理解している。「彼はなぜ、総裁選挙に立候補しなかったのか」。

 今回の総裁選は憲法改定への道筋を舗装する選挙だった。その意味でも未来のリーダーが「何もしなかった」、あるいは「改憲勢力に加担した」責任は重い。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/20180301.html

2018年9月19日 (水)

たいち(長岡市)

20180908 長岡でも屈指の人気ラーメン店。近くを通りかかると、いつも行列ができている。とても列に並ぶ気にならなかったが、「土日祝の開店が10時から」というのが狙い目。「ブランチにたいち」をオススメする。

 醤油、味噌、塩があり、当然のことながら醤油ラーメンは生姜系。量は普通(麺175㌘)・大盛(250㌘)・特盛(350㌘)で、価格差は100円刻み。大盛・特盛はうつわが大きくなる。写真は「しょうゆチャーシュー大盛」(900円)。

 スープは生姜系。中太のちぢれ麺は食感もいいが、スープとマッチして、すするだけでは惜しい。しっかり噛んで味わって食べた。チャーシューは中厚。惜しみなく入っているという感じ。これもスープによく合っている。メンマが多少スパイシーなのが特徴的。しょうゆラーメンが生姜系なのはわかるが、「塩と味噌も生姜が効いている」という口コミがある。

 以前は個性的な外観を持つ建物だったが、リニューアルされた店舗・店内はとても綺麗。食券を購入して間もなく、店員がオーダーを確認。着席した時にはオーダーが通っている。行列店のためスムーズな接客ルールが確立されている。テーブル席は相席が基本。駐車場は10台ほど。

 たいち 長岡市堺東町50 ℡0258-29-3259 営業時間:11時(土日祝10時)~21時 定休日:なし

2018年9月18日 (火)

異邦人の生涯 2

20180916 画家 レオナール・フジタ 藤田嗣治(ふじたつぐはる 1886年-1968年)のことを知りたくなって、「藤田嗣治 異邦人の生涯 」 (近藤史人 2002年 新潮社)を買い求めた。1枚の「絵」(または「画」)から衝撃を受けたのは、速見御舟の「炎舞」以来だった。

 彼の生涯は旅だった。日本→フランス→日本→フランス→ブラジル→メキシコ→日本→フランス→アメリカ→日本→満州→フランス領インドシナ→日本→フランス→日本→フランス(「異邦人の生涯」巻末「年譜」から)

 自らの意志で旅立ち、時には旅立たざるを得なかった。旅の影響を受け、旅とともにその作風は変遷した。天賦の才能を持つ彼は、場所や時、境遇を選ばず、優れた作品を産み続けた。

 彼は晩年に洗礼を受け「神の子」となった後、北フランス・ランスの小さなアトリエで過ごした。彼は世界を渡り歩き、何事にも囚われない作風で作品を描いた。しかし、自らの人生は時代背景 “個人ではどうすることもできないもの” に束縛された。しかし、裏を返せば、キャンバスに時代に囚われる精神が色濃く反映するから、作品に命が宿るのだろう。

 日本と決別した彼は、自らが建てたランスの礼拝堂で眠っているという。

2018年9月17日 (月)

異邦人の生涯 1

201809123 「没後50年 藤田嗣治展」を観た(東京都美術館 7月31日~10月8日)。

 彼の作品を眺めていると「芸術家は死なない」という言葉の意味が理解できる。身体は滅んでも。作品と作品に込められた思想が遺る。第10回帝展(1929年)、第27回二科展(1940年)に出品された作品など、世代を超えて、新たな人々に感動を与える。つまり、彼は死んでいない。良識的な創作家にとって、作品は命そのものなのだ。

 彼は1920年代半ばにパリで絶頂期を迎えた。「おかっぱ頭、丸眼鏡、ちょび髭、ピアス」の風貌は、とても当時の日本で育った人物とは思えない。その自画像や残されている写真を見ると、古さを感じるどころか、未来感さえ感じる。完全に時を超越している。

 彼か感銘を受けた絵は「私の部屋、目覚まし時計のある静物」(1921年)、「エミリー・クレイン=シャドボーンの肖像」(1922年)、「争闘(猫)」(1940年)、「アッツ島玉砕」(1943年)、「カフェ」(1949年)。東京美術学校の卒業制作「自画像」(1910年)、「自画像」(1929年)もいい。美術的価値は他の作品にあるようだ。

 写真と想像で描かれた「アッツ島玉砕」(1943年)は同年9月の「国民総力決戦美術展」の出品作品。「作戦記録画」への関与が仇となり、彼は追われるようにフランスへ戻る。彼の父は森鴎外の後任軍医だったと後で知った。「アッツ島玉砕」は自分には反戦画としか思えないのだが…。

 生涯は旅だった。自らの意志で旅立ち、時には旅立たざるを得なかった。旅の影響を受け、旅とともにその作風は変遷した。天賦の才能を持つ彼は、場所や時、境遇を選ばず、優れた作品を産み続けた。

2018年9月16日 (日)

「自由席」は「非指定席」

 新幹線などに「指定席」、「自由席」という区分がある(グリーン席など指定席のプレミア席は指定席に含む)。英語で指定席は「Reserved seat」、自由席は「Unreserved seat」などと表記される。英語の表記こそが事実であり、日本語の表記は見直さないといけないと思う。

 自由席では「自由」という言葉を使っているせいなのか、おかしな輩(やから)を見かけることがある。自由とは「自分の意のままに振る舞うことができること」とか、「勝手気ままなこと」。「わがまま」でさえ、言葉の意味としては正しいことになっている。「自由席」を「他から強制・拘束・妨害を受けないこと」という意味のとおりに理解してもやむを得ない面がある。

 先日、出張した際、こんな光景にでくわした。いつもなら事前に窓口で座席指定を受けるのだが、発車まで時間がなく、新幹線ホームに急いで駆け上がった。車内は適度に混んでいて、窓側の席はすべて埋まり、二人掛け、三人掛けの席も半数以上が埋まっていた。自分は車両の中央まで歩き、三人掛け席に一人しか座っていない席を見つけて座った。

 そこで隣の男性が(実際には真ん中にひとつ座席がある)携帯電話で話し始めた。さすがに小声ではあったが、車内で携帯を使って用件を足していた事実は変わらない。内容は仕事の指示で、何かの対応を急がせる内容のようだった。

 男性は部下(であろう)人物に指示を出す上司かもしれない(社長かもしれない)が、彼は一流の上司や社長ではない。彼は社長かもしれないが、紳士的な社長ではない。彼は社長かもしれないが、賢い社長ではない。彼は社長かもしれないが、上品な社長ではない。なぜなら彼は指定席(グリーン席を含む)ではない、自由席に乗り、車内で携帯電話を使い、何度も鼻をすすり、時たま咳をしていた。簡易テーブルにモバイルパソコンを置き、隣の席にカバンを置き、三人掛けの座席の二人分の座席を使用していた。彼は二人分の料金を払った訳ではないだろう。

 更に驚くべき事が続いた。男性は自分の降車駅が近づくと、後列の二名に声をかけた。彼らは同一グループだった。彼らは三人掛け座席を二列使用し、その六席を三人で占有していたのだ。なぜなら、そこが「自由席」だったからだ。

 「自由に振る舞っていい席」と解釈しているようだが、本来、「自由席」とは「非指定席」、「無指定席」の意味だろう。少々味気ない用語だが、「自由席」よりはマシだろう。

 「上品」というのは「品質」のことだと以前、記した。また、「上品」とは「我慢」のことだ。

 「なぜ金を払って我慢しなければならないのか」と主張する人もいるだろう。しかし、「我慢は自分のためにするもの」だと思うのだが…。

2018年9月15日 (土)

広報紙

 古くからある金融業界専門紙の社説に、スルガ銀行のシェアハウス関連融資問題が載った。

 「同行のビジネスモデルは明らかにまやかしだった。新経営陣が創業家と決別する道筋を明確にしなければ、再建は到底望めない。利益優先だったことは疑いようがない。ただ、個人に特化したスルガ銀がITを使った先進的サービスなどで利用者から評価を得ていたことは事実だ。どこで歯車が狂ったのか検証し、出直すしかない。現在も検査を続ける金融庁には全容を解明し、厳正な処分を求めたい。不埒な経営を許した責任の一端はある」(以上、抜粋して引用)

 新聞だからといって、そこにジャーナリズムがある訳ではない。最後に監督官庁の責任問題をチクリ。礼賛したのは監督官庁だけだったか?

 先進的といわれたビジネスモデルが“巨悪”を覆い隠していたことを追及する気概は1㍉もない。この専門紙に取り上げられることが名誉であり、勲章であるかのような時代があった。しかし、それももうすぐ終わりだろう。

2018年9月14日 (金)

広報部員

 スポーツ界のパワハラ問題が後を絶たない。アメフト、ボクシング、合気道、体操、大学駅伝、ウェイトリフティング、高校バレー、アイスホッケー…。これらの報道では、当事者(加害者・被害者)、関係者に加え、評論家などが問題を解説する。

 ある競技ではスポーツ報道に携わってきた記者が、一方的な報道に釘を刺す場面があった。記者は(当該競技では)自身の取材経験が最も長く、深い知識を有していることを自負している。自信に満ちた表情で「問題の根が深い場所にあること」や「加害者とされる競技団体の上層部が、これまでどれだけの苦労をしてきたか」を説いてみせた。

 その話を聞いていると、彼ら、彼女らは、すでに専門家や識者ではあっても、記者やジャーナリストではないことがわかった。

 ジャーナリストが“問題の根っこ”を告発して来なかったから、こういう事態に陥っていることに、彼らは気づいていないのだろう。

 権力者に「食い込み過ぎた」ジャーナリストは、「権力者の代弁者」か「権力の広報部員」でしかない。

2018年9月13日 (木)

鶺鴒鳴く

 七十二候の「鶺鴒(セキレイ)鳴く」。

 「セキレイが鳴く頃」と言われても、実感がない。本格的な秋の訪れを告げる鳥だとか、生態が秋に深くかかわりを持っているという記述もみかけない。

 セキレイはどんな鳥かと思案したが、「チチィ」とか「チチッ」鳴く鳥と聞けば「あぁ、あの鳥か」と理解する。特徴は「水辺を好む」こと。確かにドラマの幕開けや場面転換の時などに水辺から「チチィ」と鳴いて飛び立つシーンが使われる。

 「秋の入口はセキレイの季節」。そういうものなのだと暗記し、記憶するしかない。

 今週、北海道では気温が下がり、稚内市で11月上旬並みの氷点下0.9℃を記録した。9月11日までに氷点下を観測したのは史上最速タイの早さ。前回は130年前に記録されたという。

2018年9月12日 (水)

東京は「トンキン」に

201809121 日帰りで6~7時間滞在した東京。

 山手線の車内、「ゆりかもめ」に乗り換えるホーム、お台場海浜公園、上野公園…

 聞こえるのは中国語ばかり。

 キャリーバッグを転がす旅行者ばかりではない。電車の乗客、ベビーカーを押す母親、サンダル履きの若者、そしてビジネスマン…

 聞こえるのは中国語ばかり。

 東京は近い将来、「トンキン」になるのではないか。それは北京(ペキン)と対をなす都市として。

2018年9月11日 (火)

峠 最後のサムライ

 越後長岡藩の家老・河井継之助(1827年-1868年)の生涯を描いた小説「峠」(司馬遼太郎 1968年刊)が映画化され、2020年に公開される。「峠」はそれまで名前を知られていなかった河井継之助を世間に広めた作品。発刊以来54年間の累計発行部数は300万部以上にのぼるという。

 映画の監督・脚本は、数々の黒澤明監督作品に携わり、監督としても名作を撮っている小泉堯史氏。河井継之助を演じるのは役所広司。彼は2011年公開の映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」で山本五十六を演じている。

 キャストは他に(役所広司と師弟関係の)仲代達也、田中泯、香川京子ら。そして永山絢斗、渡辺大、東出昌大という“新潟県にゆかりある”若手俳優もキャスティングされている。

 河井継之助を紹介する文に「惻隠」(そくいん)という言葉が出てくる。「かわいそうに思うこと、同情すること」の意味を持つ言葉。この映画の制作が決定されたのは嬉しいニュースだが、今年公開とならなかったのは残念ことでもある。それは今年が戊辰戦争終結後150年、河井継之助没後150年、「峠」刊行後50年と節目がそろう年であることがひとつ。そして、「惻隠」とは真逆の思想が横行している世の中に問いかけることができただろうという思いがひとつ。

 惻隠の反対語は忖度(そんたく)ではないか?と思う。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/cat24082190/index.html

2018年9月10日 (月)

大戸屋(新潟市)

20180909 「いわとろ丼と手造り豆腐のアカモクすまし汁」(税込910円)

 いわとろ丼はごはんの上にとろろと真鰯が乗っている。いわしは脂がのっていて、だし醤油と合わせて食べる。白菜と豆腐たっぷりのすまし汁とお新香。料亭で最後の締めに出てくる「御飯物」のよう。

 新潟県内の大戸屋は3店舗。新潟市内に2つ、上越市に1つ。長岡は多くのチェーン店の空白地域だが、流行るとわかっていても出店されないのは、何かハードルがあるのだろう。

 大戸屋 イオンモール新潟南店 営業時間:11時~22時

2018年9月 9日 (日)

宴のあと

201809091 思想信条、主義主張に関係なく“買って損はない”本がある。

 立憲民主党・枝野党首の国会演説を書き起こした「緊急出版!枝野幸男、魂の3時間大演説 安倍政権が不信任に足る7つの理由」がベストセラーになっている。

 2018年7月20日の国会で枝野氏による内閣不信任案趣旨説明演説は2時間43分の長きにわたった。本はこの衆院最長記録の演説(記録が残る1972年以降)を書き起こし、8月10日に出版された。 

 週末に自由民主党の総裁選挙が告示された。自身の任期延長のために、総裁任期のルール改定を行った安倍総裁は、あと3年の「宴」を楽しもうとしている。政権の「三次会」だ。三次会ともなれば、余興は出尽くし、参加者は泥酔しているもの。その証拠に、彼らは決して「しらふ」ではない。アベノミクスの正体はアクムノミス。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/20180101.html

 一気に涼しくなった今週、「宴のあと」のことを考えるには季節もよくなった。そんな夜長のテキストに最適な本。本書の印税相当額は平成30年7月豪雨の被災地へ義援金として日本赤十字社に寄付される。思想信条、主義主張に関係なく、買って損することはない。

2018年9月 8日 (土)

バス停の花

 白露。天気図に秋雨前線が表れている。

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2018年9月 7日 (金)

拉麺天弓(長岡市)

 下調べなしで入店。入口左にある食券販売機の上段はズラッと担々麺が占めている。次が麻婆麺、サンラータン麺(酸辣湯麺)と続き、ようやくその下に醤油ラーメン、炒飯と続く。基本的には「担々麺の店」と考えていいだろう。その担々麺を食べなかったのだから話にならない。

 写真左 麻婆麺(870円) 写真右 醤油チャーシュー(880円)

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 平日は大盛りか半ライスが無料ということで大盛(醤油チャーシュー麺)を選択。長岡で醤油となると「しょうが」が効いているのがデフォルト。麻婆麺の麺は中太ちぢれ麺でスープが麺によく絡む。

 店内は長いカウンター席があって、ダウンライトを使ったカフェバー的なつくり。2種類のレンゲが置いてあり、数種類のやくみが用意されている。店主の前向きな姿勢がよく表れている。

 拉麺天弓 長岡市喜多町下川原1000-1(良食生活館喜多町プラザ) ℡0258-29-6333 営業時間:11時(休日11時半)〜20時(14時半~17時昼休憩) 定休日:木曜・第3金曜

2018年9月 6日 (木)

永遠に地震国

 深夜の北海道を大地震が襲った。苫東厚真火力発電所はブラックアウトし、北海道の電力供給がストップした。全世帯停電。 

 昨日の人造島・関西国際空港の冠水、今日の地震と電力供給停止を見て、やはりこの国で、原子力発電は無理だと感じた。

 津波は想定を超え、高潮も想定を超えた。厚真にあった発電所は「たまたま」火力発電所だっただけ。

 地震は時も場所も選ばない。これからの将来、どんなに技術革新が進んでも、日本が地震国でなくなることはない。

2018年9月 5日 (水)

いつも想定外

 猛烈な台風21号は主に近畿地方で高潮や暴風による甚大な被害をもたらした。停電、土砂災害、国宝や重要文化財の破損。有名な渡月橋の欄干も壊れた。

 関西国際空港では滑走路やターミナルが高潮で浸水した。また、停泊中のタンカーが強風にあおられ、空港と市街地をつなぐ連絡橋に衝突。橋が通行止めになったことで、利用客など8千人が足止めされ、空港は孤立した。パニック映画のシナリオのような出来事が実際に起こった。

 関西国際空港について  「50年に1度の想定を上回る高波が空港島を襲った」、「台風で空港の排水機能が低下した」、「50年に1度に相当する高波が来襲しても、波が護岸を越えないようにコンクリートを継ぎ足していた」、「今回の高潮被害は、これまでの想定を上回るものだった」

 関空連絡橋について  「大地震でも耐えられる設計だったが、タンカーがぶつかるとは想定外だった」

 タンカーについて  「タンカーは橋に衝突するまで、およそ30分もの間、停泊地から漂流していた(タンカーに搭載された船舶自動識別装置(AIS)が記録していた)」。

 空港、連絡橋、そしてタンカーを「原発」に読み替え、台風や高潮を地震や津波と読み替えることができる。福島第一原子力発電所事故とそっくりだ。

 このブログで、経済的価値が優先されることへの疑問を呈し、利益至上主義・勝利至上主義に対する批判を記してきた。何の解決にもならないし、何の意味も持たないが、効率的に経済的価値を追求した人造的な企(たくら)みに依存するのはもう止めることにする。それらが目論見どおりにならないことは、十分に学んだ。

2018年9月 4日 (火)

「J.BOY」という骨格

20180904 「9月4日」という日付が体に染み込んでいる。それは肉親の誕生日と同じような感覚で。

 1986年9月4日は浜田省吾 「J.BOY」 の発売日だった。32年前だ。

 子供は自分を被写体としては捉えられない。子供が大人になること、少年・少女が大人になることとは、自分を被写体として捉えられ、社会の中の個人として、時には個人を蹂躙する社会を視る客観性を持つことだと思う。

 少年の社会には自分しかいない。歳をとる度、次第に自分は小さくなっていく。しかし、その小ささや儚さに気づくことで、自身の内面を占める自分は、次第に大きくなっていく。

 1986年。18歳の頃、50歳までの人生を想像することはできなかった。しかし、今の人生があの時の延長線上にあることは紛れもない事実。そして、何ひとつ違和感もない。これからも、これまでどおり、何か大きな幸運は訪れないだろう。そして、これまでどおり、大きな不幸も訪れないはずだ。

 「これまでとそう変わり映えしない人生が続く」と思うことは、不幸なことかもしれないし、幸せなことかもしれない。それは、「諦め」でもあるが、同時に「自信」でもある。

 大きくブレないだろうという自信は、この「J.BOY」というレコードが自分の骨格になっているからだ。

2018年9月 3日 (月)

サマータイム

20180901 西向きに面した部屋は西日が嫌われる。しかし、この時期は特に夕空が美しい。

 サマータイム制の議論が始まっている。この19時の空は17時の空に変わる。夕焼けの時間も、黄昏時の空も変わる。サマータイム制を敷かないカラスは人よりも早く帰宅するだろう。

 生活習慣や慣習・文化・風習に関わる、重大な制度変更だ。

 この仕組みもまた、「経済的な理由」で議論が先行している。

 恐ろしい国に住んでいる。

2018年9月 2日 (日)

2018 夏競馬 3

 第54回新潟記念(GⅢ 芝2000㍍)はブラストワンピース(父ハービンジャー)が直線を大外に持ち出すとグングン加速。2着に1馬身3/4の差をつけて完勝した。これまで新潟記念には3歳馬の良績はなかったが、参戦した馬のレベルが違ったということ。ダービーは直線追い出しの不利がなければ、勝ち負けしていたであろう“幻のダービー馬”。この時期は菊花賞まで2ヶ月を切っており、新潟記念が新たなクラシックロードとして見直される契機になることを願っている。

 こちらは昨年の「提言」 http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/09/post-074b.html

 今年もJRAに提言。

 夏競馬開催期間中、ほとんど毎年、巻き起こる議論がある。「札幌記念をGⅠに」というヤツだ。

 GⅠ化推進派の代表的な意見は「盛り上がるから」。GⅠ化慎重派の代表的な意見は「有力馬に休息期間が必要」とか「有力馬が(夏と秋に)分散する」というもの。自分はそのどちらでもない、GⅠ懐疑派。

 札幌記念をGⅠにする意味が曖昧。GⅠ宝塚記念から2ヶ月、次の古馬中長距離GⅠ天皇賞・秋まで2ヶ月という開催時期で、GⅠにふさわしいレースレベルが維持されるのか疑問だ。むしろ「小倉記念と新潟記念をGⅡに格上げする」というのはどうだろう。

 今年などは「サマー2000シリーズ」が機能していない。今日の新潟記念でメドウラークが滑り込みで王者になったが、シリーズを転戦する馬も少ないのが現状。むしろ、GⅡ化によって“狙ってくる”馬が増えるのではないか。距離の変更も必要。小倉を1800㍍にしたり、新潟を2400㍍にする等、幅広い脚質の参戦を促す。賞金はサマー2000シリーズの賞金を2つのGⅡに分割して上乗せ。

 GⅡ戦は5月下旬に目黒記念(日本ダービー当日)が行われた後、8月中旬に札幌記念が行われるまで組まれていない。9月初旬に秋競馬の開幕週にセントウルステークスが行われるまで、ダート重賞でさえGⅡが組まれていない。夏競馬の核となるレースを3場・3レースに拡大することの方が、札幌記念だけの格を上げるよりも効果的だと考える。

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 写真左 パドックのブラストワンピース  写真中 池添ジョッキーはJRA9場で重賞制覇。残すは福島のみ。  写真右 おそらくブラストワンピースを観に来ていたのだろう。新潟競馬場のパドックが人で埋め尽くされるのは珍しい。

2018年9月 1日 (土)

悪党狩り 3

 この夏、BS12で放送された40年近く前のテレビ時代劇「悪党狩り」全25回をすべて見た。作りの粗さもあるが、いくつかのチャレンジも感じた。何よりも藤沢氏の原作を採用したことは画期的だったろう。藤沢周平氏が描く世界のエッセンスはあった。

 “神谷玄次郎”は笛を奏でてから登場するが、神谷の笛があと3分早ければ、ずいぶん多くの命が救えたのだが。

 神谷玄次郎を演じたのは尾上菊五郎。鶴田浩二が準主役。毎回の豪華なゲストは菅原文太、藤山寛美、梅宮辰夫、中尾彬、火野正平、峰岸徹、野川由美子、小林稔侍など。今では亡くなったり、老人になった人ばかりだが、若かりし頃の名優の演技は見応えがあった。猛暑の夜をいくらか過ごしやすくしてくれた。

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/07/post-14d9.html

   http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/08/2-5ae2.html

2018年8月31日 (金)

「半世紀」の「半生記」

 「半生」は、文字どおり「一生の半分」の意味。ほかに「ある時まで送ってきた生涯」、「今までの人生」という意味もある。

 「半生記」というのは後半の意味で、ほとんどの半生記は「生涯記」であり、「全生記」であり、つまるところ「人生記」だ。

 藤沢周平氏(1927年-1997年 没年齢69歳)は1994年、67歳の時に「半生の記」を、松本清張氏(1909年-1992年 没年齢82歳)は1966年、55歳の時に同じく「半生の記」を出版している。

 このブログは日々の雑感を書いている。しかし、日々の雑感の中には、物事の見方、捉え方といった価値観や人生観が混在する。

 自分は50歳。つまりこのブログは「半世紀」の「半生記」のようなものだと、最近は思っている。

2018年8月30日 (木)

夏の終わり

 週末は新潟記念(GⅢ 芝2000㍍)。4時に起き、5時に家を出て、6時には指定席の列に並ぶ予定。

 登録馬は14頭。注目は◎ブラストワンピース(父ハービンジャー)。3連勝で毎日杯を制し、日本ダービーで2番人気を背負った馬(5着)。新潟記念が新たな菊花賞路線として確立するために、この馬の好走が条件になる。3歳馬に良いデータは無いが、応援したい。中山金杯を1番人気で制した○セダブリランテスが強敵だが、骨折明けに加え、57.5㌔のハンデ頭がどうか。新潟記念は堅くは収まらないレース。しかし、今年は伏兵馬との力量差が大きいように思う。重賞勝ちの経験がある▲メートルダールとエプソムカップ3着の△グリュイエール、先行馬△マイネルハニーで決着するだろう。

 新潟記念は特別な存在。新潟記念が終われば、新潟の短い夏が終わる。

2018年8月29日 (水)

からやま長岡店

20180825 「鶏の唐揚げ」は、ごはんのおかずでもビールのつまみでも定番、かつ、鉄板。数年前からブームになっている鶏の唐揚げ専門店が、最近、市内に相次いでオープンしている。

 そのうちのひとつ、「からやま」はチェーン店。運営会社は新潟県にゆかりのある企業。今のところ、県内では長岡店のみという状況。

 開店間もないこともあるし、既に常連もいるだろう、店内は「お待ち」状態。唐揚げは店頭販売していて、お土産客(持ち帰り客)も相当数いる。写真は「合い盛り定食(669円・税込)」。普通の唐揚げ2個と赤カリという辛味の唐揚げ2個、計4個の唐揚げにキャベツが添えられている。とろろ昆布のみそ汁も一工夫されているが、テーブルに置かれている付け合わせが「大根のはりはり漬け」と「イカの塩辛」だったことに感動。塩辛好きにはたまらず、これだけで大盛りのごはん1杯を平らげてしまった。揚げたての唐揚げはニンニクが利いた味噌ダレと甘い醤油ダレでいただく。老若男女楽しめる店。

 からやま長岡店 長岡市緑町1-212-1 ℡0258-94-5145 営業時間:10時半~23時(LO:22時半)

2018年8月28日 (火)

経済効果

201808213 上越市の市立水族博物館「うみがたり」は、6月26日のオープンから2ヶ月を待たず入館者数が30万人を突破したと発表した。「開業1年目は入館者数60万人を目指す」としていたから、目標の半分を超えたことになる。尤も7月、8月、9月で、ある程度のメドをつけておきたいところ。「冬のイルカショー」は家族のレジャーには不向きだ。

 お役所用語に「交流人口」がある。流入する観光客のことだが、観光客の増加とは言わずに交流人口の拡大という言い方をする。観光客という響きには経済的な意味(いわゆるお金を落とす人・使う人)がある。一方、交流人口となれば、その意味合いが弱まり、体験的で人的な交流の意味合いを持つ。

 しかし、そもそも少子高齢化の時代に、多額の建設費をかけて水族館を建替した理由は何だろう。初代の水族館が40年前にも同じようなブームを起こし、“夢よもう一度”と考えたのではないか。そもそもの本質が経済的な理由なのだ。

 7月は猛暑だったが、上越市の飲食店などでは売上が増加したと聞いた。「うみがたりの開業効果」という分析だった。水族館を訪れる人の4割は長野県の人だと聞く。海なし県の海の役割は上越市が担っている。8月も酷暑になったが、周辺の事業者は好況だったのではないか。

 写真は「富寿し 直江津店」の「特撰にぎり膳」

2018年8月27日 (月)

コンプレックスという金網

 人は多少なりともコンプレックスを持っている。

 「コンプレックス」という言葉を検索すると、いくかの意味が表示されるが、真っ先に出てきた説明が次のもの。

 「精神分析で使われる概念。無意識のなかに抑圧され、凝固し、そのために意識された精神生活に影響を与え、時に強い感動を誘発する観念の複合体をいう」

 「精神分析で使われる概念」というのは初めて知った。「無意識-」以下は見事な説明。「なるほど」と思った。

 コンプレックスは、しばしば劣等感と同じ使い方をされる言葉。しかし、ニュアンスは近いかもしれないが、明らかに違う意味だと考えていた。

 コンプレックスを吐露し、吐露される場面を無数に経験してきた。自分が知る限り、それらのほとんどは「自分自身への不満」を止むにやまれず述べている。自身の現状への不満。それは「(誰かや何かと比較して)劣っている」という認識や感情とは全く違う、別のものだ。自身がそこに「とどまっていること」、「とどまらざるをえないこと」への悔恨や渇望だ。

 コンプレックスがない人がいるとしたら、その人は「自分が正しいと思う場所で暮らしている人」だと思う。しかし、世の中では、それがかなわない人がほとんどを占めている。

 自分にもコンプレックスはある。しかし、それを常々、度々、苦にしていても仕方がない。何より、既に人生の3分の2以上を終えている。

 「凛」としよう。自分に「凛々しくある」こと。そのことが、自分を気楽にする。

 「コンプレックスという金網」を乗り越えて、自分自身の殻、自分自身の枠から外に出よう。その時に自分の姿が見えてくる。そのことが人生と向き合うことになる。

2018年8月26日 (日)

米山サービスエリアから

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 北陸自動車道 米山SA(下り)展望台から

 写真左 左端の堤防は笠島漁港  写真右 黄色の標識がある道路インターチェンジと国道8号をつなぐ道路

 下りの米山SAはインターチェンジに併設しているが、上りの米山SAは3㌔ほど柏崎寄りに位置している。

 米山(993㍍)は美しい稜線を持つ山だが、SAからは山頂部を覗き見ることができるだけ。古くは米山が越後を上下に区分し、米山から東を「下越後」、米山から西を「上越後」と呼んでいた時期があるという。

2018年8月25日 (土)

未確認の部族

 Unidentified tribe = 未確認の部族

 ブラジルのアマゾンで、先住民の保護にあたっている国立インディオ基金は、これまで確認されていなかった部族の姿を撮影したと発表した。アマゾン奥地、ペルーとの国境付近でドローンを使って撮影された。映像には森の中で弓矢のようなものを持って歩く複数の人の姿が捉えられてる。同基金はこの地域に暮らす「文明から孤立した先住民」の調査を続けている。

 部族はこれまで確認されていなかった“未確認の部族”とみられる。ブラジルには文明から孤立した部族が100余り確認されており、過去には外部との接触が原因で伝染病の流行を招いたことがあることから、直接的な接触をせずに調査している。これらの部族は環境破壊などの影響で存続の危機にあるという。

2018年8月24日 (金)

トワイライトゾーン

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2018年8月23日 (木)

晩夏の鐘

 「晩夏の鐘」

 夕日に浮かんでいるシルエット 白い帆の行方を見ている

 ワインのやわらかな酔いに 潮風を肩に感じて

 A LATE SUMMER 過ぎた日々 セピア色の思い出 さざ波のように繰り返す

 微笑み寄り添って 浜辺を歩く老夫婦(ふたり) 黄昏の中溶けてゆく

 静かに鳴り響く晩夏の 鐘の音に見送られて 鐘の音に導かれて

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 「晩夏の鐘」は「J.BOY」(1986年)の7曲目に入っているインストゥルメンタル曲。

 「J.BOY」(1999年 リミックス・リマスター盤)の19曲目にこの歌詞がついた「晩夏の鐘」が入っている。

 若い頃(とはいっても30歳だが)、「晩夏の鐘」の歌詞は自分にとっては遠い遠い未来のものだった。しかし今では、まるで自分のことを歌っているように感じる。砂浜を歩く夫婦を見つめる側の存在から、見つめられる側になった。

 歌詞の中の風景が未来感だったとすれば、今のそれは現実感に覆われている。

 暦は処暑。しかし、県内は台風によるフェーン現象の影響で過去最高気温を記録。県内で気温40℃超えは初観測とのこと。

2018年8月22日 (水)

ヒールジャパン 世界から冷笑される国 4

 8月20日 菅官房長官は2018年の訪日外国人旅行者数が推計で2千万人を突破したことを明らかにした。昨年よりも1ヶ月早く、過去最速の到達。長官は「安倍政権は観光を地方創生の切り札、成長戦略の柱として推進してきた」と述べ、2020年に訪日外国人旅行者数を4千万人にする目標に向けて取組を強化する考えを示した。

 2000年代初頭から日本政府主導の「クールジャパン戦略」が国家プロジェクトとして推進された。これが2020年の東京オリンピックを以てピークを迎える。

 この3日間、①国会議員によるLGBTへの偏見と差別 ②日本代表の破廉恥行為 ③公務員組織の腐敗(障害者雇用数の水増し) ④高校野球の著しい産業化 について記した。

 今夏は他にも、④大学スポーツ界の閉鎖性 ⑤ボクシング協会の異常性 ⑥居合道協会の不正金銭授受 ⑦医学部入試における女子入試差別 ⑧旧優生保護法で行われていた障害者への強制不妊手術 など、日本社会が持つ醜態が露呈した。

 平成の扉が閉まろうとしている今、これらの「社会の悪態」に対する、「社会の態度」が問われていると思う。元凶は「未成熟な社会」。

 国の宣伝予算が縮小すれば、「クールジャパン」“Cool Japan”の後は、「ヒールジャパン」“Heel Japan”の時代になるかもしれない。

 「ヒールジャパン」とは、世界から冷笑される国のことだ。

2018年8月21日 (火)

ヒールジャパン 世界から冷笑される国 3

 夏の高校野球甲子園大会が閉幕した。今年は100回目の記念大会で例年以上に「盛り上げられた」側面がある。おそらく主催者なり後援者なりが、広告代理店などに払う企画宣伝料等の類はこれまでとは違う水準だろう。

 高校野球を「メディアのコンテンツ」と考えた場合、その経済的価値は計り知れない。今年の大会は16日で55試合が組まれている。甲子園大会の放映権料がいくらなのか(あるいは無料なのかもしれない)わからないし、時間帯や曜日、人気チーム、有力な都道府県の代表か否かによって価値は異なるだろう。単純な試算をしてみる。

 1試合1千万円と仮定。55試合で5億5千万円。夏休み16日間放送して1日あたり34百万円は安すぎる。1試合は2時間。1時間あたり1千万として11億円。このあたりが下限。これ以上の経済的価値を持っている。

 実際、このような金銭は動いていないだろうが、それを取り巻く大人たちの世界では試算した額の数倍の金が合法的に動いている。何度も記してきたとおり、「高校野球は産業」だからだ。

 しかし、選手への「出演(出場)料」は支払われないし、最優秀選手という制度や賞金もない。監督や優勝校への賞金もない。産業化・経済化した輪の中の大人たち(あるいは関連企業)にはお金が落ちるのに、完全な主役であるはずの選手・監督・高校にお金は落ちない。

 「そんなものは高校野球に関わる者は誰も求めていない」と批判されるだろうか。

 近年、そして今年、日本社会のメッキが徐々に剥がれ落ち、メッキされた本体の腐食が進み、あるいは、放置されている状況が次々と明らかにされている。

 自分には「高校野球という産業」が、「メッキされた世界」であるように思えてならない。

 【追記】決勝戦が終わった途端、スポーツジャーナリストたちは「選手の肘や肩への負担」を問題視する記事を書き始めた。実際は数日前に書かれており、メディアはこのタイミングでリリースする。これらの批判もまた、予定調和だ。運営日程などには踏み込むが、高校野球そのものには切り込まない。

2018年8月20日 (月)

ヒールジャパン 世界から冷笑される国 2

 インドネシアのジャカルタで行われたアジア大会の男子バスケットボールに出場した日本代表4選手が、公式ウエアを着たまま深夜の歓楽街に立ち入り、買春行為を行った。選手は女性とホテルに行き行為に及んだ際、金銭のやりとりがある買春であったことを認めた。

 国土交通省や総務省など複数の中央省庁が、義務付けられた障害者の雇用割合を42年間にわたって水増しし、定められた目標を大幅に下回っていたとして、政府が調査を始めた。対象外の職員を算入する手法で、国の雇用実態は公表数の半数を下回る可能性がある。1976年に身体障害者の雇用が義務化された当初から恒常的に行われ、不正は常態化していた可能性がある。また、地方自治体でも同様の水増しがあったことがわかった。障害者雇用については、行政機関や企業が一定の割合で障害者を雇うことが法律で義務づけられている。しかし今月に入り、複数の中央省庁が、障害者手帳を持たない軽度の障害者も加え、雇用者数を水増ししていた。県は程度の軽い障害者を優先して雇用する意図は無く、漫然と作業していたことが原因と説明している。

2018年8月19日 (日)

ヒールジャパン 世界から冷笑される国 1

 この夏、国内で起こった最悪の出来事は、7月に起こった西日本豪雨ではないと思う。同じ7月に起こった女性衆議院議員による「LGBT差別発言」が最悪だった。災害からは復興できるが、この差別発言から復興できるかは疑問だからだ。

 「LGBTのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもを作らない。つまり生産性がないのです」

 ブログに書き残すことが恥ずかしくなるほどの言葉。

 普通、文章には文脈や脈絡があり、そこだけを切り取っただけでは読めない「行間」がある。しかし、この文章の全ては差別発言で埋め尽くされている。これまでも彼女は、その考えを売文し、それによって自らを売ってきたらしいこともわかった。当然のごとく、彼女は国内外のメディア、有識者、著名人らから批判を受けた。

 しかし、ある人が語ったことこそが本質なのだろうと思うので、ネットの記事を抜粋・引用して掲載する。

 テレビ・コメンテーターなどで知られるR・キャンベル氏(東大名誉教授)は、自身が同性愛者であることを公表した上で、「(同性愛は)当事者からすると、むしろ生を貫く芯みたいなものだと捉える人が多いに違いにありません」とし、「同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの人々をひっくるめて「生産性がないので支援に値しないと議員が発した言葉も、お粗末すぎて、反論する気持ちも起きません」。「積極的に排除はしないが「触れてほしくない」が日本の常識で美風であるなら、改めるべき時期に来ていると私は信じます」

 「(LGBTに関するアンケートで)LGBTが周囲にいないと答える日本人が多いのは、「存在しないということではなく、安心して「いるよ」と言えない社会の仕組みに原因があります。普通に「ここにいる」ことが言える社会になってほしいです」と綴った。

 少数派が生き難い社会。少数派が生き辛い社会。

 LGBTの人々を含めて、彼らや彼女らが普通にいることが社会の当たり前になった時、その時は女性議員の発言が少数派の突拍子もない発言として非難を浴びるだろう。しかし、その「復興」には、まだまだ多くの時間がかかりそうだ。

2018年8月18日 (土)

2018 夏競馬 2

20180818 今日はこの夏2度目の競馬観戦へ。新潟開催は6週間。今日から後半戦。先々週は気温が38度あったが、今日は23~28度と肌寒いくらい。2週間で10~15度も気温が低下して秋競馬観戦のようだった。

 今日は会社の先輩と出掛けた。普段買わない3連単や3連複を買ったのはいつもと違う環境だったからか。馬券は10戦10敗。1-2-4着が3回あって、後半は当たる気がしなかった。こういう日は馬券から撤退することも大切なのだが…。

 それにしても当日発売されるS指定席・A指定席の満席時刻が年々早まっている。土曜よりも日曜、重賞が組まれ、企業の夏休みと重なる週が混む。9月2日は「6時着」でも確保できるかどうか。

2018年8月17日 (金)

猿倉山ビール醸造所(南魚沼市)

20180710 よく仕事で訪れる「魚沼の里」。今夏、以前からあった「八海山泉ビール」を“リブランディング”して、醸造所と飲食施設を併設した「猿倉山ビール醸造所」がオープンした。

 醸造所は山の斜面と建物の屋根が一体化し、里山の地形を活かした建物になっている。ビールを味わう前に、まず、建築物として味わいたい。

 施設内は入口右側が食品・酒類販売のリカーショップ。もちろん八海山も買える。中央がこの施設のメインとなる猿倉山ビールバー。その奥にはガラス越しにクラフトビールの醸造タンクが置かれている。このタンクで醸造されたビールや軽食、そして本格的なジェラートを楽しむことができる。バーを運営する企業は元々ジェラートを手がけており、こちらも魚沼の里を訪れる新たな目的になるだろう。そして、左奥が「さとやベーカリー」。以前の小さな店舗から移転して、買い求めやすくなった。

 と、ここまで記してきたが、クラフトビールもジェラートもパンも食べていない。ハンドルキーパーと一緒に訪れたい。

 猿倉山ビール醸造所 南魚沼市長森193‒1 ℡025-775-7666 営業時間:10時~17時 定休日:元旦

2018年8月16日 (木)

珠玉の言葉

 山口県の山中で行方不明になっていた2歳の男児が68時間ぶりに発見され、保護された。発見したのは大分県から男児捜索のボランティアに訪れた78歳の男性だった。男性が語った珠玉の言葉を記す。

「私は子どもを産んだ覚えはないけど、女の人じゃないけど。だけど、十月十日おなかに入れて命がけで産んでおっぱい飲ませた子どもを、3日、4日って行方不明になっていたら、お母さんは正常ではないと思うんです。だから私はお母さんに見つけたら必ず手渡しで渡すって約束したからね。だから警察官が法律みたいなのがあって、決まりだから渡してくださいって言ったけど、ダメですと言った。約束は守らないけんと思ったから、それを守らせてもらったんです」

「食糧も、寝る場所も自分自身で。これが基本だろうなと思って。現場に来てから、ここの人にいろいろなものを頼ったり、もらったりするのは、私はボランティアとしてしちゃいけないことだなと。自己完結、自己責任。怪我しても自己責任。何があっても自分で責任を取らんほうが悪いと思ってる」

「世の中に重たいものはいっぱいあると思いますけど、人の命よりも重いものはこの地球にはないと思ってるんです。だから、年齢・性別関係なく、自分ができるだけのことはお手伝いさせてもらいたいと思って大分県から来たわけです。(男児を発見)出会わせてくれて、元気で下りられたことは、私は最高の幸せです」

「(救出した男児に対し)もしどこかで元気で大きくなったら、人が喜ぶことをしてあげてと私は伝えたいです。人が悲しむことじゃなくて、人が喜ぶこと。小さくてもいいから人が喜ぶことをしてあげてねと言いたいです」

2018年8月15日 (水)

トラック野郎と沖縄

2018_bsugawara 終戦記念日

 先週8月8日、翁長(おなが)沖縄県知事が死去したニュースは「ニュース速報」として流された。これは推測だが、他県の知事が亡くなったとしても「速報」されないだろう。

 県民生活に寄り添い、保守政治家でありながら中央政府に敢然と立ち向かう姿が、度々、ニュースで伝えられていた。自らの死を伝える報道が、「未だ終戦を迎えていない沖縄」を照射した。

 知事死去の速報が流された夜、録画していた「トラック野郎 御意見無用」(1975年)を鑑賞し、本棚から雑誌「現代思想」2015年4月臨時増刊号を抜き出した。「トラック野郎」の主演は菅原文太、「現代思想」の特集は「菅原文太 反骨の肖像」。

 菅原文太(1933年・昭和8年8月16日-2014年・平成26年11月28日)という俳優がいた。芸名のような名前は本名で、「仁義なき戦い」や「トラック野郎」という大ヒットシリーズの主役を張った。

 彼が亡くなる数ヶ月前に沖縄知事選(2014年)で翁長氏の応援演説をする姿を思い出した。

 「沖縄の風土も本土の風土も、海も山も空気も風も、すべて国家のものではありません。そこに住んでいる人たちのものです」。“「トラック野郎と沖縄”は決して無関係ではなかった。

 彼の映画の数々が優れた娯楽作品だったことは言うまでもない。しかし、映画の中の彼がアウトローやアナーキーなヒーローを“完全に演じていただけ”だと知ったのは彼が俳優をセミリタイアした頃だった。自分は“演じていない彼”に興味を持った。

 名優は数多くいる。政治的、主義主張を発言する俳優も少なからずいる。しかし、たいていの場合、彼らは、自分は安全な場所にいることが多い。彼らの言葉が刺さらないのに比べて、菅原文太氏の言葉は腑に落ちた。

 「本来、人の命を養うための営みが、利益や効率を追い求めて、いつの間にか商業や工業のようになってしまった」 

 「暴力映画に出てきた私が言うのもなんですが、命を賭けて戦争に反対しましょう」

 「土そのものが、土を育てる。土に何を与えるかが重要だ」

 そして、この言葉が一番有名だ。

 「政治の役割は二つある。一つは国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を食べさせること。もう一つは、これが最も大事です。“絶対に戦争をしないこと”」

 明日16日は菅原文太氏が生きていれば、85歳の誕生日になる。

2018年8月14日 (火)

過小評価

20180814 1週間前の8月7日、全国高校総合体育大会(インターハイ)のバスケットボール男子で新潟県の開志国際高校が初優勝した。

 開志国際は創部5年目でインターハイを優勝した。決勝まで福岡大附属大濠、北陸、明成という高校バスケの名門・強豪校との対戦を制し、決勝で中部大第一に勝利した。この成績は「完全優勝」といっても過言ではない。

 このニュースは翌日の地元新聞で社会面のトップ扱いだったが、一面は政治経済の記事が載っていた。中学のバスケ界で実績を残したコーチの存在、開校間もないスポーツ高校(失礼か)の強化施策が背景にあるといっても、マスコミの反応を含めた地元の反応は過小評価過ぎる。

 過小評価と考える理由はいくつかあるが、最大の理由が帝京長岡高校の存在だ。開始国際の快挙(優勝)の要因についてコーチは「正直、帝京長岡の存在です」と答えている。帝京長岡と切磋琢磨し、「県代表になることがそのまま全国トップレベルに位置すること」という環境を創出したことは最大の功績だ。

 仮にこの優勝が夏の甲子園大会のものだったら、どんな反応や報道があっただろう。

 数日後。女子ソフトボール世界選手権で日本代表チームが準優勝した記事は見つけるのが難しいくらい。スポーツのトップはプロ野球とインターハイ。ニュースバリューは新聞社の判断なのでアレコレ言っても仕方ないが、チグハグ感が残る。

 経済的・産業的な側面(というか経済や産業そのもの)を持つものだけが、ずっと勝ち続ける。

2018年8月13日 (月)

飼い慣らされた犬

 勝ち目のない自民党総裁選挙に石破茂氏が立候補することを表明した。

 立候補が取り沙汰されたもう1人の政治家は腰が引けたように見えた。宏池会の流れを汲む派閥はそういう人が多い。宏池会は池田勇人が安部首相の祖父・岸信介の兄・佐藤栄作と袂を分かって旗揚げした穏健保守の派閥。このまま憲法改正にも加担するのだろうか。

 「政治は権力闘争。石破氏支持者は選挙後に干される」と政治コメンテーターが解説していた。「この政権はおかしい」と異議を唱える政治家が与党内にいたことを政治解説に携わる者は「光明」として捉えるべきではないか。

 これまでの政権なら2度か3度は引責辞任しなければならない副総理が石破氏の派閥力学・派閥政治への言行不一致を批判していた。この恥知らずな政治家には呆れるばかり。

 石破氏は少数の支持議員、党内無派閥議員、そして党員票による批判票をどれだけ積み上げられるだろう。結果はKO負けかもしれないが、強烈なストレートパンチが総裁のアゴにヒットする可能性は高いと思っている。

 それにしても政治ジャーナリストの腰砕け具合が酷い。犬は餌をもらって飼い慣らされるが、彼らが飼い慣らされるのはなぜだろう。飼い慣らされた政治家を批判できないのは自身の首に鎖が巻かれているからだろう。

2018年8月12日 (日)

餓鬼

 ①東京商工リサーチは銀行の年間平均給与を発表した。トップは5年連続で三井住友銀行(810万円)。2位はスルガ銀行(800万円)だった。スルガ銀行は前年3位から順位を上げた。

 「大手行の給与を超える地方銀行」というのは誰かの金融小説のようで聞こえはいいが、歪(イビツ)なグラフは疑ってみる必要がある。

 ②スルガ銀行のシェアハウス関連融資問題で、行員がダミー会社を次々に設立して融資を拡大させていた実態が明らかになった。ある不動産業者が販売するシェアハウス向け融資を当時の役員が禁じたものの、ある支店長の指示により、実際にはこの業者が販売したシェアハウス案件なのに、ダミー会社を使って別会社の案件と偽って融資を再開。審査部門に見つかると、新しいダミー会社を次々作って、関連融資を続けたという。

 「餓鬼(ガキ)」という言葉が浮かぶ。

 「餓鬼」は常に渇き、常に飢えている。

 彼、彼らは、なぜ渇き、何に飢えていたのか。

 この構図はオウム真理教が犯罪集団に変貌して行った構図と何ら変わらない。

2018年8月11日 (土)

「山の日」に

20180729 写真は先日、久しぶりに訪れた石地海岸。

 夕方だったせいもあるが、人は疎(まば)らだった。数少ない海水浴客も、子供は水着を着ていなかった。ビーチパラソルはひとつも見なかった。浜茶屋・海の家、民宿の大半が営業していない。花火や焚き火の燃えカス、兄や姉が弟や妹を、子供たちが父親を埋めて遊んだ砂山の跡もない。海岸が昔より綺麗に見えたのは、関係者の努力や客のマナーが向上した理由だけではない。 

 夏の休日、「海の日」と「山の日」は経済的な理由から制定されたと思い込んでいる。決して的外れではないだろう。この国ではあらゆる物事が経済的な理由で検討され、決定されるが、必ずしも狙いどおり上手くいくとは限らない。

 元気な中高年層が増えたことで「山」レジャーは盛況。一方で「海」レジャーの衰退が著しい。海水浴場自体の数が激減し、海水浴客も減少の一途だという。少子化の影響が海レジャーを直撃し、高齢化は効果となって山レジャーに恩恵をもたらしている。

2018年8月10日 (金)

ラーメンのろし長岡店(長岡市)

20180728 遠くから見る狼煙(のろし)のように、その存在だけは知っていた。ながめていただけの「ラーメンのろし」に行って来た。

 お昼よりも少し早めに入店したのが正解。土曜日の店内はアッという間にお待ち状態になった。食べたのは写真の「ラーメン肉3枚」(750円)。背脂醤油の濃厚スープ、極太の麺。しっかり噛むことを要求される太いもやし。本格的な厚切りのチャーシュー。

 味とボリュームは若者向け。身近でこんなラーメンが食べられるんだなぁという感想。しょうゆ、汁なし、みそ、塩があり、大盛りや野菜増しも選択できる。650円から食べられるのもいい。チャーシューはごはんのおかずに食べたいタイプ。

 そういえば「のろし」という看板は県内のあちこちで見かける。長岡市内では宮内で見た。確か白根でも、阿賀野でも。どこの店の駐車場も混んでいる印象。コストパフォーマンスが高く、人気店になる理由がわかる。

 ラーメンのろし長岡店 長岡市西神田1-6-8 ℡0258-30-1414 営業時間:11:00~21:00 定休日:火曜

2018年8月 9日 (木)

いつか慰霊の旅へ

 73回目の長崎 原爆投下の日。

 今年の初めだったか、「今年は広島に行きたい」と記したが、どうやら今年は難しそう。夏休みは取れないし、2泊3日の行程も考えたが、およそ850㌔、単純に往復だけで1,700㌔。

 無事に仕事をリタイアして、五体満足でいられたら、最初の夏は慰霊の旅をしたい。8月4日に新潟を出て、8月6日に広島を、8月9日に長崎を。

 今年は長崎の平和式典の報道が広島よりも取り上げられていたように感じた。その理由は国連事務総長として初めてアントニオ・グテーレス氏(第9代国連事務総長 ポルトガル)が長崎の平和祈念式典に参列したから。

 「核保有国は、核兵器の近代化に巨額の資金をつぎ込んでいる。昨年は1兆7千億㌦(187兆円)以上のお金が武器や軍隊のために使われた。これは冷戦終了後、最高の水準。これは世界中の人道援助に必要な金額のおよそ80倍にあたる。核保有国は核軍縮をリードする特別の責任があるが、核軍縮プロセスは失速、停止している。多くの国が核兵器禁止条約を採択したことで、これに対する不満を示している」

2018年8月 8日 (水)

立佞武多祭り(五所川原市)

 東北のお祭りは郷愁を誘うものばかり。青森市、弘前市のねぷた祭りと並び「青森三大佞武多(ねぷた)」の一つ、五所川原市の立佞武多(たちねぷた)祭りは毎年8月4日から8月8日に開催される。

 2013年のゴールデンウィークに訪れた「立佞武多の館」での写真。立佞武多の館は、祭りに出陣する立佞武多を格納してある施設で、スロープ状に造られた通路から立佞武多を下から、上から、横から観覧できる。立佞武多は高さ23㍍、重さ19㌧。その姿は躍動感と重厚感を併せ持ち、まるで魂が宿っているかのような迫力、威圧感を感じる。

 今日8日は祭りのクライマックス。いつか訪れたい。必ず。

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 訪れた2013年は東北大震災から2年後。震災復興を祈願して、鹿嶋大明神が地震鯰を押さえ込んでいる。

 立佞武多の館 青森県五所川原市大町506-10 ℡0173-38-3232 営業時間:9時~19時(季節によって変動あり)

2018年8月 7日 (火)

立秋

20180713 先日、「暑さは峠を越え、折り返し点を迎えたのではないか」と記したが、その通りになった。猛暑の予報は撤回されていないが、次の台風が去れば空気が入れ替わるだろう。

 今日は立秋。夜が涼しくなり、鈴虫が鳴いている。二十四節気は経験則。この日を立秋とした先人の知恵に敬服する。

 「暑さが峠を越え、折り返し点を迎えた」と感じた自分も、相応の、相当の年を食った。

2018年8月 6日 (月)

悪党狩り 2

 1980年に放送された時代劇「悪党狩り」を見ている。藤沢周平氏の「神谷玄次郎捕物控 霧の果て」(当時のタイトルは「出合茶屋」)を原作とするテレビ時代劇。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2018/07/post-14d9.html

 第14話には小林繁次郎という役名で当時、阪神タイガースのエースだった小林繁氏が出演している。江川卓氏とのトレード(「江川事件」)から2年目のシーズンオフ。友情出演というクレジットがついている。エンディング曲は、もんた&ブラザーズの「ばぁにんぐ」。1980年という時代を色濃く投影している。

 この時代劇はほぼダブル主演。物語のクライマックスで2人の剣客が、同心と医者という自身の職責を抛(なげう)って「悪党狩り」を行う。そこで2人は決めゼリフを言う。

 尾上菊五郎(1942-)演ずる北町奉行所 定町廻り同心同心・神谷玄次郎

  「悪党狩りよ。てめぇらのような悪党は生かしておくわけにはいかねぇんだ。地獄の道中手形を渡してやるからありがたく頂戴しな」

 鶴田浩二(1924-1987)演ずる町医者・新村出

  「私は医者だ。人の命を助けるのが仕事。だが、おまえたちは人間ではない。だから死んでもらう」

 毎回、非業の死をとげるのは1人か2人だが、悪党は10人か20人がバッサバッサと「狩られて」しまう。悪事を企むのは権力に眼が眩んだ悪代官か出世欲にかられた小役人。金の亡者となった政商や裏社会の頭領。それらから命令を受けた庶民や下っ端が日々の暮らしのために悪事を働く。

 昨日、今日の新聞にもそれと同じニュースが報道されている。明日も、明後日も、来年も変わらないだろう。

 現代の「悪党狩り」が必要だ。

2018年8月 5日 (日)

2018 夏競馬 1

20180804_2 昨日は今年初めての競馬観戦へ。

 5日の予定を1日繰り上げたのはどうしても現地観戦したい出走馬がいたから。その馬は2017年のダービー馬レイデオロ(父キングカメハメハ)の半弟ソルドラード(父ロードカナロア)だったが、初陣は3着だった。

 今日の新馬戦では2012年の牝馬3冠、GⅠ・7勝馬ジェンティルドンナ(父ディープインパクト)の全妹ドナアトラエンテ(父ディープインパクト)が1着。しかし、今年の桜花賞とオークスを勝ったアーモンドアイ(父ロードカナロア)の半妹ユナカイト(父ヨハネスブルグ)は2着だった。姉も昨年の同じレースで2着だった。

 昨日、観戦したレースの中で今後が楽しみな馬が2頭いた。8レースのダリア賞を勝ったアウィルアウェイ(父ジャスタウェイ)。ダリア賞は例年、出走馬が少なく、レースの勝ち馬はせいぜいファンタジーステークスまでという馬が多い。しかし、アウィルアウェイの母トキオリアリティーはアイルラヴァゲインの半妹、リアルインパクトの半姉、ネオリアリズムの半姉と早熟馬ではない。クラシック路線に乗って欲しい馬。

 写真 M・デムーロ騎手は8R アウィルアウェイでの勝利が今年の年間100勝目だった。プラカードは新潟出身の酒井学騎手。

20180804_10r_2 10レースの信濃川特別を勝ったグロンディオーズ(父ルーラーシップ)はこれで4戦3勝。菊花賞戦線に名乗りを上げた。去年、夏の新潟をステップにポポカテぺトルが菊花賞を3着したように、秋の飛躍が期待される。

 新潟でデビューしたり、条件戦を勝ち上がった馬には、ぜひとも来年以降の新潟記念に帰ってきて欲しい。

 写真 10R 信濃川特別 勝ったグロンディオーズのほか、グレートウォリアー、レーヴドリーブといった良血馬が参戦。 

2018年8月 4日 (土)

ひこうき雲

20180804 海の先に佐渡島がはっきりと見える。泳いでたどり着けそうなくらい。

 まだらな雲のような上に一筋のひこうき雲。そして左上にもひこうき雲。

2018年8月 3日 (金)

2018 長岡花火大会

20180803 “日本のゴッホ”といわれた山下清(1922年(大正11年)3月10日-1971年(昭和46年)7月12日)。彼が制作した「長岡の花火」(1950年)という貼り絵は、彼の作品中、最高傑作といわれている。

 彼が描いた画は長岡花火大会の特徴を見事に捉えていて、とても68年間という時間の経過を感じさせない。

 長岡の花火は最近、「人生観が変わる花火」と一部で言われている。SNS等による拡散効果も良い方向に出ている。ここまで長岡の花火を全国区にした功績は「フェニックス」と名付けられた超大型の花火をラインナップして以降のこと。

 今年から前夜祭は平和祭と名前を変えた。復興・慰霊・鎮魂を前面に押し出すほど、花火大会の産業化が進み、商機が高まるという経済的な好循環が続いている。

 花火の大型化、ショー化。観覧客の受入態勢は年々整備され、会場の改良など、市や関連団体等による施策は「(県外からの)観光客の方を向いている」と揶揄されるほど。 

 もしも現代に山下清が甦(よみがえ)り、フェニックス花火を見たら、彼はどんな画を描くだろう。「フェニックス花火」などは音楽に合わせ、全長約2㌔に渡っておよそ5分の間、花火が打ち上げられる。

 山下清は徴兵を忌避し、自由と平和を愛した。もしかすると彼は「画を描かないかもしれないな」と思う。

 写真は三尺玉。今年の三尺玉は全発が美しかった。

2018年8月 2日 (木)

雨上がりの匂い

 今朝、起きると、道路のアスファルトが濡れていた。ひと月ぶりというのは大げさでも、3週間は雨が降っていなかったのではないか。通勤路では、水を含んだ道路や草木から、雨上がりの匂いがしていた。

 今日からは七十二候の「大雨時行」(たいうときどきふる)。この時期が過ぎると立秋になる。天気予報は科学的だから、まだ猛暑が続くと予報している。一方、先人の知恵の結晶である暦は経験的なもの。夏の暑さは峠を越え、折り返し点を迎えたのではないか。

 長岡花火大会はNHKの特番で昨年に引き続き全国に生放送された。近年、「慰霊祭としての花火」に舵を切って(回帰して)いるが、時代背景とともに人々の心持ちが長岡花火の思想に近づいてきたように思う。

2018年8月 1日 (水)

就職戦線異状なし

 過酷な夏として記憶に残る夏がある。

 1991年。大学4年の夏は就職活動のためにアルバイトに区切りをつけていた。バブル経済は既に崩壊していたが、就職戦線はまだその余熱の中にあった。

 槇原敬之の「どんなときも。」は映画「就職戦線異状なし」(1991年6月公開。金子修介監督・織田裕二主演)の主題歌で、テレビの映画宣伝や音楽番組などで大量に流され、街で耳にすることも多かった。映画の公開時期と自らの就職活動が重なっていたため、映画そのものの評価はさておき、自分にとってはセンチメンタルな気分になる歌であり映画であることに間違いない。

 当時の就職解禁日が8月1日だった。今日から27年前。一流大学の学生や優秀な学生は内定先から拘束を受けていた。就職解禁日という仕組みは形骸化していた。「ニュースステーション」のキャスター・久米宏氏が、その就職戦線について冷めたコメントをしていた。普段、何も語らない父が珍しく「うちにも大学4年生がいるが、どうなっている」と言った。

 自分が夢を追った就職活動は失敗した。しかし、その活動が評価され、地元の優良企業に内定を得た。

 その夏はお盆を過ぎた頃に東京へ戻り、人生で最も怠惰な毎日を過ごした。たまに鳴る電話の大半はアルバイト先の係長からだった。就職戦線から帰還した自分は、何一つやる気を無くしていた。後期の授業が始まるまでのひと月近くをクーラーのない部屋で昼夜逆転の生活を送った。扇風機は熱風で役に立たず、小型冷蔵庫の扉を開けて涼み、一日に何回もシャワーを浴びて凌いだ。

 今年は間違いなく「最も暑い夏」なのだが、「最も過酷な夏」はあの夏だ。

 今年の就職戦線はどうなのか。しかしもう二度と「就職氷河期」はやってこないだろう。売り手市場が永遠に続くのではないか。そして、氷河期世代がバブル期世代を一方的に敵視する確執や誤解も、やがて解けるだろう。

2018年7月31日 (火)

リテンション

 英語の retention は「保持・保有・停滞」の意味を持つ。今、この「リテンション」が企業の経営課題になっているという。社員の「定着・引き留め」の意味で使われる。

 - 人手不足・人材不足の暴風が企業の化けの皮を剥ぎ、慌てた経営者たちは「リテンション」に躍起になっている - 滑稽だ。それはもう手遅れだろう。

 組織の中核を担っている人材とは、表面上ではフォワード的人物、点取り屋、つまり収益をあげる人材のことを指すが、組織を支えている人材はディフェンシブな人物、危機を未然に防いでいる人材のことだ。そのような役割を背負った人物が辞めた時、組織はどんな対応をするのか。退職者から学ぶことを反復できない組織は滅びる。人を大切にしない会社は生き残ることができない。

 不思議なもので、決壊前のダムからは、まず清流が流れ出す。やがて黒い川を堰き止めていたダムが決壊した時、そこから我先にと流れ出すのは濁流だ。そして、それらすべてが流出した後で、また清流に変わる。

 今日7月31日は節目の日。

2018年7月30日 (月)

日の入り

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2018年7月29日 (日)

台風12号の正常性

 昨夏の終わり、木の幹に逆さにとまる蝉を見つけた。蝉の品種よってそういうものがいると知った。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/08/post-9ea7.html

 台風12号は午前1時に三重県に上陸した。三重県は東側に海岸線を持つが、その東側から台風が上陸したのは稀有な例だという。台風は今朝は岡山県、昼は広島県、夜には九州へと西進した。

 毎年、台風のニュースを見てきたが、こんな進路をとる台風を見たことがない。台風は偏西風の影響を受ける。南西方向から進み、北東方向に抜けていくのがパターンだ。「逆走台風」という言葉で伝える報道もあった。

 台風12号の進路を伝える天気図は、野球でバッターが3塁へ走り出したような、時計の針が左回りで動き出したような、そんな「異常な感覚」に近い。

 異常。それを特殊な例として除外するのは簡単な話だが、そもそも正常とは「異常を含む正常状態のこと」を指すのではないか。木の幹に逆さにとまる蝉が正常なように。

2018年7月28日 (土)

2018年 夏の新潟開催

Nigata2018s 今日から9月2日までの土日計12日間、JRA・中央競馬、夏の新潟開催が始まった。

 昨年、新潟デビュー馬が大活躍したことが影響しているのだろうか。今年も多くの良血馬が新潟でデビュー戦を迎える。

 ユナカイト(父ヨハネスブルグ)は今年の桜花賞とオークスを勝ったアーモンドアイ(父ロードカナロア)の半妹。姉は同じ新潟で迎えた初陣を2着だったが、父がヨハネスブルグに代わって平坦の1400㍍戦は合いそう。

 更に大物が2頭。2012年の牝馬3冠、GⅠ・7勝馬ジェンティルドンナ(父ディープインパクト)の全妹ドナアトラエンテ(父ディープインパクト)。8月5日のデビュー戦に向け、既に新潟に滞在しているという。優秀な牝馬の育成には定評がある国枝厩舎の所属。2017年のダービー馬レイデオロ(父キングカメハメハ)の半弟ソルドラード(父ロードカナロア)は藤沢和厩舎。ここまで良血・名門が揃うと新潟デビュー馬のクラシック制覇の夢を見てしまう。

 他にもビックピクチャー(父ディープインパクト)はGⅠ・3勝馬ストレイトガール(父フジキセキ)の半妹。ヴィクトリアピース(父ヴィクトワールピサ)は今年のダービーで2番人気(5着)に押されたブラストワンピース(父ハービンジャー)の半妹。

 そのブラストワンピースは「新潟記念をステップに菊花賞を狙う」と報道されている。このような試みは競馬ファンにとって、とりわけ新潟の競馬ファンにとって嬉しい限り。夏競馬は一線級が休む時期というおかしな慣習を打破して欲しい。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2017/09/post-074b.html

 今年も現地観戦は3回以上が目標。芝のメイクデビュー戦(新馬戦)が2鞍組まれている8月5日(1,800、1,400)と19日(1,600、1,400)、そして9月2日の新潟記念。

2018年7月27日 (金)

Sunset reflected in the building

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2018年7月26日 (木)

ライズ「スリープマジック」

 「人生の3分の1は睡眠」というのは、寝具メーカーの有名なキャッチ・コピー。寝具にお金をかける人は少なくない。

 最近、目覚めると腰や肩に多少の痛みを感じるようになった。年齢のせいもあるし、寝苦しい夜が続いたこともあるが、「せんべい度」が高まったふとんの要因もあると思い、「スリープマジックマットレス」をほぼ衝動買いした。

 自分は「ふとん派」だ。何度かベッドを使ったこともあるが、結局はふとんに戻る。旅先のホテルでもしっくりくるベッドに出会う確率は10分の1くらい。ホテルのベッドは硬いものが多い。夜中に腰が痛くなり、目覚めることが多々ある。反り返って寝ているような感覚になる。

 好みのベッドに出会うと、その宿泊ホテルの評価が高くなる。最近では、昨年のゴールデンウィークに泊まった「ホテル・ラ・ジェント・プラザ函館北斗」。悪い方のホテル名も頭に浮かぶが、好みの問題もあり、控える。

 家では「畳の上にせんべい布団」を敷いて寝ていた。これはこれで硬いのだが、前記の硬さとは異なり、畳と布団の適度な弾力性が自分には合っていた。

 「スリープマジック」を数日間使用した感想は「まあまあかな」という程度。劇的な変化など期待していないが、変わった(改善された)のは確か。腰や肩に痛みはない。元々の持病がある首の違和感は、マットレスと枕の関係が変わったからだろう。次は枕を買い換えよう。今、使っているものは、枕カバーにそば殻枕と別の枕を詰め込んだ手作り枕。

 寝具に無頓着でいられたことは幸せだった。

2018年7月25日 (水)

通行帯違反

201807232 5~6年ぶりに交通違反の取り締まりにあった。違反の内容は高速道路上での「通行帯違反」というもの。最近は盛んに「通行帯違反」の取り締まりが行われていることを聞いていたのだが。

 「通行帯違反」は複数の車線がある道路で、追い越し車線を走り続けてはいけないというもの。基本的に左側の車線(3車線の場合は左側か真ん中)を走行しなければない。右側の車線は追い越す際にのみ走行する。

 追い越し車線を走って良い距離の目安は2km以内とされていて、これはあくまでもルール運用上の目安。法律に規定されている訳ではない。

 「追い越し車線の走行は2kmまで」が原則。通行帯違反は点数1点、反則金は6,000円。

 これでまた「ゴールド免許証」が遠のいた。これも営業を生業(なりわい)とする者の宿命か。

2018年7月24日 (火)

投資信託「誤計上」

20180724 毎日新聞から抜粋して引用 「個人が保有する投資信託の保有額が30兆円以上も過大計上されていたことが判明した。金融機関や家計など各部門の資産や負債の推移などを示す日本銀行の「資金循環統計」で過剰計上が見つかった。2005年以降の数値を遡って改定した結果、17年12月末の保有額は、改定前の109兆円から約33兆円少ない76兆円まで激減。投資信託が個人金融資産に占める割合も、改定前(12年)の3.8%から17年の5.8%まで上昇していたが、改定後は14年の4.6%をピークに低下し、17年は4.1%まで下落していたことが分かった。近年順調に増加しているとされてきた投信保有額が、実際は減っていたことになり、「貯蓄から投資へ」の流れが進んでいると信じてきた証券業界等に衝撃が広がっている」

 写真は「アベノミクスによろしく」(2017年 インターナショナル新書)

 アベノミクス下の経済統計は、政権側にとって都合の良いように統計基準の改定がされていると聞く。今回の件は「誤計上」と報じられているが、疑ってみる必要がある。誤るように仕向けられた改竄(かいざん)であれば、それは国家的な犯罪だ。

 残念ながら現在の政権には、そんな犯罪の素地が整っている。

2018年7月23日 (月)

大暑に

201807231 今日23日は二十四節気の大暑。「1年でもっとも暑さが厳しい」とされる。しかし、梅雨明けが長引けば大暑を雨で迎える年もある。2週間後の立秋や、ひと月後の処暑の方が大暑よりも暑い夏はいくらでもある。

 しかし、今年はホンモノの大暑になった。埼玉県熊谷市で国内観測史上最高気温「41.1度」が記録された。また、東京都でも観測史上初めて40度超えを記録した(青梅市40.8度)。

 猛暑・酷暑であることは事実なので、この暑さはどうやってもねじ曲げようがない。しかし、これだけ連日、暑さのニュースにさらされていると、心理的には熱中症になりやすい環境が増幅されているように思う。

 熊谷市では昨日まで「熊谷うちわ祭」が行われていた。うちわのお祭りがあること自体、熊谷の地が暑さと共存してきたことの証だろう。「12台の山車・屋台が熊谷囃子とともに市街地を巡行する様子は、その絢爛豪華さから関東一の祇園祭と称される」(熊谷市ホームページから)という。

 今年は新潟の雪も酷かった。しかし、キチンと春が来て、夏になった。

2018年7月22日 (日)

夕焼け

20180722 記録的な猛暑が続く。そのことが多少、関係しているのだろう。連日、夕焼けが美しい。

 夕焼けは「西の空が晴れている」状況。それは「翌日も晴れる可能性が高い」ことを示している。

 明日も猛暑が続く。

2018年7月21日 (土)

岩ガキ

20180721 つい先日「村上に岩ガキを食べに行って来た」と話したら、「カキ?夏でも食べられるのか?」と返ってきて返答に困った。興味のある・なしが、ここまでくるものなのかと驚きを通り越えて感心した。ある意味、この「鈍感さ」は危険でもあるが貴重でもあるからだ。

 旧山北町、桑川付近の海で採れる「岩ガキ」は、夏の新潟を代表する味覚のひとつ。彼は55歳を超えているが、その存在を知らずに生きてきたというのはにわかには信じがたい。この時期の居酒屋に入れば岩ガキを置いている店は少なくない。現に今日はスーパーでも売っていた(写真)。

 彼はこれまで、いくつかの「無関心」を重ねてきたはずだ。季節を感じる食材や季節そのものへの無関心。自分が住む土地への無関心。恋人や家族と出掛けたり、食べること、味覚を楽しむことへの無関心。「彼はスーパーに夕食のおかずを買いに出掛けることもないのだろうか」。そんな余計な推測もしてしまう。

2018年7月20日 (金)

「たそがれ清兵衛」という名刺

20180620 藤沢周平氏原作の映画化作品が相次いでテレビ放映されている。

 映画「たそがれ清兵衛」(2002年 山田洋次監督)は短編小説集「たそがれ清兵衛」(8編収録)のうち「祝い人助八」と、これとは別の小説「竹光始末」を原作としている。

 日本人の心の揺さぶり方を熟知している山田監督は、この「たそがれ清兵衛」というキャッチーなタイトルを見逃さなかったのだろう。

 映画として「たそがれ清兵衛」が優れていることに異論はない。しかし、この映画がヒットしたことで、「たそがれ清兵衛」が藤沢氏の名刺になったことには大いに不満が残る。藤沢作品が原作の映画として「たそがれ清兵衛」は真っ先にあげられることが多い。しかし、藤沢氏の小説として「たそがれ清兵衛」があげられることはないからだ。

 ある宴席で、珍しく藤沢氏の話題になったことがある。その宴席で「藤沢周平?たそがれ清兵衛か」としたり顔をされた時はほろ酔い気分が一気に醒めた。

 自分にとって、映画「たそがれ清兵衛」のハイライト・シーンは清兵衛が家老らに余後善右ヱ門を討つことを命じられる場面だ。清兵衛は善右ヱ門を討つが、どちらが討たれてもおかしくはなかった。そして、どちらが勝っても、両者ともに敗者であり、ともに被害者ということもできる。その宴席で「藤沢周平?たそがれ清兵衛か」と言った人物は、自分にとって「家老」の1人だった。

 映画「たそがれ清兵衛」が問いかけているもの。山田監督がテーマとしたのはサイドストーリーとして描かれる淡く切ない恋などではない。身分社会や藩政という組織の論理が優先される世界で、下級武士や庶民はそれに翻弄され、自らの意志は黙殺される世の中と、現代との共通点をあぶり出して見せることではなかったか。また、藤沢周平氏の著作で執拗に訴え続けたもの。その作品の読者たちが清涼剤として求め続けたもの。それらとは全く対極にいて、それらの傷みの欠片も理解していない人物までもが「藤沢周平?たそがれ清兵衛か」と語るようになってしまった。

 映画「たそがれ清兵衛」は素晴らしい映画。しかし、藤沢周平の名刺としては偽りの名刺だ。

2018年7月19日 (木)

正善寺ダム(上越市)

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 上越市の西側を南北に走る「山麓線」と呼ばれる幹線道路がある。「飯(イイ)」の交差点から西に数㌔入った場所に正善寺ダムがある。

 ダムの水量が少ないように感じた。少雨の影響だろうか。

 ダムに向かう道は上信越自動車道の大きな橋脚の下を抜ける。しばらくすると、谷の向こう側に北陸自動車道のトンネルが通っている。

 枯れたアジサイの花を見て「アジサイで有名な場所」だったことを思い出した。「ひと月遅かった」と後悔する。

 上越に住んでいた頃、たった一度だけこの道を通ったことがある。集落の土産物を売っている小さな施設や、焼物の「窯」があったはずだが、見つけることはできなかった。

2018年7月18日 (水)

遠ざけたい言葉

 「もし今日が人生最後の日だとして、今日やろうとしていることが、本当に自分がやりたいことだろうか?それにノーという日が続くと、そろそろ何かを変える必要がある」  スティーブ・ジョブズ

 彼の箴言に多くの人が深くうなずく。なぜなら、多くの人が彼の言うことに気づいているからだ。しかし、「何かを変えること」はとても難しい。

 人は「何かひとつ」が「すべて」に通じているような「錯覚」と、追いつめられ窮地にあるにもかかわらず、そこが安泰の場所であるかのような「誤解」の中で生きている。普通の人々はそんな「錯覚と誤解」にすがって生きている。

 天才の言葉は怠惰な人間にとって耳が痛い。物事の99%は自分の責任なのだが、1%しかない社会や所属する様々な組織など仕組みの責任にしがちな自分にとっては、むしろ遠ざけたい言葉でさえある。

2018年7月17日 (火)

通勤路の花 4

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2018年7月16日 (月)

通勤路の花 3

猛暑が続く。ブログもサボリ気味。

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2018年7月15日 (日)

 よくできた漢字だなと思う漢字が「歪」。「いびつ」と読み、「ひずみ」と読み、「ゆがみ」とも読む。

 不正と縦に書いて「いびつ」。不正と縦に書いて「ひずみ」。不正と縦に書いて「ゆがみ」。

 いびつなもの、ひずみのあるもの、ゆがみがあるものは、一律「不正」なのだろう。

 例えば、業績が急伸(または急減)したグラフをバブル期とバブル後の銀行業績で感じた。アベノミクスの統計値は、それに似た臭いを感じる。

2018年7月14日 (土)

絵画としてのバンダナ

20180707_3 ようやく「浜田島」のバンダナを額装。田島照久氏のツィッターで観た銀色のスチール製のフレームがイメージにあったものの、実際はブラウンの木製。

 浜田省吾グッズの定番であるバンダナ史の中で、歴史に残る名品だろう。

2018年7月13日 (金)

重機と人手を ~7.13水害から14年

 気象庁は6月28日から7月8日にかけて西日本および中部地方などで記録された梅雨前線等の影響による集中豪雨を「平成30年7月豪雨」と命名した。

 この豪雨に起因する土砂災害などの死者は200人を超えた。この数は今から36年前の1982年に300人近い死者・行方不明者を出した「長崎大水害」以来の大水害になった。

 水害の現場(2004年 平成16年 7.13水害)を知っているだけに、自然の猛威によって吹き飛ばされ、濁流に飲み込まれた災害現場はあまりにも痛ましい。

    http://kasa.air-nifty.com/blog/2016/07/713.html

 水害からの復興・生活再建に必要なのは「重機と人手」。そのことが痛いほどわかる。しかし、我々は日々、暮らしていくための仕事に追われている。被災地も遠方だ。

 先日、地下鉄サリン事件の首謀者や実行犯の刑が公権力によって執行されたように、災害の救助や復興支援、生活再建支援も公の機能に委ねることしかできない。

 僅かな額でも募金をしたら、また懸命に働くことが支援なのだ。

2018年7月12日 (木)

握手と腕組みと腕まくり

 新聞や雑誌の広告、リーフレット、インターネットなど、ビジネスに関する広告媒体で頻繁に目にする構図がある。「握手・腕組み・腕まくり」

 握手の場合は次のパターン。2人のビジネスマンが固く握手しているシーン。握手する肘から先がズームされているパターンもある。

 腕組みの場合はたいてい1人。しっかり腕を組んでいる場合は真面目な顔で、やや斜めに立っている。軽く腕組みをしている場合は片腕を頬から顎につけ、にこやかに微笑んでいるパターンが多い。

 腕まくりは複数人の場合が多い。全員が腕をまくり「チーム感」を演出している。左右から半歩ずつ前に出て、V字型・逆V字型にしたり、左右どちらかから斜めの場合もある。

 使い古されているはずなのに、ほかに代わるものがない。見慣れているから安心感の演出にもつながっている。

 くれぐれも、それらを信用しないで欲しい。

 そこに写っている彼ら、彼女らは、決して消費者のために働いているのではない。自分の利益と自分が所属する組織の利益のために働いている。

 そのことを理解した上で、彼らの話を聞いてみよう。彼ら「プロ」の言葉を参考にする。しかし、信頼してはいけない。彼らはセールスのプロなのだ。

2018年7月11日 (水)

越後川口サービスエリアから

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 関越自動車道 越後川口SA(上り)展望台から

 写真左 越後川口地内で蛇行する信濃川 右は牛ヶ島集落

 写真右 写真では確認できないが、右奥に飯山線、上越線、国道17号線、関越自動車道、上越新幹線、そして信濃川。1㌔に満たない区間にこれだけの交通網が通っている。“交通の要衝”だ。

2018年7月10日 (火)

機那サフラン酒本舗(長岡市)

 長岡市摂田屋地区は醸造の町。お酒に限らず、味噌や醤油の蔵元が6軒集まっている。所用で機那サフラン酒本舗を訪れたので紹介する。

 摂田屋地区や機那サフラン酒本舗を説明しているサイトやブログは多数あるので、簡単に記す。特徴的な建物(吉澤邸)とお酒(機那サフラン酒)について。

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 「機那(きな)サフラン酒」はサフランを始め、桂皮や丁子(ちょうじ)、甘草(かんぞう)、大棗(たいそう)などを原料としたお酒(リキュール)。アルコールは14度なので日本酒やワインと同程度。レモン果汁と氷を入れる飲み方を勧めているように、若干、漢方薬寄りの味と香り。明治から昭和にかけては「養命酒」と勢力を二分した薬用酒。ぜひお試しを(300ml 864円が買い求めやすい)。

 「機那サフラン酒本舗」は国の登録有形文化財に指定された「鏝絵(こてえ)蔵」を持つ。創業家から土地・建物を市が取得したことで、今後、観光施設として整備されていくという。訪れたのは平日。建物の案内人兼店員の女性がとても気さくな方だった。

 機那サフラン酒本舗 長岡市摂田屋4-6-33 営業日・時間は要確認

2018年7月 9日 (月)

アイリス

 紫の花は「アイリス」と思い込んで撮ったが、少し違うようだ。

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